クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 6832
レビュー : 876
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979037

感想・レビュー・書評

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  • 謎のゲームに巻き込まれた主人公をめぐるストーリーだが、同工の作品と比べて展開が面白く、貴志祐介はさすがだなあと思う。人が何らかの理由で「人でない者」になってしまう、という題材が作者には多い気がするが、それが作者にとっては最大のホラーということなのだろう。

  • 目覚めると、一面深紅色(クリムゾン)に覆われる異様な場所にいた藤木。そこは、まるで火星のよう。傍に置かれていたゲーム機には、「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。」の文字。一体、どんなゲームが始まるのか…。

    最近でこそ、こういった類いの不条理系サバイバルゲームのストーリーは少なくないけど、これが20年前に書かれたって言うんだから、貴志祐介さんやっぱりスゴイ。今読んでも、めっちゃ面白かったです。
    そして、ゲームブックなるものが実際にあったんだと知りました。主人公の藤木が体験したゲーム含め、娯楽っていつの時代も、いろんな形があるんだなぁ。

  • 緊迫感とおそろしさで、あっという間に読み終わりました☽

  • 全編間断なくつづく極限のスリルとサスペンスに痺れた。離れてビクビク、近づいてドキドキ、隠れてヒヤヒヤ、逃げてハラハラする意地の悪い展開がたまらなく面白い。また、随所に挿入されるサバイバル描写も興味深く、本書を携えていれば、オーストラリアの平原でもある程度生き延びることができるかもしれない。

  • やっぱ面白し、貴志祐介。そっか~、この表紙の世界観はオーストラリアのものでしたか、なるほど。内容はサバイバルゲームだけど、実際のゲーム機をリンクさせることで、より身近な出来事として楽しめる。なんだかよく分からない食べ物オンパレードの狩猟生活も見どころで、結構グロイものも食べているけど、ちょっと食べてみたくなってしまう。実はマニアがその様子を楽しんでいたっていうオチも、特に目新しいものではないけど、いかんせん物語が面白いから不満はなし。

  • はじめての貴志祐介!ミステリの人かと思ってたけど、ホラー寄りの方なのね。
    お話は藤原竜也が出る映画、って感じ。これ多分映像だったら怖くて見てられなかったと思う。読んでるだけでもだいぶドキドキした!けど手は止まらない!
    結構厚いなあ、読み切れるかな、と思いながら読み始めたけどあっという間の300ページちょっとでした。
    かなり特殊な設定での物語だったので(それが怖さを増してたんだけど)、次はもうちょっとリアリティのある設定のやつ読んでみたいな。

  • ある日、藤木は目覚めるととんでもない所にいた。

    オーストラリアのバングル・バングルだった。

    さあ、ゼロサム・ゲームのはじまりだ
    男女9人の喰うか喰われるかのサバイバル。

    エンディングは3種類
    バッドエンド、ハッピーエンド、トゥルーエンド。
    どれがいい?

    勝ち抜けゴールした貴方に賞金五百万円!
    えー!この内容で五百万円はないだろう

    このゲームの目的はなんだ
    スナッフ・ピクチャーなのか

    昔、夢中でやっていたRPGのようで楽しかったが、
    人肉喰らう食屍鬼グールにはなりたくないな。

  • ゲームキッズに出てくるヒントにどきどきしながら読んでいたが、あまり奥深いものはなく、最後は拍子抜けのようなエンディングだった。もっと差し迫った緊迫感があるとよかったのに、最後はあっけなくて残念。
    他の参加者との殺戮や駆け引きがあるのかと思いきや、悪は二人だけで、あとの人たちはあまり役割を持っていなかった。生き残るためにはどの選択肢を選べばいいのか、主人公の運命にはらはらしていたのに。ほかの人たちのそれぞれの生き残るために必死であがき続けていく行動も同じ物語の中で章立てて平行して書けばおもしろかったかも。

  • ゲームブック懐かしい!人間って怖い系のホラーだけど、特殊な設定で異色の怖さだった。ラストもゲームブックにリンクしていて良い終わり方だと思った。

  • 第一チェックポイントでどこにいるのかと別カセットの情報(特に罠のFSビスケットが出てきたあたり)でこれからの展開がなんとなく読めたものの、一気に読んでしまった。
    前半はサバイバルしてる様子がおもしろくて、後半はグールとして人を食う化物になった人たちから逃げるのがドキドキで面白かった。
    最後に藍と再開できなかったのがハッピーエンド好きとしては残念だけど、それでも減点するには至らない面白さだった。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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