黒い家 (角川ホラー文庫 45-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • / ISBN・EAN: 9784041979020

作品紹介・あらすじ

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 貴志さんは2冊目、初読の青の炎が面白すぎて映画版まで見てしまった。その際に1Q84O1さんに、こちらオススメして頂き、やっとチャレンジ!
    角川ホラー文庫を買うのも読むのも初めて。
    表紙は電子書籍の方のデザインで手にとれた、この恐い家の表紙なら躊躇してたかも。
    面白かったー!!!
    オススメありがとうございます(*'▽'*)

    勝手に幽霊や心霊現象とか少しあるのかなと思ってたら全然違くて、良かったー
    生命保険会社側の内側模様を知れたりもしました。
    物語は生命保険を巡る事件事故に巻き込まれていく話から始まるが、最後にいくにつれてどんどん怖くなる……そこまでもう踏み込まないでいいよーやめときなよー若槻くん!って何度問いかけたことか…
    そして恵さん、なんか苦手。

    エレベーターのシーン恐くて、映画を観ているかのようなリアルな緊迫を紙の本からここまで感じられるのは、貴志さんがすごいのかな。

    やはり、オバケよりも、生きている人間が1番恐いんだな、、、、おっそろしいぃ(((o(*゚▽゚*)o)))

    あ、、悪の教典の上下も読んでた!ので、貴志さんの作品は、3作目でした!

    リカに続き、こちらを読んだ私の心理はいかがなものだろうか(^◇^;)次は違うテイスト挟もうかな。

    • 1Q84O1さん
      なんなんさん、こんばんは♪
      『黒い家』読まれたんですね!
      リカに続き、本作を読破( ̄ー ̄)ニヤリ
      なんなんさんの心理はズタズタに…
      いや、む...
      なんなんさん、こんばんは♪
      『黒い家』読まれたんですね!
      リカに続き、本作を読破( ̄ー ̄)ニヤリ
      なんなんさんの心理はズタズタに…
      いや、むしろ強くなっているかもしれませんねw
      これからは、ホラーが楽しい季節ですよ
      違うテイストを挟まずホラーで突っ走りましょう
      ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
      2023/06/13
    • なんなんさん
      1Q84O1さん、こんにちは!
      遂に読みましたよー(^^)
      メンタルは、むしろ強くなったかもしれませんw
      んーーー、心霊現象系ではないホラー...
      1Q84O1さん、こんにちは!
      遂に読みましたよー(^^)
      メンタルは、むしろ強くなったかもしれませんw
      んーーー、心霊現象系ではないホラーであれば読んじゃうかもしれません( ̄∇ ̄)
      2023/06/14
    • 1Q84O1さん
      メンタルがレベルアップした今のなんなんさんなら大丈夫!
      どんどんホラーいっちゃってください( ̄ー ̄)ニヤリ
      ってか、最近、わたしもあまりホラ...
      メンタルがレベルアップした今のなんなんさんなら大丈夫!
      どんどんホラーいっちゃってください( ̄ー ̄)ニヤリ
      ってか、最近、わたしもあまりホラーを読んでないです…
      2023/06/14
  • 【感想】
    物語の序盤から中盤にかけては、「日常に潜む人間の怖さ」がテーマでした。
    菰田重徳が何を考えているのか全然わからず、また不気味さも相まって、「もしかすると自分も運が悪ければこのようなトラブルに巻き込まれてしまうのでは?」といった身近な恐怖を感じました。
    狂っている人間ほど怖いものはないなと、読んでいてガクブルしていました。

    ただ終盤は、もはや人間ではなく、モンスターと化した菰田幸子との戦いに。
    物語のジャンルも、もはや「ホラー」ではなく「モンスターパニック」になりました。
    こうなったら、もはや読んでいて怖くも何ともありません。だって、コメディですもの。笑
    (余談ですが、菰田幸子の垣間見せるタフネスさは、RIKAを彷彿とさせますね。)

    警察の無能さ、無関心も、少々オーバーすぎるだろとツッコミながら読んでいました。
    あれだけ証拠が出揃っていたらいくら何でも動くだろう。笑
    主人公を孤立無援にさせるための演出ではあると思いますが、「犯罪に対して、さすがにここまで無能で無関心な警察なんかいねーよ!」とツッコミました。

    物語自体の構成はかなり面白かったのですが。。。
    作中のホラー要素を訴求するあまり、終盤は一気に安物のホラー作品になっちゃいました。
    コメディ要素がなければとても面白かった作品でしたが、、、残念です。



    【あらすじ】
    顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。 それが悪夢の始まりだった。 第4回日本ホラー小説大賞受賞。

  • 日々暑く寝苦しいため 涼もうと読了
    超有名ホラーで、これまで本を読まなかった私でも
    知ってるタイトル

    映画とキャストが有名で、ネット検索した時点で
    驚きが半減したような…
    誰が恐ろしいとかはホラーには問題はないのか?

    ミステリーもホラーも描写が命
    後半はサイコパス動機そっちのけで追われる恐怖に手に汗握る

    人の命とお金を紐づける生命保険
    いつの時代も生命保険は良いイメージがないですね…

  •  ホラーです。強烈なホラーです! ゆ〜っくり、じ〜んわり恐怖が襲います。「身の毛もよだつ」体験をぜひこの夏、貴方も! 涼しくなりますよー。

     ただホラーと言っても、怪異や妖が忍び寄る怖さではなく「生身の人間の怖さ」です。生きている人間の底なしの悪意や闇、やっぱりこれが一番恐ろしいですね。この独特の恐怖と緊張感、そして読ませる展開とスピード感に惹き込まれます。

     生命保険会社勤務の主人公が、保険金支払の査定で不正請求の疑問をもち、独自調査を始めると同時に悪夢のトラブルに巻き込まれていく展開です。
     客からの執拗で病的な保険金要求、周囲へも広がる嫌がらせや脅迫まがいの描写は、かなり生々しく臨場感があります。
     本作は初版発売が1997年ですが、生命保険制度のモラルに付け込む悪意や病巣について、早い段階から社会への問題提起にもなっています。
     (ちょっと余談)ちょうど今、会社ぐるみで保険金不正請求したとして、「◯◯◯モーター」が世間を騒がせていますが、これはこれで怖い‥。

     貴志祐介さんは、8年ほど生命保険会社の勤務経験があるそうで、本書を読んだらハイ、納得です。この制度の悪用とホラーの絡ませ方が絶妙で、日本ホラー大賞受賞も頷けます。
     個人的には『青の炎』の鮮やかさと読後感の方が好きですが、また別の面の魅力を知らしめ、読者を恐怖の世界に誘う名作と受け止めました。

    • みんみんさん
      みなさんのレビューで
      みんみんメモ_φ(・_・が追いつかないです笑
      みなさんのレビューで
      みんみんメモ_φ(・_・が追いつかないです笑
      2023/07/27
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      あ、そっち(も)。なるほどー。
      でも、相互レビューの忙しさは〝嬉しい悲鳴〟では?
      あ、そっち(も)。なるほどー。
      でも、相互レビューの忙しさは〝嬉しい悲鳴〟では?
      2023/07/27
    • みんみんさん
      あっ!どっちも笑
      ブク友さんのレビュー参考に選び
      図書館で発掘し
      Amazonまでオススメしてくる笑
      あっ!どっちも笑
      ブク友さんのレビュー参考に選び
      図書館で発掘し
      Amazonまでオススメしてくる笑
      2023/07/27
  • 第4回日本ホラー小説大賞 作品ですが、呪力とか魔物とか超常現象によるところなく、日常生活を侵す恐怖を堪能できます。
    生命保険会社で保険金請求の査定業務を担当する若槻。彼が対応した一本の電話が、その後の恐ろしい経験の始まりとなります。
    彼は、指名され向かった顧客の家で、子供の死体の第一発見となります。そして、その子供の保険金請求の担当者となります。
    毎日、窓口に通う子の父親。自宅に続く無言電話。日常生活に沮止が出るほど、追い込まれていきます。保険金請求に潜む企み。子供の死因に疑いを持つ若槻は、この企みの真の首謀者にたどり着きます。
    ギリギリのところで、解決を見るのですが、日常に潜む恐怖なのでエンドレス仕上げになっています。
    生まれつき邪悪な人間なんていない、という考えが、一番危険なんでしょうねえ。

    • おびのりさん
      私は、羊たちの沈黙を思い出しましたよ。
      私は、羊たちの沈黙を思い出しましたよ。
      2023/03/30
    • みんみんさん
      虎狼の血2じゃなくて?
      リングとかは?
      ちょっとムリではないかと( ̄▽ ̄)
      虎狼の血2じゃなくて?
      リングとかは?
      ちょっとムリではないかと( ̄▽ ̄)
      2023/03/30
    • ゆーき本さん
      リングは大丈夫!
      虎狼の血2なんて話し聞いただけで観るの諦めてるー!( 'w' )
      リングは大丈夫!
      虎狼の血2なんて話し聞いただけで観るの諦めてるー!( 'w' )
      2023/03/30
  • 愛着のある本。ホラーに目覚めたきっかけでもあるし、オカルトが苦手な事を気付かせてくれた恩師改め恩本でもある。

    保険金殺人がテーマ。脳内再生は大竹しのぶで間違いないし、その流れで是非映画も見てもらいたい。
    彼女の演技が本当に怖い。

    人の闇って計り知れない。ひょんなきっかけで、自身もその闇に飲み込まれてしまうのやもしれない。考えるだけでぐずってしまいそうだ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      NORAxxさん
      人は自分に都合が悪いコトは気付かない振りをする。外側のコトは時代の所為にしたり、内側のコトは棚に上げたり。。。
      手に負えな...
      NORAxxさん
      人は自分に都合が悪いコトは気付かない振りをする。外側のコトは時代の所為にしたり、内側のコトは棚に上げたり。。。
      手に負えない闇が広がっている。と思っていますが、あちこちで小さいかもしれませんが、灯も。。。

      スミマセン猫の戯言です
      2022/04/23
    • NORAxxさん
      猫さん
      いえいえ、戯言とは思いません。本当に仰る通りだと思います。闇の存在を認知しておく事は何かの盾になってくれるやもしれないですね^ ^
      ...
      猫さん
      いえいえ、戯言とは思いません。本当に仰る通りだと思います。闇の存在を認知しておく事は何かの盾になってくれるやもしれないですね^ ^
      暗黒には暗黒を..な書物を求める時は是非一声かけてください(笑)
      2022/04/23
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      NORAxxさん
      > 暗黒には暗黒を..な書物を
      心強いお言葉ありがとう御座います。その時は是非短めのを、、、
      NORAxxさん
      > 暗黒には暗黒を..な書物を
      心強いお言葉ありがとう御座います。その時は是非短めのを、、、
      2022/04/23
  • サイコパス犯による保険金殺人。

    保険会社に勤める主人公が巻き込まれ、徐々に追い込まれていく展開は、リアリティがあって恐怖を感じた。

    一方でリアリティの追求によるものなのか、生命保険のしくみや、サイコパスに関するプロファイルなどの解説シーンが長くて、途中自分の感情がストーリーから脱線してしまったことで読了感が薄れてしまった。

  • 怖い…ただただ怖い。。
    ホラー好きの知人に勧められるままに読んだが、小説だと思って甘く考えていたら予想を遥かに上回る怖さだった。まるで面白半分に心霊スポットを訪れたら本物の恐怖に遭遇したような…読んだ事を激しく後悔 笑。

    描写が細くリアルで、映像を観るよりも頭に情景を浮かべてしまう。心理学や保険についての話は現代にどれくらい当てはまるかは分からないけどとても勉強になったし、多方向から恐怖を煽っていくストーリーに仕上がっていると感じました。これがホラー小説なのかと感動したのが絶妙なスピード感で、場面毎に見事にコントロールされてる。終盤の黒いの家の場面は息を吸う間も与えてくれない。想像で読み進めるからこそ暗闇にいるような錯覚に陥り、文字のみに頼り状況を探っていく…音、光、臭いなど本来感じる事がないはずの物まで想像して気持ち悪くなってしまった。。

    結論、小心者な自分にはホラー小説は無理でした。明るい方向へストーリーが進むと気持ちも上向くけど、暗い感じでずっと行くのは耐えられない。読む時間帯やその時の気分に左右されるので、このジャンルを読むのは控えようと思いました笑。

  • 私たちはお金がないと生きていけない。お金と命は、常に天秤に掛けられている。誰が正気で、誰が狂っているのか。保険金を巡る事件は、日頃のニュースやドラマの中で多数の人にとっては、あまりにも非情に映るものだ。

    眉間に皺を寄せずには居られない。不気味で不愉快な執着と憎悪。
    物語の進行に合わせて、登場人物達が抱えるトラウマや、心の闇の輪郭が見えては消えてゆく。

    ホラー要素がたっぷり。怖っ!気持ち悪っ!ゾワッ。
    素晴らしく恐ろしい描写に鳥肌が立つ。
    私は読書の最中に、玄関、窓、浴室、壁、トイレ、照明、家鳴り。色んなものがいつもと違うという妄想に飲み込まれしまいそうで、何度か本を閉じて呼吸に集中するという時間を設けていた。

    個人的には金石の述べた思想には、深く同意する部分があった。あまりに割り切った考えである為に、全てに頷くことはできないが、読んでいてどこか安心感がある。

    決して救いのある物語では無いし、読者としても深く傷を負った気持ちになる。人はどこまでも、欲深く得体の知れない目的意識に、救済や犠牲を織り交ぜて個人や大衆を操り、また操られる。

    不足の事態に人々を金銭的に守り、支援するための制度が人を傷付け、殺したのである。
    保険金にまつわる物語の一つだ。

    読了。

  • 読めば読むほど怖くなり、不安感を覚えるのだが不思議と読む手が止まらなかった。

    人への恐怖感がすごい勢いで増幅して行ってしまった。特段大きな事件、出来事ではない些細な日常の中に込められた狂気が日本のホラー作品の代表的な描き方だと感じた。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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