- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041954188
感想・レビュー・書評
-
100422(s 100626)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHKの歴史番組「ライバル日本史」の本。
この番組、面白かったなあ。
今は「その時歴史が動いた」ですね。
引っ越しで本を整理していたとき、この本に「武田信玄vs上杉謙信」が収録されてるのを発見して読み返してみました。
この中では、信玄は新しい技術を取り入れ国をひたすら富ましていくタイプのリーダーとして、謙信は秩序を重んじ理想を追求するタイプのリーダーとして描かれています。
戦後、日本の復興や高度経済成長の時代は、ずっと信玄タイプのリーダーが世に出ていた。これからは謙信タイプのリーダーが国際社会に出て、世の中の秩序を整えていくべきだ、というコメントが印象的。
あとは浅野内匠頭vs吉良上野介が印象的でした。
浅野内匠頭が松の廊下で抜刀した理由については、いろんな説があると思いますが、ここでは「仕事のプレッシャーに押しつぶされて精神的に参って」ご乱心、としていますね。現代社会のサラリーマンのストレスにも通じるものがあって、悲哀を感じるのですが・・・。
その他はには「最澄vs空海」、「清少納言vs紫式部」、「平清盛vs源義朝」、「今川義元vs織田信長」、「ペリーvsプチャーチン」、「岩谷松平vs村井吉兵衛」、「阪田三吉vs関根金次郎」が収録されています。
全2件中 1 - 2件を表示