恋のあっちょんぶりけ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 38
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041966174

作品紹介・あらすじ

『恋のあっちょんぶりけ』は、アンアンに連載されていた巻頭エッセイである。アンアンは週刊誌だから、日々雑感が綴られているのだが、一冊の本として読むと、心にストライクした「誰かが言ったことば」や、自分で発見した「言い得て妙のことば」がたくさん出てくる。それは、「ロンバケ」の南や「ビューティフルライフ」の杏子が話し出す時のように、エッセイがしゃべり出している。さすが、「セリフの女神様」。日本語ブームの昨今だが、「私の今の気持ち」を伝える術を学ぶならば、北川作品以外にはない。それはきっと、「恋」にも役立つに違いない。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くて、私好みの読みやすいエッセイ。
    最近、ロンバケとか昔のドラマをみて、北川悦吏子さんちょっと気になっていたから読んでみたら、、、

    竹野内豊とか、豊川悦司とか、キムタクとか、中居くんとか、、、錚々たる俳優たちのこととか、撮影のこととかも書かれていて、読んでいてワクワクした!
    当時の様子とか、雰囲気を分かると、もっともっと昔のドラマ見たくなったなぁ、、
    まずは、本の中に出てきた、愛していると言ってくれと、最後の恋、ビーチボーイズ(昔見たけど)を見返したい(´ー`)

    他にも、スピッツ(愛のことば)だったり、小田和正だったり、自分が知っているひと昔前の話題がたくさん載っていて読んでいて楽しかった〜

    1番心に残ったのは、
    それでも、私は、やっぱり人に対して怒ったり泣いたり喜んだりをやめないと思う。それは人を信じることをやめないってことと少し似てると思う。
    っていう北川悦吏子さんの言葉。

  • 寡聞にして存じあげなかったが、有名なトレンディドラマの脚本家らしい。それがマガジンハウスのan anに連載していたエッセイといえば、だいたい内容も予想できるであろう。

    とにかく「気楽」に書かれている。主語と述語が不明瞭だったり、「参っちゃうよね」なんて閉めで終わりつつ、何にというところは明確にされなかったりと、あーはいはい、マガジンハウス系やね、という文章である。

    また、有名俳優(竹野内豊や中居正広など)と交流が有ることを、ことあるごとに出してくるのだが、それがなんとも、文章の重みやコクという部分に反映されていないんだよなあ。

    「私なんかモテないし」というのを最初っから押し出しているのだったら、もうちょっとそれを活かした笑いに転化する技術も、プロの脚本家なんだから組み込んでほしいものである。

    文章はプロではないはずの、阿川佐和子や檀ふみのエッセイのほうが、なんぼか面白いですよ。

  • 受験時代、私を支えてくれた本。
    高3の10月に「受験が終わるまでもう本は買わない」と決めて買いました。
    そして、受験が終わるまで他の本は読みませんでした。
    英単語帳と世界史のテキストと同じぐらい読んだ。
    だからほとんど暗記してます。

    『N.P』同様、旅行に必ず持って行く本。
    そして、がんばらなきゃいけない日にも必ず持ってます。

    内容、というより思い入れで☆5つ。
    (2005.10)

  • 日々の日常で感じることを書かれたエッセイ。
    同性として頷く部分は多かった。

  • 作品中にちょっとだけ稲葉氏の話が出てきます。…なので、カテゴリは「ねじれても愛」で。

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著者プロフィール

シナリオライター。早大卒。作品に「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「最後の恋」「たったひとつの恋」「半分、青い。」など。

「2023年 『夕暮れに、手をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北川悦吏子の作品

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