ぜんぜん大丈夫: 静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫 い 39-8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041973257

感想・レビュー・書評

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  • ギャンブルを通じた伊集院先生の人間観、社会観などが面白い一冊。ふとしたときにはっとさせられるメッセージがあったりなかったり。

  • サイバラさんの絵って、何べん見てもおもしろいよね~。
    伊集院先生、ギャンブル以外の話もも少し聞かせてくだちぃ。
    競輪競馬のわからん自分には、8割方わかりませんでした!
    競輪競馬のわかるひとであれば読んだら楽しいのかな。

  • 静と理恵子の血みどろ絵日誌第3弾。ギャンブルでコゲつこうが、酒で身体を壊そうが、それがどうした!ぜんぜん大丈夫という本。

  • 伊集院静と西原理恵子の凹凸コンビによるエッセイ集の第3弾です。まぁ伊集院先生いつこの人仕事してるんだろうなぁ、と思いながら読んでいるとたまにハッとするようなここを書かれていてそれがいいんです。

    凹凸コンビによるエッセイ集の第3巻です。伊集院先生、この本の中でも快調に負け続けております。でも、ほとんどがバクチまみれ、たまに野球の話がちらほら…。という中でも伊集院先生の人生観や哲学が時々顔を覗かせてくることがあるので、なかなか侮れないものがあります。たとえば、僕はよくわかりませんが、昨今の競輪選手を評して、

    「どこの世界に大の大人が一度犯した過ちの責任を取らないで、生きている男がいるのだろうか?」

    や、『金は金でしかない』という話に書かれているこの一節

    「人間はどんな風に生きようが、目で見たものと鼻で嗅いだもの、口に入れたもの、手で、肌で触れたもの以外は、あの世に持っていけないのだ。しかし、あの世とやらの価値観が違っていれば、私たちがしあわせに感じていた物や、快楽は、まるで価値がないものになってしまうのかもしれない」

    は僕の人生観に大きく影響を受けました。こういう言葉がつむぎだせるからこそ、僕はこのエッセイを読んでいるのかもしれません。そして、書下ろしとして、イラストを描いている西原理恵子との美術館デートの内容で、彼女が当時、関係が微妙になった鴨志田穣のことを話していましたが、後に実際に彼女が予想したとおりの現実になってしまいました。

    そして、例の如く最後は雀荘で、西原、伊集院、末井昭、山崎一夫の

    「懲りない面々」

    で卓を囲む姿は、ある意味壮観でした。

  • サイバラと伊集院静せんせのコラボエッセイ。伊集院せんせの文章そのもの、☆5つ。でも、競輪競馬競艇のおはなしは☆1つぅ。なぜ、って、そりゃ、わたしがまったく賭け事は遣らない。 ゆえに知らなくて、出てくる固有名詞特に馬の名前や、旗手の名前がさっぱりわからんから。んで、伊集院せんせがしょっちゅう世界一周取材の旅をいしているんだ、というくだりも☆1つぅ。そういうことをお気楽に書くんぢゃない!で、伊集院せんせの文章とはなぁんの関係もないサイバラの文章と少しの絵は・・・まあ、☆4つかな。でも、この本は基本的に賭け事の本なので、いくつか書いた☆のかずの平均をとったりはせづに、評価☆は2つぅぅ。今度は、伊集院せんせの賭け事ぢゃない本をよも。

  • ギャンブルを全く分からなくても楽しく読めるギャンブル日記??

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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