最後の恋 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041966075

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  • ドラマ「最後の恋」のノベライズ。
    真面目で優しく、繊細な心を持ったごく普通の青年・夏目。
    弟思いで、自分よりも弟のことを優先して考えてしまうような優しさを持つアキ。
    弟を助けたい一心でギリギリの選択をしてしまうアキだけれど、それがとても哀しい。
    塗り潰された写真を除光液できれいにしていく夏目・・・。
    何気なくやったことかもしれないけれど、アキにとっては救われる思いがしただろう。
    まっすぐな思いだけでは容易に乗り越えられないことだってある。
    相手を思うがゆえに負担になってはいけない、大切な人の未来を閉ざしてはいけない。
    そう考えるのも自然なのかもしれない。
    でも、潤を何とかして救いたいという純粋な夏目の思いが、残り少なかった潤の人生を明るいものに変えたのは事実だ。
    未来に夢を持つ。
    未来を夢見ることができる。
    それは本当にしあわせなことだろう。
    優しいからこそ互いに惹かれあい、優しいからこそ互いに傷ついていく。
    潤が残していった思いが、遠ざかっていた二人の背中をそっと後押しする。
    哀しく切ない物語だったけれど、結末にホッと救われる思いがした。

  • 主題はラブストーリーだけれど、恋のすれ違いの切なさやときめきよりも姉と弟の互いを思う心に感動。孤児院で育った姉弟、アキと潤。潤は重い心臓病を抱えていて、アキは弟の治療のために必死でお金を稼ごうとする。当たり前のように自分の事は二の次にして生きてしまう「姉の心情」は読んでいても痛々しいくらいなのに、温かくてまっすぐ。守りたい家族がいる人には堪らない言葉がたくさん出てきます。いとしくなる。
    ドラマは、当時まだ子どもだったので観たことありません。同じく北川さん脚本、常盤さん出演の「ビューティフルライフ」は観ていたから、なんとなく同じ雰囲気の映像を思い描きながら読み進められました。別物かもしれないけれど。ドラマからのノベライズだったせいか所々脚本ぽいな、というか場面の移り変わりに違和感を感じたけれど、素敵な雰囲気の、いい小説です。

  • 北川さんの本はどれも好きですが、特に「愛しているといってくれ」が好きです。「最後の恋」と「愛して・・」は少し似ていますね。互いに愛し合っていて、相手を愛するあまりに心の葛藤を繰り返し、一度は別れてしまう。でも、ある期間を経て結局は互いに離れられないことがわかるのです。「最後の・」は女性が孤児であり、「愛して・・」は男性が聾唖であり、ハンディキャップをどちらかが抱えているという設定です。それを克服して愛し合っていくのはとても大変だろうと思うのですが、愛し合う二人が純粋な心を持っているからできたことなのでしょうね。
    きれいな恋愛小説でした。

  • 中居くん主演のドラマ「最後の恋」のノベライズ。

    「それ、俺、篠崎だと思うんだ」
    「姉ちゃんが泣いた時雨が降ってたらそれは僕の涙です」(うろ覚え)

    じんっときたりきゅんときたり、そんな印象的な台詞がけっこうある。
    こんな恋愛したいなーって思う作品です。

  • 「・・・それ、俺、篠崎だと思うんだけど」
    印象的な台詞がいっぱいあるんですけど
    曖昧なので書けない・・・
    潤くんの手紙に号泣です
    夏目の優しさに号泣です
    北川作品の中で一番好きなドラマでした

  • ドラマのノベライズです。

    こんときの常盤ちゃんと中居くんがかわいーったら 笑

    身分違いの恋・現代版みたいな内容です。

    亡くなった弟からの手紙がステキです。

    それと、あたしは正ちゃんも好きです。笑

  • ドラマのノベライズ。
    夏目くんのピュアさがとってもよかったなあ。
    今はあんな男の子、あまり見なくなりました。

  • べたなのに弱いのか。泣いたなぁ。

  • 難しいことは何も考えずに、恋愛小説を一気読みしたい気分のときに。

  • 友達に借りて読みましたが、恋愛ものには疎いのにこれを読んでおお泣き。本当に色々考えさせられました。

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