狐火の家 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 2322
レビュー : 230
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979082

作品紹介・あらすじ

長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 美人弁護士と防犯コンサルタント(本職は泥棒)のコンビが、密室殺人事件を推理するシリーズもの。

    「狐火の家」「黒い牙」が良かったです。他2篇は貴志祐介作品にしては物足りない。

  • 「硝子のハンマー」から続く榎本&青砥コンビの第2作。

    こちらは短編集になっている。そのすべてが密室だが、意図的に密室にしたものもあればしたくなかったのに密室になってしまったものもある。
    「密室」って難しいんだなー(笑)
    ただ鍵を閉めれば密室になるってんじゃない。誰かが見てて(出入りしたら分かってしまうから)密室になる、という話が表題作の「狐火の家」。意外なトリックと、榎本の意外なほどのフットワークの軽さ!…と、悪さ(笑)青砥さんの天然にも磨きがかかってます。ちょっと後味わるい。前作もそうだったけど、犯人の独白には恐ろしさを感じる。なぜこんなことをしたのか、いろいろ理由はあれ、殺人というのに「正義」はない。なんというか「業」を感じます。
    重い密室事件だけではなくとても軽いものもあってバランスがいい。
    榎本の胡散臭さは回を増すごとに深まっていってますが(笑)
    青砥とのコンビ、もっとずっと見ていたいなあ。
    ということで3作目にも手を出しました(笑)このシリーズ、続いて欲しい。

  • 連作ミステリ。後半に行くにつれ、タッチの軽い物語になっていったような。貴志祐介らしく感じたのは最初の2作、狐火の家と黒い牙。

    特に、黒い牙のトリックは気持ち悪さが流石と言わざるを得ない(笑)

  • 短編集。
    「狐火の家」感想
    旧家で中学3年生の長女が殺された。
    死因は突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたためとみられた。
    玄関には内側から鍵がかけられ、事件当時は家全体が密室の状態にあった。
    第一発見者の父親が容疑者として警察に連行されてしまうが・・・。
    榎本の助言もあり父親は釈放されるが、犯人はわからないまま。
    素行不良で行方の知れない長男に疑いがかかるが、榎本の態度はすっきりとしない。
    犯罪を犯した人すべてが悪い人だとは限らない。
    けれど、人を殺してしまった人は、やっぱり人として超えてはいけないハードルを超えてしまったのだと思う。
    一度目より二度目。ハードルはさらに低くなっていく。
    哀しい結末だった。
    榎本にとっても残念な結果だっただろう。
    けれど、「殺人は許さない」という榎本のルールは変わらない。

  • 状況設定も密室の構成の仕方も非情に独創的なのに、ど真ん中の本格ミステリという印象。

    「狐火の家」
    視線の密室+物理的密室。途中で仮の真相が明かされるが、それもあり得そうな感じ。真相自体は前例がありそうだけど、物語性の強さが素晴らしい。

    「黒い牙」
    蜘蛛だらけの部屋の中で起こる密室殺人。この状況下でなければできない物理トリックもさることながら、この登場人物の性格でなければできないところが面白い。

    「盤端の迷宮」
    密室トリックはさておき、状況設定およびそれ以外のトリックの真相が面白い。また、それが解かれていく過程もよかった。

    「犬のみぞ知る Dog Knows」
    事件関係者全てが変態。事件も変。主人公二人もなんか変。

  • 謎多き?防犯コンサルタント榎本径と美人?弁護士青砥純子の迷コンビが活躍する防犯探偵シリーズ第二弾。

    今回は短編集ですが大変濃い内容になっております。

  • 防犯探偵シリーズ2作目。短編4作。
    どれも面白かったですが、後味はあまりよくないかなぁ。特に「黒い牙」は衝撃。そこまでするかと。表題作は最後が恐ろしい。いろんな意味で。
    あと合間合間に入る純子のツッコミが何気に楽しかった。

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50112853

  • 2018.7.17読了。

  • 長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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