- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041973257
感想・レビュー・書評
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ギャンブルを通じた伊集院先生の人間観、社会観などが面白い一冊。ふとしたときにはっとさせられるメッセージがあったりなかったり。
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静と理恵子の血みどろ絵日誌第3弾。ギャンブルでコゲつこうが、酒で身体を壊そうが、それがどうした!ぜんぜん大丈夫という本。
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伊集院静と西原理恵子の凹凸コンビによるエッセイ集の第3弾です。まぁ伊集院先生いつこの人仕事してるんだろうなぁ、と思いながら読んでいるとたまにハッとするようなここを書かれていてそれがいいんです。
凹凸コンビによるエッセイ集の第3巻です。伊集院先生、この本の中でも快調に負け続けております。でも、ほとんどがバクチまみれ、たまに野球の話がちらほら…。という中でも伊集院先生の人生観や哲学が時々顔を覗かせてくることがあるので、なかなか侮れないものがあります。たとえば、僕はよくわかりませんが、昨今の競輪選手を評して、
「どこの世界に大の大人が一度犯した過ちの責任を取らないで、生きている男がいるのだろうか?」
や、『金は金でしかない』という話に書かれているこの一節
「人間はどんな風に生きようが、目で見たものと鼻で嗅いだもの、口に入れたもの、手で、肌で触れたもの以外は、あの世に持っていけないのだ。しかし、あの世とやらの価値観が違っていれば、私たちがしあわせに感じていた物や、快楽は、まるで価値がないものになってしまうのかもしれない」
は僕の人生観に大きく影響を受けました。こういう言葉がつむぎだせるからこそ、僕はこのエッセイを読んでいるのかもしれません。そして、書下ろしとして、イラストを描いている西原理恵子との美術館デートの内容で、彼女が当時、関係が微妙になった鴨志田穣のことを話していましたが、後に実際に彼女が予想したとおりの現実になってしまいました。
そして、例の如く最後は雀荘で、西原、伊集院、末井昭、山崎一夫の
「懲りない面々」
で卓を囲む姿は、ある意味壮観でした。 -
サイバラと伊集院静せんせのコラボエッセイ。伊集院せんせの文章そのもの、☆5つ。でも、競輪競馬競艇のおはなしは☆1つぅ。なぜ、って、そりゃ、わたしがまったく賭け事は遣らない。 ゆえに知らなくて、出てくる固有名詞特に馬の名前や、旗手の名前がさっぱりわからんから。んで、伊集院せんせがしょっちゅう世界一周取材の旅をいしているんだ、というくだりも☆1つぅ。そういうことをお気楽に書くんぢゃない!で、伊集院せんせの文章とはなぁんの関係もないサイバラの文章と少しの絵は・・・まあ、☆4つかな。でも、この本は基本的に賭け事の本なので、いくつか書いた☆のかずの平均をとったりはせづに、評価☆は2つぅぅ。今度は、伊集院せんせの賭け事ぢゃない本をよも。
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ギャンブルを全く分からなくても楽しく読めるギャンブル日記??
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伊集院静の作品





