- 角川書店 (1996年4月18日発売)
本棚登録 : 5909人
感想 : 467件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041979013
作品紹介・あらすじ
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパス。あどけない少女千尋の多重人格障害に胸を痛める。やがて十三番目の人格〈ISOLA〉の出現に、彼女は身も凍る思いがした。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人の強い感情を読み取る能力を持つエンパスの女性が、多重人格障害を抱える少女と向き合う物語は、阪神淡路大震災を背景に展開されます。少女の中に現れた十三番目の人格「イソラ」は、彼女に関わる人々に不可解な出...
感想・レビュー・書評
-
1996年第3回日本ホラー小説大賞佳作
貴志さんの作品の中で「青い炎」「黒い家」に次いで好きだった記憶ですが、未レビューだったので再読してみました
多少は記憶に残ってましたが、阪神淡路大震災に影響されていることはすっかり失念していました
幽体離脱の経験がある少女は12の人格を持つ
大地震の後イソラと呼ばれる新たな人格が出現
彼女を救おうと奮闘するエンパスの女性
大震災の時亡くなった精神科医の女性の存在
彼女と共に幽体離脱の研究をしていた研究者
十三番目の人格は幽体離脱している時に震災にあい、戻る身体を無くしてしまった女性のものだった
大地震という災害からくる精神への影響
ホラー的だけど多重人格について
面白く読みました
当初、イソラを雨月物語の「磯良」と考えていた
雨月物語は江戸後期の怪異小説
今回はISOLAとし、別物となるが
梅雨物語とか秋雨物語とか他作品に影響しているのかな -
-
2024/12/05
-
yukimisakeさん、こんにちは。
何気なく手に取ったのでデビュー作って知らなかったです笑。『さかさ星』を順番待ちしている間にあれこれ読...yukimisakeさん、こんにちは。
何気なく手に取ったのでデビュー作って知らなかったです笑。『さかさ星』を順番待ちしている間にあれこれ読んでます。
『新世界より』を読み出しちゃったので間に合うかうのか…笑。2024/12/05
-
-
何故貴志祐介のオカルトには耐えられるのだろう...。恐れ慄いているので耐えれてはいないのだが、何度も手に取ってしまう。呪い??
イソラの恐怖は最後まで続く。
思い返すだけでそこかしこの隙間が恐怖対象になる。カーテン閉めなきゃクローゼット閉めなきゃベッドは脚無しにしなきゃ。 -
阪神大震災直後の神戸が舞台。
多重人格の女子高生『千尋』と、人の強い感受性を読み取る能力を持つ『由香里』を中心として展開するホラー小説。
千尋の中の13番目の人格『磯良』が出現すると、千尋と由香里に関わる人々に不可解な出来事が次々に起こる。
『磯良』はなぜ現れたのか。そしてその目的とは何か。
多重人格と怨霊をミックスした、オカルト寄りのホラー。ラストはゾクっとする結末で、その後を想像すると絶望的な気持ちになる。
『黒い家』『天使の囀り』を読み終えていた為、本書はホラー小説としては全体的にマイルドな印象を持った。 -
心理学の本のようでした。多重人格と幽体離脱とエンパシー
-
久しぶりの貴志祐介作品。
やっぱりやっぱり面白い。
中盤からは展開も早く、想像もしていなかった方向に話は進む。
昔から興味があるある分野ではあったが、心理学は奥深くて面白そうだ。 -
貴志祐介さんデビュー作
主人公の由香里は強い感情を読み取るエンパス。
震災によりボランティア活動をしている最中に多重人格障害である千尋と言う少女と出会う。
13番目の新しい人格ISOLAが出現したことにより由香里、千尋、2人に関わる人々の周りで不可解な出来事が起こり出す。 -
-
多重人格に潜む恐ろしい人格の話。
幽体離脱とかエンパスとか、予想してなかった切り口でこれはこれで面白かった。
身体を持たず精神だけで人を殺せるって言うのが超人過ぎる気も…笑
ラストはゾッとしました。 -
人の強い感情が読み取れるエンパスの主人公が多重人格者の少女と出会い、その中に猟奇殺人者の人格がいるのではないかという疑念を抱いていく、ホラーを科学的に考察していく流れが面白く、貴志祐介先生特有の後味の悪いラストもデビュー作から健在だった。
-
貴志祐介さんのデビュー作ということで読んでみた感想。
黒い家やクリムゾンの迷宮などと同様、この作者は伏線回収の仕方が凄い上手だ。一気に伏線を解き明かすのではなく、徐々に徐々に意味がわかって、じわじわと鳥肌がたつ感じ。
やっぱりホラーやミステリー系は貴志祐介が一番面白いと思う。
-
面白かった。多重人格者にうってつけの主人公でワクワクした。主人公もまた大変に辛いものを持っていて共感できた。映画でも見たい。
-
★★★★☆ハズレがない。感情を読み取ることができるエンパス賀茂由香里、多重人格障害少女森谷千尋。研究者高野弥生さんが後半ああいう形で関係してくるとは思いもよりませんでした。相変わらず好みのホラーで、一気に読み終えました。読み終えた後もまた、不安ですね。
-
ホラーと思って読んだんですが、そんな感じではなかったです。勘違い。
多重人格と幽体離脱がどんな風に絡まっていくのか興味を持ちながら読み進めました。面白く読めました。 -
怖いのを期待したけど
怖くなくて残念 -
文句無しに面白いです!
古典ホラーと科学がここまで上手く融合されている例は無いんじゃないかなぁ。
ホラーというジャンルを好きにさせてくれた一冊。
今の40代はこの一冊か、鈴木光司さんのリングからホラーにハマった人が多いのでは。
-
大御所ながら、あまり読んだことのない貴志祐介作品二作目。
タイトル通りの内容。舞台は阪神大震災直後の西宮。ボランティアで被災者の心のケアをする由香里は、解離性同一性障害の少女 千尋と出会う。他人の感情を感じとる能力をもつ由香里は、千尋の中の複数の人格の中に、攻撃性の強い十三番目の人格「ISOLA」の存在を知る。
何となく映画を見たような気がするけど、舞台が震災後の西宮だったことは知らなかった。同じ震災を経験した者としては、それだけで思い入れが強くなってしまう。
本のレーベルも映画のジャンルもホラーになってるけれど、終盤ISOLAを封じることができるか、日が沈むまでというタイムリミットサスペンスの要素が強い。全体的に予想通りという流れだけれど、ラストはホラー映画のような怖さがある。 -
阪神大震災の後、人の強い感情を読み取ることができる「エンパス」の力を持つ賀茂由香里は、その能力を活かして被災者の心のケアをしていた。
由香里が被災者の苦しみを見抜く抜群の共感能力をもっているという噂は、ボランティアの間で広まり、そのことがきっかけで長期入院中の女子高生、森谷千尋を見てほしいと頼まれる。
そして由香里は、千尋の中に十三人もの人格が同居していることを知る。十三の人格はそれぞれの性格に関係した名前がついており、それらは千尋が経験した辛い過去から彼女を守るために生まれたようだったが、震災後に生まれた磯良という人格だけは明らかに異質で、激しい殺意のようなものを感じた。
それ以降磯良は表に現れず、由香里は千尋の通っている学校の臨床心理士である野村浩子と協力して、千尋のカウンセリング(人格の統一化)を進める。他の人格たちも協力的で、カウンセリングは順調に進んでいるように思えたが、千尋を苦しめていた父親や学校の教師や生徒たちが続けて謎の死を遂げる。
由香里は磯良の謎を解くため、精神薬理学の研究をしている大学助教授の真部和彦と出会い、磯良の正体を知ることになるが…
ホラーというよりは超能力対決感が強かったため、あまり怖い感じはなかったように思う。
読んでいて磯良の謎だけでなく、エンパシーの能力者と多重人格者という癖のあるキャラクターを通して、人の心についても考えさせられた。
多重人格者と話す場合は、別の人間と話していると思って接すればイケると思うが、エンパスの人だと心を読まれていると意識してしまい、雑念を抑えられる気がしないと思った。
どういう結末になるのか、終始楽しみながら読み進めることができた。良い作品だった。
著者プロフィール
貴志祐介の作品

新しいのは予約して...
新しいのは予約しているんですけど
作家さんも大変ねえ
ゆーきさんがいいって言った本は全部面白いです!
ゆーきさんがいいって言った本は全部面白いです!