狐火の家 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2997
レビュー : 267
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979082

作品紹介・あらすじ

長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 防犯探偵シリーズ第2弾!
    このシリーズは、防犯ってだけあって、密室殺人ばっかり!
    今回は、4つの殺人事件、要は短編集。
    何か、4作を通して分かったのは、青砥純子さんが、蜘蛛が苦手っこと(^O^)
    重い感じのから、軽いというかコメディータッチのまで様々。
    一応、コメディーっぽいのは、「黒い牙」なんやけど、部屋中に、タランチュラだらけって、逆に怖いかも(ーー;)とか、
    そんな古い純日本家屋も密室になるんやと驚いたり(狐火の家)となかなか。
    榎本&青砥のコンビは、掛け合いも良いし、面白いけど、密室になる度に、非合法な密室を破ってる人を弁護士が呼ぶか?とは思うな。
    小説やしええかo(^_-)O

  • 一作目を読んでから再度読み直しました(๑•̀ω•́๑)
    キャラ構築の土台を組んでから読んだ方がやはり割増で楽しめる作品です。
    ネタバレを回避して表現するなら、
    重みのある話からゾワッ(ある意味)とする話。
    ほぇ〜となる話とクスッとなる話。
    そんな短編集です∠( ˙-˙ )/笑
    1冊で様々な感情を楽しむ事が出来るので、内容量を考えると存分にお釣りが出てくるレベルの楽しめる読物でした。
    短編集という事もあり、起承転結が短いスパンで行われるので頭がこんがらがる事も無く
    ミステリーに苦手意識のある方でもサラッと読めるかな、と思いました。
    悪くいえば内容が薄まってしまうというのも否めませんが....特別感動的な何か!を感じる事もありませんでしたが、どの話も充分に楽しむ事が出来ました。

  • タイトル見て気になり買った一冊。

    4つの短編の話だった。元々短編が好きでないので読んでてもの足りないというか、話の終わりがあっさりしすぎてよくわからない話もあり(自分の理解力のない為)、読んでて面白くなかった。

    防犯コンサルタントのダークな部分がでてなかったのが残念

    この防犯探偵シリーズは短編はもういいかなと思った小説でした。

  • 美人弁護士と防犯コンサルタント(本職は泥棒)のコンビが、密室殺人事件を推理するシリーズもの。

    「狐火の家」「黒い牙」が良かったです。他2篇は貴志祐介作品にしては物足りない。

  • 大野くんの怪演が光る?「鍵のかかった部屋」の原作ということで読んでみた。
    まずは短編と手に取ったけど、シリーズ2冊目だった。
    山村の屋敷で起きた少女の死と消えた金のインゴットの行方
    毒蜘蛛コレクターの死は事故か他殺か?
    ホテルで刺殺された棋士とチェーンのかかった扉の理由
    劇団の主催者が撲殺される、団員が皆、犯人と名指しする彼に犯行は可能か?

    過去の経歴を生かした防犯コンサルタント榎本と、すっかり密室専門弁護士と噂されるようになった純子が巻き込まれる密室事件たち。
    どれもじっとりと薄暗くてザラザラとした後味な事件。
    これをあのドラマにしたのかー、すごいなあー。

  • 「硝子のハンマー」から続く榎本&青砥コンビの第2作。

    こちらは短編集になっている。そのすべてが密室だが、意図的に密室にしたものもあればしたくなかったのに密室になってしまったものもある。
    「密室」って難しいんだなー(笑)
    ただ鍵を閉めれば密室になるってんじゃない。誰かが見てて(出入りしたら分かってしまうから)密室になる、という話が表題作の「狐火の家」。意外なトリックと、榎本の意外なほどのフットワークの軽さ!…と、悪さ(笑)青砥さんの天然にも磨きがかかってます。ちょっと後味わるい。前作もそうだったけど、犯人の独白には恐ろしさを感じる。なぜこんなことをしたのか、いろいろ理由はあれ、殺人というのに「正義」はない。なんというか「業」を感じます。
    重い密室事件だけではなくとても軽いものもあってバランスがいい。
    榎本の胡散臭さは回を増すごとに深まっていってますが(笑)
    青砥とのコンビ、もっとずっと見ていたいなあ。
    ということで3作目にも手を出しました(笑)このシリーズ、続いて欲しい。

  • 主人公が弁護士のくせに迂闊すぎるのが違和感あった。
    でも雰囲気がホラーチックでおどろおどろしいのは気に入った。

  • 表題作は面白かった

    クモのやつは、トリック含めゾゾゾってした。

    2021.4.7
    47

  • 長野県の田舎で起きた密室殺人を筆頭に4つの短編からなる密室専門のミステリー小説。どれもこれも本格的なトリックばかりであり、物理だけでは無く心理トリックなども駆使しながら密室を作り上げていると言うところが読者として飽きることが無く、読み進めることが出来た。最近出版されたばかりの2冊の短編集も時間を見つけて読んでいきたい。

  • 「硝子のハンマー」が面白かったので、続編にあたる本作も続けざまに読み終えました。

    本作も前作同様に防犯探偵・榎本と弁護士の青砥のコンビが密室トリックに挑みます。

    前作との違いは本作が4つのストーリーからなる短編物ということ。

    「硝子のハンマー」という長編の後だからこそ、1話の短さが寂しさを感じる部分はあったが、短編にも関わらず、仮説を立てながら密室の謎を解明していく様はしっかりとしたリアリティを感じることが出来ました。

    2冊で計5つの密室の謎が解き明かされましたが、その全てが非常にリアルに感じられるのが、このシリーズの楽しさでもあり、恐ろしさでもあります。

    もしかしたら、同じことが出来るのかも...

    なんて視点も楽しみ方の一つかもしれません。

    ただし、なんと言っても著者の取材力の高さと主人公である榎本と青砥のキャラ設定が読者を虜にしている事は間違いのない事実。

    前作が長編だったが故に短編である寂しさを感じ、辛い評価となりましたが、楽しめた一冊でした。

    説明
    内容紹介
    『硝子のハンマー』の興奮再び! 防犯探偵・榎本が4つの密室に挑む!

    長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが……(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾!月9ドラマ『鍵のかかった部屋』原作!
    内容(「BOOK」データベースより)
    長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾。
    著者について
    ●貴志 祐介:1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    貴志/祐介
    1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は100万部を超えるベストセラーとなる。2005年、『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2020年 『コロッサスの鉤爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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