仏教の思想 10 絶望と歓喜<親鸞> (角川ソフィア文庫 115)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041985106

作品紹介・あらすじ

親鸞思想の核心とは何か? 『歎異抄』と「悪人正機説」にのみ依拠する親鸞像を排し、主著『教行信証』を軸に、親鸞が挫折と絶望の九〇年の生涯で創造した「生の浄土教」、そして「歓喜の信仰」を捉えなおす。

感想・レビュー・書評

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  • 親鸞について、ほとんど知らなかったが、基本的なことが分かった。
    坊主が結婚して子どもを作るなどある意味、宗教の堕落を促進しているのかもしれない。

  • 日本で最も知られ愛される仏教者と言っても過言でない親鸞。
    その教えは単純で信念と念仏ということになるだろうか。
    この本では単に親鸞の思想を抽出するのではなく、その思想と生涯とが
    不可分だと考え、思想家や学者ではなく、修行者や仏教を生きる者と
    しての親鸞を追っている。

    頭でっかちの私にとっては最も遠いとも思える親鸞だが、実際生きて
    会っていれば最も影響を受ける仏教者だったのかも知れない、などと
    思いつつ。

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著者プロフィール

1902年、北九州市小倉生まれ。25年、東京大学文学部宗教学科卒業。東京大学文学部講師、東京外国語大学教授、大正大学教授、都留文科大学学長などを歴任。87年、死去。著書は『仏陀時代』『仏陀』『阿含経典による仏教の根本聖典』『仏教百話』『増谷文雄著作集』(全12巻)ほか多数。

「2006年 『増谷文雄名著選 II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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