結婚願望 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041970119

感想・レビュー・書評

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  • 概ね面白く読めました。
    みんな結婚する、とか独身の人はまだまだ少ない、とかちょっと時代を感じる部分はありました。
    書かれてから十数年経っているけれど、その十数年でさらに結婚観も変わったものだなぁ。
    タイトルからはメラメラとした結婚にたいする強い執着を感じましたが、内容はわりと真っ当な意見が多かった。
    そして「もう結婚はしない」とこの先独身であることを強く決めた作者が、その後わりとすぐに結婚したと知って驚く。
    人生なにがあるかわからないなぁ。

  • 山本文緒、結婚観エッセイ。再読。
    二十代後半になって、以前読んだときよりも心に刺さる言葉が多く、辛かった。
    本は読んだ年齢そのときの環境によって感じ方が違うと強く実感した。

  • 驚くような斬新な結婚観でもなく、身近にある結婚あるある話的な、割に普通な結婚観だと感じました。
    この前に読んだ本がちょっと重い話だったので、さくっと読了。

  • 蛍光ペンライン入れたり、また何回も読みたい!迷いないファイブスター。つくづく…山本さんとは考えてることも、こだわることも似てる!出会ったら会話はつきないだろうな…と実感する一冊。題名とは違う内容だから、どんな状況の女性にもオススメです!

  • 驚きなのは著者がこのエッセイを出した2年後に再婚したこと!

  • 再読914.6

  • 女性の結婚観について実体験にそって書かれたエッセイ集。
    「一人で生きていくには」という部分に焦点が置かれている。

    ・結婚したい程、好かれているという事実ほど、
     個人の存在を肯定するものはなかなか他にはみつからない。
    ・結婚を渋るのは責任をとるのが嫌なのではなく、責任をとる自信がないから。
    ・結婚とは、安定した安らぎを得るものであり、
     恋愛感情は月日を経る事に薄れていくもの。
    ・人が結婚したいと思うのは、「世界中の人が結婚しているから」
    ・酒さえ飲まなきゃいい人は、お酒を飲んだ時点でいい人ではない。
    ・結婚相手一人に全てを求めるのは、相手の重荷になる。
    ・「一生独身でもいい」「結婚を諦める」は考え方からして異なる。

  • どちらかというと一人で生きていくってことに対する覚悟って大切なんだよって
    ことが書かれている気がする。
    離婚して一人の時に書かれたものだから、この先一人で生きていくことに対する
    不安や覚悟が現れている感じ。
    でも、あとがきでこのあと再婚されたとあった。
    今、どうされているのかな?幸せていてくれたらいいなと、コバルトから
    親しんでいる読者としてはそう思う。

  • 悪くはなかったですけれども、なんというか時代の差というものを感じましたかねぇ…この本は10年前に出版されていますが、当時よりも独身のまま生涯を全うする、てな生き方を余儀なくされる、っていうか、好きで独身のままでいる、みたいな人、大勢いると思うし…やっぱし時代の差を感じますかね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    著者は若い頃はかなりの恋愛体質だったそうで、たくさん恋愛をしてきたそうな。こういう体質の人を馬鹿にする風潮がネット上などでも流行っているくさいですけれども、ボキ個人としてはそこまで気にならないですね。やっぱし恋愛してきた人の方が書く小説もリヤリティがあるだろうし。

    ってなことで個人的には通勤中に持って来いの書物でしたね。小説みたいにストーリーを追う面倒臭さもないし、気軽に読める一冊!

    再婚を果たして山本氏…この本を書いた当時を振り返ってどんな思いを抱くのでせうか…みたいなことを思った一冊でした。さよなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • この方のエッセイは恋愛系かつ自己啓発的要素があってなんだか苦手…
    おそらくターゲットになっている世代ではないからかもしれません
    あと10年たって読んだらまた違うかも。

    山本文緒はエッセイより小説の方がすき

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著者プロフィール

1987年に『プレミアム・プールの日々』で少女小説家としてデビュー。1992年「パイナップルの彼方」を皮切りに一般の小説へと方向性をシフト。1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞受賞。2001年『プラナリア』で第24回直木賞を受賞。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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