恋愛の1/2 (角川ソフィア文庫)

  • 角川学芸出版 (2009年5月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041984024

作品紹介・あらすじ

恋愛の大切な要素=セックスって、何だ? 小説、映画、演劇、マンガから名作・名言を選りすぐり、興味本位でないセックスに向き合う。難しくて大切なこの問題に、まどい、ウンチクを傾け、追究したエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。恋愛は幻想。セックスは幻想。
    幻想というのは、夢・まぼろしということではなく、相手が変わらないのに自分の心ひとつでそれが変わってしまう、ということ。
    どんなに愛しいと思っていた相手に対して、気持ちが冷めてしまうのは、自分自身の心持が変わっている場合も多い。相手は何も変わっていない。

    今回再読して一番印象に残ったのは「SEXと技術」の章、ホモセクシャルの伏見憲明さんの発言。
     「ぼくもある程度数をこなしてきて(笑)、得た結論は、やっぱり性的なことというのは目新しい相手との方がいいんだ、その方が盛り上がるってこと。でも、それはそれでいいんだけど、いくら追求してもキリがない、同じことを永遠に繰り返していくんだよね。(中略)だから、損得勘定で考えると、彼を失ってまで性的な充実を追求するのはちょっとちがうなって」

    他の人に懸想することや、性的関心がわくことはあろう。
    でもすでに決まっているパートナーとそれのどちらが大切かを考えれば、「彼を失ってまで性的な充実を追求するのはちょっとちがう」っていう結論がやっぱり出るんだよね。

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著者プロフィール

鴻上尚史(こうかみ しょうじ)
作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。
1981 年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。
これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成のためのワークショップや講義も精力的に行うほか、表現、演技、演出などに関する書籍を多数発表している。桐朋学園芸術短期大学名誉教授。 昭和音楽大学客員教授。四国学院大学客員教授。

「2025年 『サヨナラソング 帰ってきた鶴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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