- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041959015
感想・レビュー・書評
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サイコホラーということで読んで見たわけですが、恐怖的な感じはしませんでした。
むしろミステリー的ですかね。
整形し美人となったキズを持つ女性と陰のある人気商業デザイナーの男がメインの登場人物です。
実質この二人だけで話は進んでいきます。
他にも登場人物居ますが、ほぼモブですね。
殺された人とかもいるんですが、謎解きは無いのでミステリーにはならないんでしょうけど。
男の変態性についてもうちょっと深くあれば、恐怖感は出たのかなぁと思います。
ちょっと物足りなかったですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一目惚れした男がど変態だったというだけの話。
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傑作サイコ・ホラー・・・。とあるけれどこれって面白いの?な感じ。
気色悪ければサイコ・ホラーというのなら、まあそうなんだろうけど、主人公の行動もありえないと思うし、そのお相手の好みもありえないと思う。
ありえなさそうな事を、ありえるかもしれないと思わせてくれればいいけれど、ありえなさそうなことが、やはりありえそうもないと、思わさせる作品と思う。 -
篠田節子氏の初期作品、話は奇想天外であるが、この後の作品と比べるとスケールが小さく、短編レベル。特にエンドが、寂しいのかな?
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ホラーと明記してあるほどホラーには感じ無かった作品でした。
その分登場してくる男性の嗜好にビックリでした。
異性愛・同性愛はたまた種族を超えた愛。
自分の中で正常視している事が間違いなのか、
[異常]と言う概念は何処から来るものなのか。
私の脳内でよく考える事なのですが、
また一つの愛の形を知って考える事が増えたように感じました。 -
ホラー文庫として出ているので、ジャンルはホラーになるのだろうが、篠田流の展開が小気味よい。
整形美容で美しい顔を手に入れたピアニストが、デザイナーと出会い八ヶ岳の別荘でミステリアスな展開に発展・・・と、小道具がそろっていて、まさに小説というもの。 -
女の美意識より、
男の美への執念の方が勝るのだろうか。
スンナリ読めるが、
サイコホラーというわりに、
ドキドキ感は持てなかった。 -
美しさをひたすら求めるとこういう結果に…?
麗子の美容整形で手に入れた人形のような美しさに惹かれた平田。
だが彼には恐ろしくも何処か悲しくもある秘密があった。
篠田節子の描く鮮烈な愛の形。
激しく上下する感情にこちらまではらはらします。 -
整形美人の音楽家と,美を追求するデザイナーの話。
山奥に引き篭もっているということには,やっぱりと思うような理由だった。
著者プロフィール
篠田節子の作品





