クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.84
  • (918)
  • (1110)
  • (1102)
  • (125)
  • (25)
本棚登録 : 6842
レビュー : 877
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979037

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いわゆるありがちな最後の一人が勝者となるサバイバルゲームに放り込まれた主人公がヒロインとともに生き延びていく話なんですが…貴志さんが描きたかったのは、中盤で登場する恐るべき「鬼」の正体なんですね。思いのほかリアルに考え込まれた舞台です。
    序盤、サバイバルゲームの参加者たちは
    「サバイバルのためのアイテム」
    「護身用のアイテム」
    「食糧」
    「情報」
    のどれか一つを選んで取りに行くんですが…あなたならどうしますか? この選択がその後大きく影響していきます。

    帰結の仕方がイマイチだったので☆1つ減点しましたが、とにかく自分もサバイバルしているかのようにドキドキ怖くて、あっという間に読めてしまう作品。

  • 読んでる時は面白くて一気読みしたけど、読破した後振り返るといろいろとアレなことが多いなと思ったので星一つ減らした

    ・壁登ったらペナルティだったのに2回登っても罰則なし
    ・ゲームマスターのくせに自殺行為
    ・最後の鬼ごっこでなぜか犯人側が千里眼を持っている
    今思いつくのだけ羅列したけど、探せばたぶんまだ出る

    というか終盤から雑というか、なんか...
    悪の教典のときも思ったけど、この作者は最後まで書くのに飽きるのかな?
    まあ話は複雑でなく伏線もほぼないので深く考えずに娯楽的に読める
    のでそういう気分の時にオススメ

  • 貴志祐介の最高峰と評判の高い本作。
    ようやくブックオフの100円コーナーで見つけた状態の良いこの文庫本は一瞬で読み終えるほどの面白さだった。
    やはり、貴志祐介はエロいハゲ親父である(賞賛)
    こうなったら一刻も早く唯一100円コーナーで発掘できていない「新世界より」の下巻を見つけてイッキ読みしたい!

  • 先が気になって思わず一気読みした作品。ミステリーとして読むと細かい謎が残りモヤっとしますが、グールから隠れている時は思わず読んでるこっちが息を止めてしまう程ハラハラした。あと主人公のサバイバル能力が話が進むにあたってどんどん高くなっていて、無職でもこの人どこでも生きていけるわと思った。

  • どうにも止まらない。

    目が覚めると知らない土地で、携帯ゲーム機からの指示を頼りにしたサバイバルゲームのプレーヤーになっていた……

    このゲームの正体は一体何なのか、無事に元の生活に戻れるのか…って話。

    筋書きだけ見ると、割りとありそうな話だが、文章や展開のテンポが良いせいか、続きが気になって頁をめくる手が止まらず。

    この作家の他の作品を読みたくなるほど面白い小説でした。

    かなりオススメです。

  • 混沌とした意識のまま目覚めた藤木は目の前の見たこともない光景に呆然とする。記憶も判然としない中、唯一の手がかりを示すゲーム機をたよりに進むと同じ状況の8人がいた。
    未知の土地で突如始まるサバイバルゲーム。果たして藤木は生き残れるのか。

  • ゲームブックという知らない世界を知れて楽しかった

    後半なんでもありになってちょっと残念
    もっとゲームブックのルールで戦って欲しかった

  • 一気読み必須。

    面白かった〜!!
    完全なSFは苦手だけど、このバーチャルな世界は好きだ。
    そして、懐かしいゲームブック。一時期、はまってたし。
    大概、騙されて途中で敵に食い殺されてたな。最後、トュルーエンドなる終わり方があった事も、初めて知った。

    藍の真実(真相)も知りたいけれど、こんな切ないラストも嫌いじゃないな(^.^)

  • 貴志作品で一番好きで、この作品だけは何度も読み返しましたね。

  • 「新世界より」とNO.1を迷ったが、この作品も文句無しに面白かった。
    大分前に読んだ本だから余り覚えて無いのは残念だな。
    いつか読み返してみたい。

  • 謎のゲームに巻き込まれた主人公をめぐるストーリーだが、同工の作品と比べて展開が面白く、貴志祐介はさすがだなあと思う。人が何らかの理由で「人でない者」になってしまう、という題材が作者には多い気がするが、それが作者にとっては最大のホラーということなのだろう。

  • 目覚めると、一面深紅色(クリムゾン)に覆われる異様な場所にいた藤木。そこは、まるで火星のよう。傍に置かれていたゲーム機には、「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。」の文字。一体、どんなゲームが始まるのか…。

    最近でこそ、こういった類いの不条理系サバイバルゲームのストーリーは少なくないけど、これが20年前に書かれたって言うんだから、貴志祐介さんやっぱりスゴイ。今読んでも、めっちゃ面白かったです。
    そして、ゲームブックなるものが実際にあったんだと知りました。主人公の藤木が体験したゲーム含め、娯楽っていつの時代も、いろんな形があるんだなぁ。

  • 緊迫感とおそろしさで、あっという間に読み終わりました☽

  • 全編間断なくつづく極限のスリルとサスペンスに痺れた。離れてビクビク、近づいてドキドキ、隠れてヒヤヒヤ、逃げてハラハラする意地の悪い展開がたまらなく面白い。また、随所に挿入されるサバイバル描写も興味深く、本書を携えていれば、オーストラリアの平原でもある程度生き延びることができるかもしれない。

  • やっぱ面白し、貴志祐介。そっか~、この表紙の世界観はオーストラリアのものでしたか、なるほど。内容はサバイバルゲームだけど、実際のゲーム機をリンクさせることで、より身近な出来事として楽しめる。なんだかよく分からない食べ物オンパレードの狩猟生活も見どころで、結構グロイものも食べているけど、ちょっと食べてみたくなってしまう。実はマニアがその様子を楽しんでいたっていうオチも、特に目新しいものではないけど、いかんせん物語が面白いから不満はなし。

  • はじめての貴志祐介!ミステリの人かと思ってたけど、ホラー寄りの方なのね。
    お話は藤原竜也が出る映画、って感じ。これ多分映像だったら怖くて見てられなかったと思う。読んでるだけでもだいぶドキドキした!けど手は止まらない!
    結構厚いなあ、読み切れるかな、と思いながら読み始めたけどあっという間の300ページちょっとでした。
    かなり特殊な設定での物語だったので(それが怖さを増してたんだけど)、次はもうちょっとリアリティのある設定のやつ読んでみたいな。

  • ある日、藤木は目覚めるととんでもない所にいた。

    オーストラリアのバングル・バングルだった。

    さあ、ゼロサム・ゲームのはじまりだ
    男女9人の喰うか喰われるかのサバイバル。

    エンディングは3種類
    バッドエンド、ハッピーエンド、トゥルーエンド。
    どれがいい?

    勝ち抜けゴールした貴方に賞金五百万円!
    えー!この内容で五百万円はないだろう

    このゲームの目的はなんだ
    スナッフ・ピクチャーなのか

    昔、夢中でやっていたRPGのようで楽しかったが、
    人肉喰らう食屍鬼グールにはなりたくないな。

  • ゲームキッズに出てくるヒントにどきどきしながら読んでいたが、あまり奥深いものはなく、最後は拍子抜けのようなエンディングだった。もっと差し迫った緊迫感があるとよかったのに、最後はあっけなくて残念。
    他の参加者との殺戮や駆け引きがあるのかと思いきや、悪は二人だけで、あとの人たちはあまり役割を持っていなかった。生き残るためにはどの選択肢を選べばいいのか、主人公の運命にはらはらしていたのに。ほかの人たちのそれぞれの生き残るために必死であがき続けていく行動も同じ物語の中で章立てて平行して書けばおもしろかったかも。

  • ゲームブック懐かしい!人間って怖い系のホラーだけど、特殊な設定で異色の怖さだった。ラストもゲームブックにリンクしていて良い終わり方だと思った。

  • 第一チェックポイントでどこにいるのかと別カセットの情報(特に罠のFSビスケットが出てきたあたり)でこれからの展開がなんとなく読めたものの、一気に読んでしまった。
    前半はサバイバルしてる様子がおもしろくて、後半はグールとして人を食う化物になった人たちから逃げるのがドキドキで面白かった。
    最後に藍と再開できなかったのがハッピーエンド好きとしては残念だけど、それでも減点するには至らない面白さだった。

  • 面白い!決して深みのある作品ではないし、感動したり心が揺り動かされるような作品ではないし、記憶に永遠と残り続けるような作品ではない。
    でも、読んでいる時間をエキサイティングに過ごせる娯楽小説としては完璧だった。
    ジャンルとしては「サバイバル」もので、いい意味でB級パニック映画を見ているような感覚。それでいて、最後には爽やかな読後感もあって。
    貴志祐介作品だと、「ダークゾーン」なんかと同じ系譜の作品で、ミステリー的な練られたシナリオもありながら、あまり頭を使わずに、駆け抜けるような読書体験で。楽しくて、心地よい時間を過ごせました。

  • 「新世界より」の独特な世界観に衝撃を受けて以来、その著作を1冊ずつ読み進めてきた貴志祐介氏の1999年の作品。

    「新世界より」→「悪の経典」→「黒い家」という順番で代表作から読んできたためか、最初に感じたような強烈なインパクトのある作品には残念ながらなかなか出会えませんでした。

    ですので、本作品も買ってはみたものの、正直なところあまり期待してはいませんでした。三連休の最後のゆるい読書にはちょうどいいかな、くらいの軽い気持ちで読みはじめたのですが、これが結構おもしろかったりするのです。

    舞台設定が荒っぽいとか、展開がややスムーズ過ぎてやや雑だとか、どうしても気になってしまう部分があって、決して万人受けする作品ではないかもしれないですが、それを差し引いても十分に楽しめる内容でした。

    あと、「黒い家」みたいに怖すぎないのもいい。
    あれはマジで怖かった。ホラー小説としてはほぼ完成形と言えるくらい非の打ち所がない作品でしたが、怖すぎてもう二度と読みたくない(笑)

    ただ、最後はもう少し引っ張ってほしかったかな。そもそも「あり得ない」舞台設定なので、その後のストーリーがどうこうという既存の枠組みで考えてはいけないのかもしれませんが、それでもやや置いてきぼりを食ったような、満たされなさも残ります。

  • 火星と題した、山岳荒野地帯で繰り広げられる謎のサバイバルゲーム。

    突然そんな環境に放り込まれた主人公ら9人のプレイヤー。お互いに疑心暗鬼しながらクリアを目指すが・・・

  • 面白かった〜
    一日で読み終わり!
    悪の教典の人なのかー。

  • ハラハラドキドキしながら、どんどん読み進める。子供の時にやったゲームブックとは、懐かしい素材一方、最後がよくわからない…読み終わったらがっかり…なんだろう?この虚無感。こういう非現実的な素材がもともと好きでないのかも…

  • SF感マックスで独自の世界観に惹かれたが、
    途中だれてしまって少し飽きてしまった。

  • ゲーム性がある内容で面白かったが意外性はなし。

  • バトロワみたいで面白かった

  • 最後がなあ、、、。

  • 全体として面白かったのだが、結局何だったんだろう?という感じ
    小説に現実感を求めたらダメか

全877件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

貴志祐介の作品

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする