青の炎 (角川文庫)

著者 :
制作 : 角川書店装丁室 
  • KADOKAWA
3.84
  • (1373)
  • (1555)
  • (1784)
  • (152)
  • (24)
本棚登録 : 10352
レビュー : 1377
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979068

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 一気読みでした。
    「一度火をつけてしまうと、瞋りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くすことになる」
    という言葉で、ラストの予想はつきましたが・・・

  • 計画緻密な殺人計画が小さな所から壊れて行ってしまう。そんな所がスピード感良く描写されていて短時間で読めた。

  • 「こんなにも切ない殺人者が、かつていただろうかー」

    映画が公開された当時、このコピーはすごくいいなぁと思ってたけど、特に興味もわかずスルー。今頃原作読んでみましたが、ほんとに切なく悲しく胸が締め付けられました。どんなに頭が良くても結局はまだ子供。切なかった。

  • 頭脳は大人、だけど精神は子供のままの高校生。
    すごく頭がよくて、やさしくて、行動力がある。途中までは、櫛森がやっていたことは正しいと思っていた。一人目までは。
    でも、もちろん人を殺した主人公に待っていたのはバッドエンド。さいごの決断が正しいかは分からない。けど、全体的にかれは自分の精神状態と、周りの人の本当の気持ちというのが分かっていなかったのだとおもう。

    大切な人を傷つけないために自分がどう行動すべきか、改めて考えさせられる。自分に頼るのか、あるいは人に頼るのか。

  • 青春時代のさわやかさが感じられる推理小説だった。題材は主人公による2件の殺人事件と一見残酷だが、彼の境遇を考えると共感できるような部分もあり、特に後半のほうでは物語の躍動感もあって惹きこまれた。また、心理描写や背景描写が繊細であるため、主人公の視点でこの物語の行く末を辿っていけるところが、本作品の醍醐味でないかと感じられた。

  • 家族を守るために完全犯罪を計画する高校生の話。
    葛藤の過程、突発的な混乱、徐々に追い込まれていく焦りなど、
    心情が細かに描かれ、読んでいるこっちが苦しかった。

    悪のような人間がいたとして、一般人の有効手段は存在するのだろうか?
    マスコミへの露見は本当に表面では?裏の話の真実は…?
    いろいろと考えてしまう。

    最後の行動に自分の愛する人を守るためにとったもの…難しいな。
    しかしながら、小説自体の終了はバッドエンドなのかよくわからない。
    私自身は、もやもやが残っている。

  • 他に道はなかったのだろうか。

  • ラストが良かった。
    少年は悪人でないからこそ最後の行為は切なく罪深い。

    また、作中通して心理描写が秀逸でリアリティーを感じながら読むことができた。

  • やー、巧い!引き込まれた。
    読了後は夜中だったこともあって、せつなさ倍増。

    切羽詰まったカンジもとてもよく解る。
    そして殺人の動機、完全犯罪を狙った理由、最後の決断、
    その全てが家族のためというのが悲しい。

  • ずっと読みたかった貴志祐介、初挑戦。うーん、もう切ないわ。切なすぎる。秀一がもっと早く事実を知っていればこうなることは避けられたのに。自分の為じゃなくて家族の幸せを守る為、殺人に手を染めた秀一。殺人犯なのに何でこんな感情移入してしまうのだ!私!これを読んだ後は何故か海に行きたくなった。訳もなく海の近くをロードレーサーでぶっ飛ばしたいんだよ!!って気持ちになる。余談:映画は当時劇場に見に行ったけど読了後もう1回見た。秀一は二宮くん以外有り得ない!それくらいはまってた。2010/005

全1377件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青の炎 (角川文庫)のその他の作品

青の炎 (角川文庫) Kindle版 青の炎 (角川文庫) 貴志祐介
青の炎 単行本 青の炎 貴志祐介
青の炎 Audible版 青の炎 貴志祐介

貴志祐介の作品

ツイートする