紙婚式 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041970096

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  • どこにでもありそうな、
    でもコワい夫婦模様であったり

    どこにでもありそうな、
    今度はちょっぴりほっこりする話であったり

    山本文緒さんの巧さに舌を巻く傑作短編集。

  • 短編集。いろんな夫婦の形が見られます。
    外から見る限り何の問題もなさそうな夫婦も夫も妻もそれぞれにいろんな思いを抱えている。何の問題もない夫婦なんてきっといないんだろうな。
    「ますお」ではぞっとし、「秋茄子」では夫の母親への思いに切なくなり、「紙婚式」では夫の一言ににやりとさせられました。

  • 当たり外れが。タイトルの紙婚式は好き。切ない。

  • 結婚をテーマにした8編からなる短編集

    『土下座』
    主人公の男は、妻の態度を恐れている
    二人が出会ったきっかけは、主人公が居酒屋でバイトしているとき、
    着物を着ている女性にキムチをこぼしてしまったこと。
    それが後の妻になった。

    妻にしたはいいものの、しばらくすると妻は夜の生活を断るようになってきた。
    そして主人公が復讐のつもりで妻を求めなくなると、今度はあからさまに
    夫を誘うようなことをしてくる。
    妻を抱くべきか、否か……。

    一度目の土下座は、キムチをこぼした時。
    二度目の土下座は、プロポーズの時。
    主人公の男は、妻を抱くために、三度目の土下座をしなくてはいけないのだろうか?



    『子宝』
    主人公はお嬢様育ち。旦那は外で愛人との間に子供。

    『おしどり』
    仲良すぎて不気味な兄夫婦。主人公は恋に奔放。

    『貞淑』
    妻がセックス中に知らない男の名前を読んだことが気に入らない夫。そのくせ自分は、仕事もせずに愛人作ってフラフラ。でも妻の空想の中には決して入れないことに悩み始め、ついに愛人との行為中で不能になってしまった。

    『ますお』
    サザエさんのマスオさんから来てるのかな?
    本当は離婚したい優しい夫と、料理上手な母に囲まれて一見幸せに暮らしていた主人公の話。

    『バツイチ』
    子連れ同士の再出発はうまくいくのか?
    育児ノイローゼのことが分かりやすく書いてある。

    『秋茄子』
    二世帯住宅って絶対したくない。
    こんな小説みたいにうまくはいかないと思う

    『紙婚式』
    事実婚のカップルが、本当の夫婦になるまでの紆余曲折を描いた話。なんか、遠回しなノロケ話を聞いてるみたいな感じ

  • なんとなく読み終えた本。特に思うことも無かった。

  • 特に印象に残る話なし

  • 愛ってなんだろう。
    みんなそれぞれいびつだったり、
    やるせなかったり、
    現実にある、死ぬまで続く日常。
    どれも不安をかき立てられた。

    秋茄子と紙婚式が好きかな。

  • 結婚生活の色々を描いた短編集。どれも一見幸せそうに見えて実情はほころびだらけという内容。他人の気持ちは本当に見えないから、自分も不安になることが多くてゾクゾクした。最初は面白かったけど、8編もガタガタな夫婦ばかり見せつけられると、すごく苦しくお腹いっぱいになってくる感覚があった…作者も結婚を経験しているから、リアルに心理描写出来てるんだろうけど、もう少し光のある話も見たかったな。。
    もっと結婚て幸せだけどな〜
    結婚に希望を抱いてる人は読まないほうがいい作品!笑

  • 1017.1.25読了 10冊目

  • 山本文緒は友人に薦められた。彼女曰く、「不倫してホテルを使った後、"ホテル代を割り勘で払う"というような、現実的なことが書かれている。そういうことを書く作家だ」と。そしてその点が魅力なのだ、と。それならば一度読んでみようと思い、この作品を手に取った。
    本作は「結婚」を主題とした、8編の短編からなる短編集。冒頭の「土下座」から、まるでホラー小説を読んだような寒気を覚えるその後続く作品のいずれも世間一般に流布している「結婚」の甘いイメージとは遠くかけ離れている。
    夫婦だからといって相手のことを全て分かっているとか、また結婚したからといって自分が相手にとって運命の相手だというのは幻想だ。そもそも夫婦と言うのは元々二人の他人が作り上げた関係だ。そんな当たり前のことを改めて強く感じさせてくれる。相手のことが分からないのは当たり前だが、だからこそなあなあに済ませず、理解しよう、歩み寄ろうと努力する態度に意味があるのだろう。
    収録作の殆どが恐ろしく悲しい話だが、読んでいて息苦しさを感じないのは淡々とした筆致と、どこか距離を置いた視点だからだと思う。また、最後の二作「秋茄子」「紙婚式」は中では明るい終わりのため、読後感も悪くはない。これは配置の妙だなと感心した。

    好きだったのは「秋茄子」。そして8編の中で個人的に最も恐ろしかった「ますお」。

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