オレンジデイズ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2006年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041966235

作品紹介・あらすじ

就職活動中の櫂は、耳の不自由なバイオリニスト、沙絵と出会う。同じ大学の3人を加え、5人で「オレンジの会」を結成。忘れられない青春の日々は、友情が恋に変わる季節でもあった。ドラマノベライズ。

みんなの感想まとめ

青春と成長をテーマにした物語は、大学生活の自由さと不安を織り交ぜながら、登場人物たちの心の葛藤を描き出します。耳の不自由なバイオリニスト、沙絵との出会いを通じて、主人公の櫂は彼女の強い生き方に魅了され...

感想・レビュー・書評

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  • 『オレンジデイズ』
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    オレンジ色の空の下、
    僕らは何者かになりたかった。
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    1.始まり
    大学4年生。
    「就職か、それとも別の道か」

    周りが少しずつ大人びたスーツに身を包み始める中、自分だけが取り残されているような、あの独特な焦燥感。

    そんな揺れる心に、ふと入り込んできたのが一台のバイオリンの音色だった。

    惹きつけられた、音のない世界。

    音に誘われるように出会った彼女、沙絵。
    かつては天才バイオリニストと呼ばれながら、今は音を失ってしまった彼女の生き方は、あまりに強烈で、そして危うかった。
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    2.沙絵の生き方
    「聞こえない」という壁を抱えながら、誰よりも激しく感情をぶつけ、真っ直ぐに世界と向き合おうとする姿。

    そんな彼女の孤独とプライドに、櫂はいつの間にか、理屈抜きで魅了されていたんだと思う。

    伝えたいのに、届かない距離。

    お互いに、これ以上ないくらい惹かれあっているはずなのに。いざ向き合うと、どうしても素直になれない。
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    3.好きのもどかしさ
    突き放すような態度をとってみたり、わざと強がってみたり。

    「好き」だと言えば済むことなのに、指先が、言葉が、あと一歩のところで届かない。

    若い二人のもどかしさは、今思い出しても胸の奥がヒリヒリとする。
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    4.ラストまで読み終えて
    モラトリアムの終わりを駆け抜ける
    オレンジ色の夕暮れ。

    それは、昼でも夜でもない、自由な学生生活が終わろうとしている「境界線」のような時間。

    何者でもない自分への不安。

    大切な人を守りたいという、背伸びしたくなるような情熱。

    あの時、彼らが手話で、あるいは眼差しで交わした言葉たちは、どんな洗練されたセリフよりも重く、温かかった。

    原作で思い出す、ドラマの記憶たち。

    不器用で、痛いくらいに眩しかった、あのオレンジ色の日々。

    大人になった今だからこそ、あの時彼らが流した涙の意味が、少しだけわかるような気がする。

  • オレンジデイズ
    2025.09.05

    大学生の終わりにしてはものすごく青春しているように感じる作品だった。少女マンガのようなすこし無理矢理感はある。

    大学ならではの自由さとモラトリアムを表現する物語で、読む年齢によって受ける印象が変わりそう。

  • ドラマを思い出した。柴咲コウ、ハマリ役。

  • 以前あったテレビドラマ“silent”の影響。自分が小学生か中学生だった頃に学校終わりの夕方にオレンジデイズの再放送があって全話観たのを急に思い出して読みたくなった。

    古い本だし、ブックオフにあるかなと近くの店舗や出張先の店舗を回るが見つからず…
    地元の本屋で新品も置いてなくて、どうしたもんかと思っていたら、福岡の大きな本屋で一冊だけあり即購入。

    柴咲コウ演じる耳の聞こえない沙絵のツンケンした性格と、妻夫木聡演じる櫂の気になったらほっとけない性格が絶妙に合ってて青春を感じました。

    もう大学卒業して10年近くなるけど、大学っていいよね。絶妙なタイミングで自由を手に入れて恋も趣味もバイトも勉強も好きにできる。

    また、大学生に戻りたい気持ちとドラマをまた観たい気持ちになりました。

    30代からの大学入るのも人生の一つだよね。アリだよね。

  • 恋愛小説特集展示の準備にて読了。
    2004年に妻夫木聡と柴咲コウが主演したテレビドラマのノベライズです。
    たしかに、ヒロインのキャラクターは柴咲コウさんが似合うだろうと思われる人物像で、素直になれないところや、地震の弱さを隠そうと強がるところなど、ピッタリだと思います。

    何でもできるような期待感と、何者にもなれないのではないかという不安感、一筋縄ではいかない恋愛関係など、大学時代の甘く切ない時代をまざまざと思い出させるような小説でした。
    難聴者との恋を描いた作品では有川浩の『レインツリーの国』なども定番ですが、聴覚障害を理由に相手を哀れんだりしないという主人公の「強さ」がこういった作品の魅力の一つなのだろうと思います。
    すれ違いや喧嘩をしながらも絆を強めてゆく彼らの恋愛模様から目が離せず、一息に読んでしまえる作品でした。

    ただ、男3人と女2人というグループだと、涙をのむことになるメンバーが出るのも定番。わかっていることとはいえ、やはり少し気の毒になってしまいますね。

  • 近くにいても離れていても好きで、優しくなったりカチンときたりもあるけど、良いところも悪いところも含めて相手のことを大切とか守ってあげたいって思うのが愛なのかなぁと思った。愛しいって、こういうことだろうなぁ。

  • 将来に期待と不安を抱きつつ、学生生活最後の一年を燃焼させる主人公たち。甘酸っぱさとほろ苦さで、思わず顔がほころぶ。もう一度ドラマを見たくなる。

  • 大学生男女5人の青春恋愛小説。ストーリーは面白いのだが、展開が早すぎたり、言動や行動が若干リアリティがないことが気になってしまった。中学生くらいであれば、おそらくすごく楽しめるのではないか。
    あまり感情移入できなかったのは、本のせいではなく、おっさんになってしまったからなのかもしれない…

  • ★読了日不明。(ドラマ→ノベライズ)

  • 胸がキュンとする小説を読みたいなと書棚の中から手に取った1冊。
    ドラマ化された当時、ちょうど主人公たちと同じくらいの年齢で、毎週胸キュンしながら見ていたのを思い出し、久々にストーリーを思い出したくて読んでみました。

    ストーリーは、結城櫂と耳の不自由な萩尾沙絵、2人の恋愛を中心に大学仲間の恋愛や将来の不安を抱えながら過ごす日々を描いています。
    素直になったり、意地を張ったり、離れたり仲直りしたり、仲間と絆を深くしたり…若々しくて素直な感情がたくさん詰まった作品です。

    胸キュンのつもりで読みましたが、「ドラマでこんなシーンあったな〜」とか、「配役豪華だったのね!」とか、胸キュンよりも懐かしさのほうが上回ってしまいましたが、メインの2人よりも、大学仲間の翔平と茜の恋愛は全く覚えていなかった分、新鮮で、翔平と茜から胸キュンをたくさんもらえました。

    *心に残った言葉*
    「何考えても、何想像してもさ、横にね、あいつがいるの。あいつがね、横にいて笑ったりブーたれたり、怒ったり、つまんない笑えない冗談言ってたりするの」

    誰かを好きになるって、こういう気持ちになることだよね!って思えた一文でした。

  • 小学校のときドラマが大好きで
    初版を買うも、引っ越しの際に紛失…
    「半分、青い」をきっかけに重版されていたので
    読み返しました。

    大学生になる前は
    こんな風な大学生になりたいな~
    なんて思っていました 笑

    大学を卒業して社会人になって読むと
    就活がうまくいかない、もどかしさとか
    自由だからこその脆さや儚さとか
    永遠に続くと思っていた毎日が
    どんなに充実していたかとか
    幼いときとは違う感想をもちました。

    あとは
    オレンジの会みたいな恋愛要素は無かったし
    集まるのはラウンジじゃなくて図書館だけど
    大好きな人たちに出会えたし
    これは、これでよかったのかな?
    なんて自分の大学生活を思い返しました 笑

    でも
    オレンジデイズはTHE青春!って思うのは
    今も変わりませんね~。

  • さえの、櫂に対する「自分より弱い人を助けることで優越感に浸りたいだけ」っていう言葉が印象に残ってる

  • 好きでまた借りてきた。

  • 友達に借りて読んだ本。文が簡単で内容も軽くて漫画感覚で読めた。
    わ〜青春!って感じ。笑
    将来もっと歳をとって読み返したら、甘酸っぱくて懐かしく感じるのかなぁ
    オレンジの会のみんなに負けないぐらい思いっきり青春を謳歌したいです

  • 会話が多くてスラスラ読めちゃいました。セリフがそのままだったのでドラマが大好きな私にとっては場面が一つ一つ浮かんで楽しかった!自分の気持ちを素直に伝えられるオレンジの会のメンバーの関係性がすごくいいなあと思います。こんな青春してみたいっていう永遠の憧れ!

  • 読んでいる間中、青春!
    大学のときの微妙な男女関係とか感情とか仲間意識。忘れていたものが蘇ってくるような、くすぐったい時間だった。みんなに会いたくなっちゃった!

  • 教育福祉学科1年 mamannさん

    感動的な話で、様々な困難を乗り越えていく姿が美しくかかれている。

    資料ID:C0035247
    配架場所:本館2F文庫書架

  • B913.6-キタ 100118561

  • 台本風の書き方が新鮮。会話が主体で余計な説明が少ない。ドラマの場面がよみがえる。最終回をwebで見て改めて感動・・

  • 大学生に憧れる

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著者プロフィール

シナリオライター。早大卒。作品に「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「最後の恋」「たったひとつの恋」「半分、青い。」など。

「2023年 『夕暮れに、手をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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