妖術記 (角川ホラー文庫 40-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041965016

感想・レビュー・書評

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  • これホラーなのか、そうなのか?実存的うんちゃらの話でねえのかね。「仕事」とか「人形浄瑠璃」らへんて、もうもろにそうでないんですか?そもそも河野多恵子はこれホラー括りでOKなのか?リングとかと同じ括りでええんか?おい!
    という謎が謎を呼ぶ、全くもって何故にホラー文庫に入っているのかわからない一冊。
    確かに人は殺されてて、「幼女轢殺」とか「女性焼殺」とか血沸き胸躍る文字列は出てくるけど、謂わば概念なので、幼女のスプラッター死体とか、こんがりバーベキューガールを期待して読むとがっかりします。

  • 解説を読んで、どんな話だったのか分かった。
    雰囲気はあるんだけどね。

  •  表紙裏を見て漫画めいた超能力譚を期待して読むと、それは大きく裏切られることになる。不明瞭な文章には苦戦した。作者付記なる文章を読むに、アイデアの源が読みづらさの元凶でもあるように思う。
     妖しの力をただ悪のために使う主人公が悪の哲学について掘り下げるところなどは、なるほど解説にある通りサドに通ずるものがあるだろう。法への解釈などはその影響と思われる。小説よりも解説の方に読む価値を感じる。超越神抜きに悪をなすとなると、神ではなく生命に背くことになるという発想は、特撮に出てくる悪の組織に通じるものが有る。

  • 2009/3/19購入

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