- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041966235
作品紹介・あらすじ
大学4年の春、就職活動に明け暮れる結城櫂は、キャンパスでバイオリンを弾く萩尾沙絵に出会う。しかし、彼女は耳が不自由だった。櫂の仲間、翔平と啓太、沙絵の親友・茜の5人は、「オレンジの会」を発足。それぞれ将来について悩み、落ち込み、時にはけんかをし、彼らはかけがえのない季節を共に過ごす。それは友情から愛情に変わる時間でもあった。ロングセラーのノベライズ、待望の文庫化。解説は結城櫂こと妻夫木聡さん。
感想・レビュー・書評
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★読了日不明。(ドラマ→ノベライズ)
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恋愛小説特集展示の準備にて読了。
2004年に妻夫木聡と柴咲コウが主演したテレビドラマのノベライズです。
たしかに、ヒロインのキャラクターは柴咲コウさんが似合うだろうと思われる人物像で、素直になれないところや、地震の弱さを隠そうと強がるところなど、ピッタリだと思います。
何でもできるような期待感と、何者にもなれないのではないかという不安感、一筋縄ではいかない恋愛関係など、大学時代の甘く切ない時代をまざまざと思い出させるような小説でした。
難聴者との恋を描いた作品では有川浩の『レインツリーの国』なども定番ですが、聴覚障害を理由に相手を哀れんだりしないという主人公の「強さ」がこういった作品の魅力の一つなのだろうと思います。
すれ違いや喧嘩をしながらも絆を強めてゆく彼らの恋愛模様から目が離せず、一息に読んでしまえる作品でした。
ただ、男3人と女2人というグループだと、涙をのむことになるメンバーが出るのも定番。わかっていることとはいえ、やはり少し気の毒になってしまいますね。 -
近くにいても離れていても好きで、優しくなったりカチンときたりもあるけど、良いところも悪いところも含めて相手のことを大切とか守ってあげたいって思うのが愛なのかなぁと思った。愛しいって、こういうことだろうなぁ。
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将来に期待と不安を抱きつつ、学生生活最後の一年を燃焼させる主人公たち。甘酸っぱさとほろ苦さで、思わず顔がほころぶ。もう一度ドラマを見たくなる。
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胸がキュンとする小説を読みたいなと書棚の中から手に取った1冊。
ドラマ化された当時、ちょうど主人公たちと同じくらいの年齢で、毎週胸キュンしながら見ていたのを思い出し、久々にストーリーを思い出したくて読んでみました。
ストーリーは、結城櫂と耳の不自由な萩尾沙絵、2人の恋愛を中心に大学仲間の恋愛や将来の不安を抱えながら過ごす日々を描いています。
素直になったり、意地を張ったり、離れたり仲直りしたり、仲間と絆を深くしたり…若々しくて素直な感情がたくさん詰まった作品です。
胸キュンのつもりで読みましたが、「ドラマでこんなシーンあったな〜」とか、「配役豪華だったのね!」とか、胸キュンよりも懐かしさのほうが上回ってしまいましたが、メインの2人よりも、大学仲間の翔平と茜の恋愛は全く覚えていなかった分、新鮮で、翔平と茜から胸キュンをたくさんもらえました。
*心に残った言葉*
「何考えても、何想像してもさ、横にね、あいつがいるの。あいつがね、横にいて笑ったりブーたれたり、怒ったり、つまんない笑えない冗談言ってたりするの」
誰かを好きになるって、こういう気持ちになることだよね!って思えた一文でした。 -
小学校のときドラマが大好きで
初版を買うも、引っ越しの際に紛失…
「半分、青い」をきっかけに重版されていたので
読み返しました。
大学生になる前は
こんな風な大学生になりたいな~
なんて思っていました 笑
大学を卒業して社会人になって読むと
就活がうまくいかない、もどかしさとか
自由だからこその脆さや儚さとか
永遠に続くと思っていた毎日が
どんなに充実していたかとか
幼いときとは違う感想をもちました。
あとは
オレンジの会みたいな恋愛要素は無かったし
集まるのはラウンジじゃなくて図書館だけど
大好きな人たちに出会えたし
これは、これでよかったのかな?
なんて自分の大学生活を思い返しました 笑
でも
オレンジデイズはTHE青春!って思うのは
今も変わりませんね~。 -
好きでまた借りてきた。
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友達に借りて読んだ本。文が簡単で内容も軽くて漫画感覚で読めた。
わ〜青春!って感じ。笑
将来もっと歳をとって読み返したら、甘酸っぱくて懐かしく感じるのかなぁ
オレンジの会のみんなに負けないぐらい思いっきり青春を謳歌したいです -
会話が多くてスラスラ読めちゃいました。セリフがそのままだったのでドラマが大好きな私にとっては場面が一つ一つ浮かんで楽しかった!自分の気持ちを素直に伝えられるオレンジの会のメンバーの関係性がすごくいいなあと思います。こんな青春してみたいっていう永遠の憧れ!
著者プロフィール
北川悦吏子の作品





