それがどうした 静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫)

  • 角川書店 (2005年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041973240

作品紹介・あらすじ

成功することは喜ばしいことだが、私は夢破れた人に、どこか親近感を覚えてしまう――。人生の荒波を乗り越えるにはもはや開き直るしかないのか? ギャンブルとお金、そして人生を巡る人気エッセイ第2弾! 

みんなの感想まとめ

人生の荒波を乗り越えるための開き直りや自己肯定感をテーマにしたエッセイ集で、著者たちの独自の視点が光ります。無頼派作家の伊集院静と人気漫画家の西原理恵子が織りなす言葉は、時に辛辣でありながらも、読者に...

感想・レビュー・書評

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  • 無頼派作家、伊集院静と今のりに乗っている漫画家、西原理恵子によるイラストがたまらない、エッセイ集です。ここに書かれている「それがどうした」という言葉に僕自身何度も救われています。

    僕が札幌で漂泊者をやっていたころ、よく伊集院静の本を読んでいて、気がつくと彼の著作の大半を読んでいた。ますますまっとうな人生からは遠ざかっていくような気がする。それはさておいて、彼のエッセイに飲み屋で編集者と呑んでいると、店の主人から
    「伊集院さん。聞き分けのない客を一発で黙らせるような文句を書いてくれませんが?」
    と色紙を出されて書いた文句が
    タイトルにある『それがどうした』だったのだそうだ。

    彼はこの言葉を
    『おやじ、これで客が黙るかどうかはわからないが…。 これは昔、俺が函館競輪場ですってんてんになったときに自分に言い聞かせていた言葉だ』
    と添えて。彼いわく、この言葉は他人に向けてもそれなりの効果があるが、最も効果のある使い方は自分に向けて「それがどうした」とつぶやくことだと言う。

    僕は彼ほどではないが、札幌時代の最後のころ、自分にも何度となく
    「テメェひとりがくたばるくらい、それがどうしたってんだ」
    とつぶやかずにはいられない場面が何度もあった。この記事を読んでくれているまっとうな読者様は、どうかこういう事態にはならないで欲しいと、キーボードを打ちながら切に願うのみです。

  • 100625(n 100718)
    101126(a)

  • 現代の無頼派、小説家の伊集院静とマンガ家西原理恵子の貴重な(?)共著。

    「世間の常識ってなにそれ?」的な、この2人の本音の読んで(感じて)いると、自分に起きている日常の些細な出来事は、どうでもいいことなんだと確信できる。

    まさに、「それがどうした!」の気分になるか?「この二人よりまし。」と安心するか?あなた次第で、この本の利用範囲は広がります。

  • 挿絵がいいね☆

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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