信仰の現場: すっとこどっこいにヨロシク (角川文庫 な 30-3)
- KADOKAWA (1997年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041986035
感想・レビュー・書評
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ナンシー関の書いたものは色んな所に連載されていた
けれど、どれを読んでも揺るがなさが伝わってくるのが
凄かった。何があっても、どの時代でも、ナンシーは
常にあらゆるものを一定の視点で見ていたと思う。
それがとても格好よかった。
スタンプ展覧会で、この本にスタンプとサインをして
もらったことがあるのだが文庫版だったため、ぱっと
見てぱらぱらとめくり、表紙、裏表紙とめくったのちに
一言、「どこに押しゃあいいんだ?」と低いトーンで
呟かれたのが今でも忘れられない。
それもとても格好よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20年くらい前の本だけど全然古びてない。切れ味が鋭すぎる。時事ネタ少なそうなのを選んでほかのも読んでみよう。芸能人批評とかはその芸能人知ってないとあんま面白くなさそうだし、
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ほんと、大学時代にかけてハマっていたなぁ。
今のテレビをみたら、ナンシーさんはなんて言うんだろう?
わたしは、ナンシーさんのような存在がいてくれることに、
心底救われていました。 -
テレビ評論以外でも、まったくブレない。
アクティブなナンシー関も最高だ。 -
ナンシーの中でNo.1
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ああ、ナンシーさんに生きててもらって、是非突っ込んでもらいたかった、と思うことがしばしば(多々)ある。
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こういうのすっげぇ好き。(笑)
一歩引いて見つめると、どんな場所もどこか『変』に感じるものなのだなぁ。 -
「翻訳もの」で紹介した『園芸家12カ月』が、マニア当事者の側からの文章だとすると、こっちは第三者によるマニアレポート。しかも、マニアひとりひとりではなく、マニアが同好の士と集まって普段の周囲への注意がゆるくなった、その「隙」をすかさずレポートするという、その発想がすごい。
第三者の視点をズラさない的確なツッコミをしつつも、マニアたちへの敬意(自分はああはなりたくないなとは思ってるだろうけど)も失わないレポートです。サブカル系を小バカにしたレポートや、マニアになりきったつもりで痛々しいレポートを繰り広げる雑誌やTVのほうが多いので、そこも尊敬。
今もナンシー関さんがご存命だったら、ヨン様ファンの集いとか、ゲーマーのゲーム大会とか、行ってくれたのかなぁ。百人一首大会とか、ロボコンとか、気球飛ばし大会(西原理恵子が行ってたけど、レポートがボロボロだった)とか、見てみたかったなぁ残念。 -
こんなに的確に物事を見極め、表現できるひとを早くに失ったのは
本当に痛い。
彼女が書く一言一言に、思わずそうなんだよ!と膝を打ちたくなる。
思わず「これ言ったらみんな引くかな〜」って、言わずにいるような
こともハッキリ言う。
とにかくモヤモヤ解消の教祖さまだったのにな〜
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ニュートラルかと思いきや、現場でのってるときもあるかわいいナンシー関さん