- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041939093
感想・レビュー・書評
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読み手を怖がらせるホラーというよりも、ただただ恐ろしく美しい世界を「展示」してるような短編集。
夢の中のようなリアルなような、輪郭が掴めそうで掴み損ねちゃいそうな雰囲気がたまらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は普段こういう類の短編集ってあまり読まないんですが。
読んでみてビックリ。普通に面白かったです。
有名どころでいえば「ユニコーン」とか「龍」とか「グレムリン」とか……
幻想の生き物たちの話なんですが。
この舞台が現代なんですよ。しかもそれにあまり違和感がない。
すべてが違う雰囲気を持ち、典型的なホラーちっくなものもあれば、
怪談とかファンタジーっぽいものもあり。
普通に楽しめた一品でした。
辞典と銘打たれた通り、マジで幻想生物に詳しくなれそうな小説です。笑 -
著者の趣味全開といった趣か。独特の文体が鼻につくためか、どうも面白さが薄まっているのは致し方ないところなのかも。「異形コレクション」で慣れているとはいうものの、この作家の初期作品の面白さを覚えている人間からすると残念でしようがない。
ネットでも散々書かれているが、この人は編纂者一本でやる方がいいのかも? -
ドラゴン、バロメッツ、ユニコーンなど、幻獣と呼ばれる生物に関する短編集。
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幻獣の名を冠した短編を収めた短編集。
一つ一つはとても美しい物語。
この作者さんのは始めて読んだ。もう一冊位読んでみたいかも。 -
こうした短編集の手法で魅せてくれたら、井上雅彦氏に並び立つ人はそうそういないのではないでしょうか。
今回の短編集も美しく切なく哀しくて、一つ一つ素敵でした。
この書き口がたまらないのです。