瑠璃を見たひと (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 74
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041973011

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院さんが若かった頃の作品。歴史ロマンサスペンス(!?) 最近の作品とは異なり、直球表現で、一気に読んでしまった。
    チンギス・ハーンによって滅ぼされた西夏帝国の子孫と思われるエイミー。先祖の歴史が自分の記憶となって、過去を呼び起こす。

  • 3.8点

  • そこまで重くない。
    んな都合よく進むもんかねとつっこみつつ読んだ。

  • 宝物探しの旅を通じて、主人公(瑛子)が逞しく変化していく、美しく魅惑的な長編ファンタジーです。「ほんの少しだけ場所が、時間が違っていただけで、人の運命はまったく異なった道を歩んでしまう」(P159)、「人間という奴は、その人間に合った大きさの物事にしか、たぶん出遭わないのだろう。しかし出遭った対象の大きさで、その人間が己の中にある大きなものにはじめて気づくこともある」(P207)、「ひとりの人間が、生命を授かってこの世に存在していることは何千何億という祖先と時間の糸で繋がっているということ」(P328)、「人間は水のようなものかもしれない、見果てぬ夢の地をめざして流れているだけの存在なのかもね」(P341)のフレーズが気になりました。

  • 神戸の老舗貿易会社の一人息子に嫁いで7年、突然家を出た暎子は、亡き母と自らのルーツを知る。

    中国の西夏王国の王家の血を継ぐ者・・・なんて少し設定は少女趣味?と思ったけど、結構入り込んで読めた。

  • 伊集院さんが若かった頃の作品。歴史ロマンサスペンス(!?) 最近の作品とは異なり、直球表現で、一気に読んでしまった。
    チンギス・ハーンによって滅ぼされた西夏帝国の子孫と思われるエイミー。先祖の歴史が自分の記憶となって、過去を呼び起こす。

  • 書棚にあった本をとりだした。伊集院静作品はあえて選ぶことはあまりない。タオティエ伝説をベースに世界中を巡っていくところがよい意味で当初予想を裏切り引き込まれて行った。壮大なスケール感と繊細な表現が本書に幅を持たせている。

  • ありがちな主婦の大冒険。だが世界観がいいね。シルクロードとか。ホンコンとか。

  • うる覚えだけど、この本の中のセリフですごく印象的だったものがある。「君が望めば、どこへだって行けるんだ」。確か、海を見ながら父が娘に告げた言葉。いつか子供ができた時、こんな言葉を贈ってあげたいと思った。
    お話のあらすじは、とある女性が可も不可もない夫婦生活から逃げて家を出る。そして伝説上の動物の彫刻と出会う。対で持っていると幸福が訪れるということから、もう一方の雌を求めて世界を旅する話。その中で人間ドラマが描かれている。オチがいまいちだったので、評価は4。

  •  違和感のある夫婦生活から、突然、世界を旅することになる、主婦の話。主婦といっても、所帯じみてません。子供がいないので、あっさり家庭を捨てます。

     そして、タオテイエという、中国の伝説上の動物の雄の彫刻に出会い、対の雌を求め、世界を飛び回る。中国の西夏王国に伝わる伝説で、この対の彫刻をもつものには繁栄がもたらされると。かのジンギスカンももっていたという。その冒険旅の中での恋愛事。命をかけて自分を救ってくれる人との信頼関係。

     でも、最期は(おちになっちゃいますが)、欲に負けてしまう、っていう、後味が悪く、人間のどろどろ味を描く作品でもあります。全体的に展開が早いし、中国の名前や土地の名前には忘れちゃうし、とまどった。

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著者プロフィール

伊集院静(いじゅういん しずか)
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』『春の旅人』などを手がけている。エッセイも多く、『大人の流儀』シリーズはベストセラーとなっている。2017年日本経済新聞の連載『琥珀の夢』が刊行され、2018年10月5日、ドラマ化。2019年10月から日本経済新聞にて夏目漱石を主人公にした作品「ミチクサ先生」を連載開始。

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