- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041939031
作品紹介・あらすじ
原因不明の事故で沈没したクルーザーには、恋人が乗っていた。未確認の情報を元に、結城が駆けつけた港町には、異様な現象が起こりつつあった。曲馬団の箱、獣の檻、朽ち果てた道化人形…。奇妙な漂着物を拾った者たちに怪異が憑依し、伝説の殺人鬼が臨海学園に復活する。謎の少女クララの正体とは。
感想・レビュー・書評
-
リゾート開発されつつある漁港の街でクルーザーの海難事故が発生し、主人公の恋人・クララが行方不明となる。
サーカスの如く押し寄せる怪異、異形、死体、悲劇の数々。
クトゥルフ神話が下地となっているが、さすがに邪神は出てこない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり久々のホラー物です。
最初から感じていたのが読みにくいということ。文の流れがスムーズじゃなく、どことなく途切れた感じが気にかかりました。けれど、内容は面白かったです。とくに海の聖域の話や臨海学校の話には引き込まれるものがありました。
<ネタばれ>
1度読んだだけじゃ理解できなくて読み返したりもしたんだけど、未だにわからない事があります。それはバックベアードの正体です。これはそもそも正体が誰か、とかそんなことを気にして読むものじゃないのかもしれないけど、頭が堅いのでそのことばかりすごく気になってしまいました。
夜中に読み返してみてすぐに後悔。夜中に読むものじゃないですね。後まで残る怖さではないんだけども、読んでいる瞬間にぞくっとする怖さがありました。 -
『海』と『サーカス』と『クララという名の少女』を軸とする小説。
ホラー世界の海というものが好きな方におすすめ。