仏教の思想 7 無の探求<中国禅> (角川文庫ソフィア 112)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041985076

作品紹介・あらすじ

『臨済録』などの禅語録が伝える「自由な仏性」を輝かせる偉大な個性の記録を精読。「絶対無の論理」や「禅問答」的な難解な解釈を排し、「安楽に生きる知恵」という観点で禅思想の斬新な読解を展開する。

感想・レビュー・書評

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  • 梅原猛のはいらん

  • 新書文庫

  • 久しぶりに読み始めたら面白くて一気に読み終わった。
    仏教を人間を否定的に捉える考え方から肯定的に考えるようになったというくだりが良かった。

  • 達磨くらいしか思いつかなかった中国禅だが、その達磨は架空の人物
    と言うことでほぼ触れられず。それほどまでに知っていることの少ない
    中国禅の世界だが、ここでも中国人の現世主義というかリアリズムと
    いうか圧倒的な人間主義のようなものが顔を出してくるのが実に中国
    らしくて面白かった。日本で「禅」と言われて普通に思うイメージと
    は全く違う様相を見せる禅がそこにはある。

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著者プロフィール

哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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