追いつめる (角川文庫)

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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041940020

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  • その男は同僚を事件追及の途中で
    誤射してしまいます。
    その結果は、植物人間にさせてしまうという。
    それがもとで、彼は刑事をやめてしまいます。

    その元凶になった暴力団を
    己が足で追いつめていくのがこの作品。
    何がすごいかといえば、この作品は
    確かにムードのあるシーンはあるけれども
    行為シーンが1個もないんですよ。
    それなのに渋い感じに仕上がっているのです。

    まさに男は獲物を追うハンター。
    ちょっと展開的にはご都合主義の感は
    否めませんでしたが良作でした。

  • どこかでマーロウを感じさせる和製ハードボイルド。
    適度にやる気が無さそうでいながら、なんだかんだで猟犬のように地を這いつつ、真相にたどり着くところとか。
    適度に軽口を叩き、適度に痛い目にも遭い、酒とタバコばかり口にしてます。
    ただ、最後のパートは蛇足だったような。
    無理に話をまとめているような感じがしました。
    主人公もなんとなく好きにはなれなかったなぁ。
    とは言え、楽しく読めた一冊です。

  • 当時、毎月愛読してたハヤカワミステリーマガジンに高評価されてたのを参考に購入。日本にも本格ハードボイルド登場ってフレコミだった。同作者の「黄土の奔流」はすでに読んでいた。今で言うラノベって感覚で最後まで一気に読破。
    記憶に間違いなければテレビで3回(三橋達也、杉良太郎、あと一人は思い出せない)映画1回(田宮二郎、渡哲也)作品化されてる。確かに映像化に適した内容ではあった。ネタバレほどでは無いがラストのオチも自然で違和感がない。新幹線やお旅行のお供に最適。個人的には三橋達也が主人公を演じたバージョンが一番好き。

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著者プロフィール

生島治郎

一九三三(昭和八)年中国・上海生まれ。本名・小泉太郎。早稲田大学第一文学部卒業。五六年早川書房に入社。都筑道夫の後を受け『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務めるが、小説執筆のために退社。六四年『傷痕の街』でデビュー、六七年『追いつめる』で第五七回直木賞を受賞。八九年から九三年まで日本推理作家協会の理事長を務めた。二〇〇三(平成一五)年死去。そのほかの作品に『黄土の奔流』『夢なきものの掟』『片翼だけの天使』などがある。

「2020年 『星になれるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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