十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.39
  • (150)
  • (443)
  • (745)
  • (119)
  • (25)
本棚登録 : 3255
レビュー : 320
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979013

作品紹介・あらすじ

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 原点で既に貴志祐介ワールド全開。

    そして長く細かいにも関わらず読みやすいとゆう素晴らしさ。

    ありがとうございます。←

  • おそろしい。読んでいくごとに、あ、もしかして、もしかして…と見えてきて、だいたいその通りに進んでゆくのですが、ラストだけには裏切られました。
    すっきりしないと言えばそうだけど、このような終わり方をされることによって、もやもやが心に暫く留まりつづけ「印象に残った一冊」になっちゃうんだよなーずるい。
    スピード感があってドキドキして、全体的に面白かったです。
    心理学や精神医学に興味があるので、学術用語も交えて詳しめに記述されていた点がリアリティがあって良いなと思います。反面、興味ない人にとっては読み飛ばし箇所かもしれません。一長一短。

    もやもや残った点
    ・悠子の「うれえる」は結局何?最後に実は憂子だったと分かるならともかく…
    ・由香里ちゃんが簡単に恋に落ちすぎ!笑
    ・由香里ちゃんに筆者の理想詰まりすぎと感ずる
    ・結局なにも進展してない…物語の最初と最後で、状況悪化しただけ

  • 久しぶりに読んだ貴志祐介の作品。黒い家とかで感じる追い詰められた恐怖とハラハラ感がなくて、なんだか不完全燃焼でおわってしまった!

  • 基本的に怖いものが嫌いなんでホラー小説は読まないんですが、妻からの勧めもあって読んでみました。

    途中怖気づいたのでしばらく読むのをためらっていたのですが、意を決して最後までガガっと読破。うん、やはり怖い。

    面白い作品ではあったのですが、「しばらくホラー小説はいいかな」、と再認識させてくれました。

  • 人の感情が読めるエンパス能力を持つ主人公 VS 多重人格の少女の内に目覚めた凶悪な13番目の人格ですが、対決っていう対決もなくあっけなく終了。
    最後の方には妖怪みたいなのが出てきたり、ホラーよりSFやファンタジーよりな気もします。とても読みづらかったです。

  • 貴志祐介さんの作品は新世界より、悪の教典を他に読みました。どちらも心理学をテーマのひとつにあげてますよね。あり得ない超常現象とどこか現実的な要素を織り混ぜることでこれ程面白くなるのかというのがSFの面白いところ。本作品もエンパシー(思考を読み取る)能力を持った主人公と多重人格の少女との物語。最初は多数の人格と対談していき、人格の統合を目指すというものでした。が、途中でびっくりホラーが入ってくる!突如現れた13番目の人格!その正体と存在意義を探っていくうちに明らかになる真実!エンパシーというSF要素が入ってるため「こんなのあり得ない」や「現実ばなれしすぎ」といった野暮なことを考えることなくすらすら読むことができました。あくまで個人的な意見ですが、物語全体の評価だと悪の教典や新世界よりには及ばないですが、最後の数ページにはそれらを凌駕してるといっても過言ではないほどの衝撃を受けました。まだ事件は終わってはいない、という印象を受けつつもこの物語はここで終わりなのだと素直に感じさせてくれるところが貴志祐介さんのすごいところなのでしょうか?
    SF好きなら読んでみる価値ありだと思いますよ。

  • 多重人格と、オカルトを絡めたサスペンス小説でした。貴志さんの小説が好きなので、読んでみた一冊。他の作品に比べて重厚感があまりなく、サクッと読み終わってしまったな、という印象。

  • 友達お勧めの一冊。
    ホラー好きな子に「なにかいいのない?」って聞いたらこれを貸してくれました。
    うむ。ホラーだな。うん。
    なんだろう。こういう流れの本を昔読んだような気がする。リングだっけ、パラサイト・イブだっけ、アナザヘブンだっけ? そこらへん。
    おもしろかったっちゃぁおもしろかったんだけど。
    うーん。なんだか後半の流れがうーんって感じかなぁ。
    前半、千尋ちゃんの人格統合の話はおもしろかったんだけど、後半「ISOLA」が実はってあたりからちょっとスピリチュアル的な内容になったからぽやぽやしてた。

    ただ、貴志さんの文章はわりと読みやすくてさくさく読めるので、引き続きこの方の本も図書館で借りようかと。
    友達いわく、次のオススメは「天使の囁き」らしいので、借りてこよう☆

  • かなり怖い話だと聞いていたが
    現実離れし過ぎた内容にあまり入り込めず
    淡々と読んでしまった。

    しかし最後に少しぞっとした。

    多重人格者の物語。

  • 第3回日本ホラー小説大賞(佳作)。貴志san作品☆キーワードは、多重人格者、賀茂由香里。13番目は・・・背筋が凍りました。

全320件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)のその他の作品

貴志祐介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする