- 本 ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041939079
感想・レビュー・書評
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【出版日】: 2001年1月
【購入日】: 記録無し
◆谷崎純一郎『ハッサン・カンの妖術』 1917年
他、(未読)『芥川君と私』、(未読)『佐藤春夫と芥川龍之介』
◆青空文庫 / 芥川龍之介『魔術』 1920年
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/95_15247.html
cf.①
読書日 24年12月: 明治書院『唐代伝奇 -杜子春伝』
(未読)プーシキン『スペードの女王』
cf.②
青空文庫 / 谷崎潤一郎『アッシャア家の覆滅』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/61341_77726.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔術 芥川龍之介
超自然におけるラヴクラフト 朝松健
わな H・S・ホワイトヘッド
魔術師アレックス・ホルム
奇術師 土岐到 怖っ
忍者 明智十兵衛 山田風太郎
さびしい奇術師 梶尾真治
幻戯 中井英夫
花火 江坂遊
魔術師 チャールズ・ボーモント
手品師 吉行淳之介
劇場 小松左京
ハッサン・カンの妖術 谷崎潤一郎
ひまわり ラフカディオ・ハーン -
読み終わるまでにかなりかかってしまいました。
面白い作品は面白いのですが、いろんな作者の作品が入っているということは好みとは違う作品が含まれると可能性もあるいうことで。
しかしタロットカードをテーマにするというのはやはり面白いですね。 -
童話の魔法使いは大抵悪役(しかも老婆)、子供の頃放送していたTVアニメに登場する魔法使いは殆どが少女、ということで、ともすると「魔法使い=魔女」というイメージに偏りがちだが、この「魔術師」テーマのアンソロジーに登場するのは、何故か男性ばかり。
当書はシリーズの2冊目。タロット・カードに従うなら少なくとも十数冊が出るのでしょう。全て過去に書かれた作品なので、数篇ほど既読作品もあった。角川ホラー文庫で、井上雅彦氏の編纂ってことで買ってはみたものの……他のレーベルで出していたらホラーとは思わないかも。ホラーというよりは「奇妙な味わい」のアンソロジーと言った方がしっくり来るか。
凶々しい魔法使いや魔術の怖さよりも、どことなく彼ら(奇術師なども含めて)の悲哀のようなものが色濃く描かれているようにも思えた。
アンソロジーの作品





