そして私は一人になった (角川文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • KADOKAWA (2008年2月23日発売)
3.35
  • (27)
  • (66)
  • (117)
  • (25)
  • (5)
本棚登録 : 1164
感想 : 75
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041970140

作品紹介・あらすじ

「六月七日、一人で暮らすようになってからは、私は私の食べたいものしか作らなくなった。」夫と別れ、はじめて一人暮らしをはじめた著者が味わう解放感と不安。心の揺れをありのままに綴った日記文学。

みんなの感想まとめ

心の揺れをありのままに綴った日記文学は、著者の解放感と不安を通して、読者に深い共感を呼び起こします。彼女の日常が包み隠さず描かれたエッセイは、時にユーモラスでありながら、時にはメモのようにサラッとした...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 彼女の作品と人柄に惹かれて読んでみようと思った日記エッセイ。
    もちろん楽しく読めましたが、挟まれていた栞に書かれていた「何を読んでも、あなたが出てくる。」と書かれていたのをまさしくそれっ!だと。
    自分の今までの人生なんて作者とは全く違うのに何故か読んでいると共感出来てしまう。
    気がついていないだけで、自分も経験した事がある出来事、日常だったりするのかな。
    相変わらずの毒舌と深い優しさを持つ作者に惹かれます。

  •  山本さんの日記。エッセイとはひと味違い、日々の記録が包み隠さず描かれている。

     読者へ向けて読ませようという姿勢はない為、面白く描かれていることもあれば、メモのようにサラッと記録されたものもある。

     他人の日記を読むというのは新鮮でした。

  • 山本文緒さんの小説を好きになって、初めて読んだ山本文緒さんのエッセイ本。

    山本文緒さんは10代の頃はちっとも小説が好きではなかったことに驚いた。
    何でもいいから自分が面白そうだと思った本にチャレンジしていくことで、面白い本に出会うことができる。

    友達が多そうで活動的な印象を受けたが、その一方で人見知りな部分もあり繊細な山本文緒さん。
    山本文緒さんという人物が知れる面白いエッセイ本だった。

  • 第一弾『かなえられない恋のために』は夫と別居中31歳の時で、
    最後加えられた46歳のエッセイのほうがすごく面白かったです。
    年を重ねて成熟していったのかなと思う。

    この第二弾『そして私は一人になった』は離婚して一人暮らしを楽しむ34歳の文緒さんの日記。
    そして最後45歳のエッセイが短いけど衝撃でした。

    いま私が山本文緒さんのエッセイを初期から読んでいる一番の理由。
    それはなぜ彼女が酒をやめたのか知りたかったから。
    病気になって飲めなくなったとどこかにありました。
    知りたい。どうしてなの?

    「そして私は飲まなくなった 書き下ろし」

    ここにその答がありました!
    43歳になる前の春のこと。

    〈恥ずかしい病気を休業中に経験していたのだ〉
    〈私は耳まで真っ赤になってうつむいた〉
    〈私はぴたりと酒が飲めなくなった。体がまったく受け付けないのだ。(中略)嬉しいにつけ悲しいにつけ、アルコールを口にしてきた私がいきなり下戸である。愕然とはしたのだが、やがてじわりと安堵がわいてきた。
    ああ、もう飲まないでいいんだ。何故かそう思った。強がりを言っているのだと嗤ってくださっていい。けれど、あんなに好きだったお酒文化と離れることに未練はなかった〉

    あの病気が原因とは!ほんとうに驚きました。

  • 好きな作家さんだなぁ。
    言語化が上手くて私にはすごく良く伝わる。
    (映像のように想像できるなぁ。)
    Dec.2.に書かれている事が本当に好き。

  • どうしてこうも山本文緒さんの文章に惹かれるのか。
    今の私が欲していたテンションの本。

    ちょうど書き始めの著者と同じ年齢で
    時代は違えど共感できることが多い。

    毎日漠然とした不安があり
    大きな何かに押し潰されそうになる瞬間があるけれど(もちろん、そんな日ばかりじゃない)
    似た感性がある方の日々を客観視することで言語化されてきた気もする。

    山本文緒さんに小説があって良かった。
    私が小説を通して山本文緒さんに出会えて良かった。また読もう。

  • こういう日記、今ではブログでのつぶやきでしょうか。
    人の生活を覗き見しても、とくに笑えるわけでも、泣けるわけでもなく、共感するというほどのことでもなく
    そうなんですね、でした。

    246ページからの
    「そして私は飲まなくなった」
    ここからだ。
    2007年晩秋として、書かれいていたこと。
    胆嚢の摘出手術、お酒が飲めなくなったこと(体が受け付けなくなった)、これが、亡くなる原因の始まりでもあったのでしょうか。
    ここからのことが、むしろ読みたい。
    自分も体のことは家族に迷惑をかけない程度にケアしないとなと思いました。

    次は 無人島のふたり を予約

  • 再婚日記から山本文緒さんのエッセイのファンになった。だらだらやる気がなくてそのまま過ごすのに罪悪感を感じていたけど山本さんの日記を読むとこれもこれでいいんだと思える。憧れの生活。インド旅行にでてくるクミコさんが本当に実在しなさそうだけど写真に写っていて面白い人がいたんだなと思った。

  • やっぱり山本文緒が私は好きです。共感100パーセント!

  • 考えていることがすごく一緒。

    人といると疲れてしまうこと、気分のアップダウン、内面の弱さ、求めてしまうこと、とっても一緒。

    弱い自分に辟易する日々だけど、
    ふみおさんの本を読むと安心する。

    孤独より、1人になれない時間がなくなる方がつらい、という趣旨の文があり、同じすぎて思わず笑ってしまった。

  • 2021.11.24

  • 2026/05/25

  • 最高。大好きです。

  • 人生は本当にどうなるか分からないものだ。
    再婚生活を読み終わってから見る本書は希望に満ち溢れて、将来どうなるか分からない希望を感じ取れた。
    まさか将来、うつ病になり、がんで死んでしまうとは思いもしない。
    人生は儚く、一日を大事に噛み締めながら生きようと、改めて思った。

  • 2026.1
    "耐えられないのは、一人になりたい時に一人になれないことだ"

    とてもわかる。
    ずっと一人も不安で寂しく思う時もあるけど、誰かがずっといたり、大勢でいるのはやっぱりちょっと疲れてしまう。
    人が嫌いなわけではないけど、好きでもないんだなー。

  • 私もこんなふうに日記を書いてみたいなーなんて影響の受けやすい自分は思ったり。私も独身のままでいそうだなと常々思っていて手に取った本だったけれど、そのヒントが優しい言葉で散らばっていた気がする。山本さんの本をもっと読んでみたくなった。

  • 日常。考えが近いのか、理屈立てて言語化しているのが好き

  • 共感でしかなかった。私の思ってることをそのまま本にしてくれたって感じちゃうくらい。
    このエッセイのときの文緒さんよりも、まだ私は若いけど何年間後に読み返したらどういう気持ちになるんだろうなぁなんて考えてしまった。

  • 本棚整理中につき再読 68
    何故これを買ったのか、不明。

  • ほぼ同い年で似たようなこと考えてた

全62件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1987年に『プレミアム・プールの日々』で少女小説家としてデビュー。1992年「パイナップルの彼方」を皮切りに一般の小説へと方向性をシフト。1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞受賞。2001年『プラナリア』で第24回直木賞を受賞。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本文緒の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×