無限の世界観「華厳」―仏教の思想〈6〉 (角川文庫ソフィア)

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  • / ISBN・EAN: 9784041985069

感想・レビュー・書評

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  • この巻は限られた紙幅の中で実によくまとめられていると感じたな。

    天台とは表と裏のような関係にあること。そして、今では東大寺
    くらいしか思い浮かばない華厳の教理が禅の中に息づいているのでは
    ないかという考え方が興味深かった。

    しかし一口に仏教と言ってもこれだけ多様な相を持っているのには
    改めて驚かされる。それぞれがさとりへの方便ということなのかも
    しれない。

  • 間違っているかもしれないが、非常に荒っぽく、現段階で華厳のキーコンセプトをいったんまとめる。

    ◆華厳の世界観「法界」ってなに?
    ○事法界
    感じる→感じる→(以上繰り返す)

    ○理法界
    わかる→わかる→(以上繰り返す)

    ○理事無礙法界
    感じる→わかる→願う→行う→(以上を繰り返す)→できる=叶う
    感じる→わかる→願う→行う→できる=叶う→(以上を繰り返す)

    無礙なので逆もある。
    わかる→感じる→願う→行う→(以上を繰り返す)→できる=叶う
    わかる→感じる→願う→行う→できる=叶う→(以上を繰り返す)

    ○事々無礙法界
    感じる→願う→行う→できる=叶う

    ”事々無礙法界”は完全に悟った人の世界だから、”わかる”はないはず。
    このパターンはどっかでみたことがある。

    ◆「無尽縁起」ってなに?
    ○無尽と融通無礙
    2つ以上のものが互いに妨げることがなく融通していること。

    ○作用と体
    作用には、有力と無力の状態がある。
    体には、有と空の状態がある。

    ○「相入」と「相即」
    作用は、主人(有力)にもなり、従者(無力)にもなる。
    これにより、作用は融通することができる。これを相入という。

    体は、一方が「有」ならば、もう一方は「空」。
    これにより、体は融通するすることができる。これを相即という。

    ○「異体」と「同体」
    一切のものが互いに関係しているとみなすとき、異体という(非独立)。縁起は外部(縁)。

    他の一切のものと関係していないとみなすとき、同体という(独立)。縁起は内部(因)。

    ○縁起相由
    無尽縁起が成立する論理的根拠。

          ┌─異体相入─┐
     諸縁各異─┤      ├─体用双融─┐
          └─異体相即─┘      │
                        │
            倶存無礙        ├─同異円備
                        │
          ┌─同体相入─┐      │
     互編相資─┤      ├─倶融無礙─┘
          └─同体相即─┘

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