くらら―怪物船團 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 39
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041939031

作品紹介・あらすじ

原因不明の事故で沈没したクルーザーには、恋人が乗っていた。未確認の情報を元に、結城が駆けつけた港町には、異様な現象が起こりつつあった。曲馬団の箱、獣の檻、朽ち果てた道化人形…。奇妙な漂着物を拾った者たちに怪異が憑依し、伝説の殺人鬼が臨海学園に復活する。謎の少女クララの正体とは。

感想・レビュー・書評

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  • リゾート開発されつつある漁港の街でクルーザーの海難事故が発生し、主人公の恋人・クララが行方不明となる。
    サーカスの如く押し寄せる怪異、異形、死体、悲劇の数々。
    クトゥルフ神話が下地となっているが、さすがに邪神は出てこない。

  •   かなり久々のホラー物です。
    最初から感じていたのが読みにくいということ。文の流れがスムーズじゃなく、どことなく途切れた感じが気にかかりました。けれど、内容は面白かったです。とくに海の聖域の話や臨海学校の話には引き込まれるものがありました。

    <ネタばれ>

      1度読んだだけじゃ理解できなくて読み返したりもしたんだけど、未だにわからない事があります。それはバックベアードの正体です。これはそもそも正体が誰か、とかそんなことを気にして読むものじゃないのかもしれないけど、頭が堅いのでそのことばかりすごく気になってしまいました。

      夜中に読み返してみてすぐに後悔。夜中に読むものじゃないですね。後まで残る怖さではないんだけども、読んでいる瞬間にぞくっとする怖さがありました。

  • 『海』と『サーカス』と『クララという名の少女』を軸とする小説。
    ホラー世界の海というものが好きな方におすすめ。

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著者プロフィール

1960年、東京都出身。81年「消防車が遅れて」が都筑道夫のショートショートコンテストに入賞、83年「よけいなものが」が星新一ショートショートコンテスト優秀作を受賞したのを機に、文芸誌に短い小説を発表。それらを集めた個人短編集『異形博覧会』が話題となる。怪奇幻想、SF、ミステリの分野で多岐にわたり作品を発表し続け、『竹馬男の犯罪』『珈琲城のキネマと事件』などの幻想ミステリ、『夜会 吸血鬼作品集』『燦めく闇』などのホラー短編集、『1001秒の恐怖映画』『綺霊』などのショートショート集、『夜の欧羅巴』『遠い遠い街角』などの現代ファンタジーと著書多数。97年より書き下ろしアンソロジー・シリーズ〈異形コレクション〉の企画・監修を務め、同シリーズで第19回日本SF大賞特別賞を受賞。

「2020年 『ファーブル君の妖精図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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