硝子のハンマー (角川文庫)

著者 : 貴志祐介
  • KADOKAWA (2007年10月11日発売)
3.48
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  • 509レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979075

硝子のハンマー (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 普段から特に推理して
    読むタイプではないけど
    このトリックはさすがに分からない…。
    その分意外性はありました。

    なぜか2話入っていると
    勘違いしていたので…
    前半終わったとき解決してなくてビックリ。
    そして後半全然雰囲気違ってまたビックリ。

    シリーズ続編は機会があれば…

  • 普段はドラマの原作、と聞いて本を選ぶことはない。
    たまたま原作があることを本屋さんで知り、手にとってどんなのだろうとページを開いてみた。ふんふん、原作では弁護士の青砥さんが新人ではなくもう少し経験を積んでいて、芹沢弁護士はいないんだな。そして、主人公榎本は…、泥棒を本職とする防犯コンサルタント。

    ドラマは1話完結なのだけど、この作品はこの本でひとつのお話。
    トリックもすごいが、人間の作りこみもすごい。
    前半は榎本と青砥が事件の捜査をしていく。可能性を考えては捨て、天然な(青砥の)案を試しては捨てる。犯人はどうやってビルに忍び込み、監視カメラの目を掻い潜り被害者を殺したのか。そして犯人は誰なのか?
    トリックが明かされる前に、後半犯人の独白が始まる。
    この展開も、読者を(というかわたしを)引き込ませる。ただトリックをとくだけでなく、なんで犯人がこんなことをしようとしたのかも明かされる。新鮮です。普通だと、探偵(役)がトリックを暴き、犯人に突きつけて、観念した犯人が話し始める…というのが王道かと思う。でもこの話だと、犯人の生々しい感情が書かれていて、トリックを榎本に解かれて欲しくないような気持ちになってしまいました。

    泥棒なんてことをしている榎本の意外な正義感や、青砥の天然さがとてもいいです。
    どろどろ重たい場面もありますが、不思議に明るい読後感。
    ちなみに気になったのは榎本の好み。これはシリーズ2作目にも出てくるんですが、「知的な美女」に自分の能力をひけらかしたい欲望があるらしく(笑)
    現在第3作まで出てるのですが、もう2作目までは読破済です。榎本のことが明かされる(ことがあるのか分からないですが)のが楽しみです。
    そして原作者の喜志さんがおしゃってたのをどこかで読んだんですが、そのとおり、榎本の神経質そうなところが大野さんにぴったり。青砥は戸田さんをもう少し歳を取らせた感じで想像しながら読んでます。

  • 基本的には面白かった。
    続きも読んでみたい。

    ただ、私が犯人だったら、あんなめんどくさいことしてまで殺人しないわ。

  • 貴志祐介だけどグロさ0の本格ミステリー。

    作品によって変わる文体。

    流石です貴志さん。

  • 周到なミステリ。冗長とは表裏一体。
    ディティールが細かいのは面白かったけれど、
    先に映像化をみてたから想像を助けられる部分もあって、それがなかったらちょっときつかったかなという気もするし
    逆にすでに主要な部分を押さえた状態だったから冗長に感じるところもあったかもしれない?
    前半の推理合戦は探偵とワトソンの個性で難なく読めて、後半はぐいぐいひきこまれてあっという間に読み終えちゃったので
    なんというか、面白かったです。

  • 内容やトリックはとても面白い。だけど、相方の関係ない推理とか無駄な箇所が多くて、何か展開がパッとしない感じがした。このシリーズの他作品のように短編の方がよかったのではと思う。ところで、貴志祐介は、猿が好きなのか詳しいだけなのか、、、。

  • 鍵のかかった部屋の長編

  • この本を手にしたのは、大野くん主演の『鍵のかかった部屋』を見たのがきっかけ。
    だからどうしても、榎本のセリフが頭の中で大野くん調になってしまう~(笑)。
    まぁ、大野くんファンの私としてはそれもまた楽しみだったりするのですが・・・

    やっぱり原作の方が面白い。
    ドラマでは大野くんひとりのキャラが立っていたけれど、原作では弁護士の青砥さんがしっかりしているのがいい!
    榎本のほんとの姿をしっかり見破っていたし。

  •  株式上場を目前にした介護サービスの会社ベイリーフの社長が何者かに撲殺されるという事件が。現場は暗証番号を知っている者しか、エレベーターを降りることができないビルの最上階。廊下は監視カメラが始終監視し、窓は強化ガラスという現状な守りの中、外部からの侵入者は考えられず、隣室で仮眠していた専務が逮捕されてしまう。
     さっそく、会社の評判を損なわず、専務の無実を晴らすための弁護士チームが作られ、青砥純子はその一員として事件の捜査に乗り出す。純子は、かつて同じような密室事件を解決したという評判を聞きつけ、防犯ショップの店長榎本径のもとを訪れ、協力を求めるのだが…

     ドラマよりも、一癖も二癖もありそうな榎本径。そして、ドラマよりも颯爽としている青砥純子。(残念ながら芹沢さんは出ませんし、戸田恵梨香ちゃん演じる地味な感じの青砥さんもけっこう好きなんですが…)物語は、まさかまさかの長編で、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

  • 今回の月9「鍵のかかった部屋」の原作シリーズの第一作。毎回、密室をとりあげて10回程度のドラマをあきさせずに持たせるのはプロットがたいへんやろうなぁ、と原作を読んでみたら、これがドラマよりはるかにおもしろい。(ドラマもなかなかいいできです。)この第一作はちょっとくどくて長すぎるかもしれないが、検証を何度も繰り返す、オーソドックスな本格ミステリの構成上しかたがないか。密室ものではきらわれる、堂々たる「機械的密室」だが、この大じかけはおもしろい。やってみたくなる(笑) 防犯(泥棒?)探偵榎本と女弁護士青砥のかけ合いもコミカルでいい。おすすめ。

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