ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)

著者 :
制作 : ナンシー 関 
  • 角川書店
4.01
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本棚登録 : 904
レビュー : 120
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041986097

作品紹介・あらすじ

「記憶スケッチ」とは、提示されたお題を記憶のみに頼って描くこと。「カエル」「パンダ」「鉄腕アトム」「ランドセル」など、お題は一見簡単に描けそうなものばかり。ところが全国から寄せられた大量のサンプルが、「人間の記憶」のあやふやさを暴き出してしまう。「何でこんなになっちゃうワケ」と笑っているあなた。「カマキリ」を何も見ずに描けますか…?一度読み始めたら止まらない、抱腹絶倒の「症例」の数々。「天才」ナンシー関の最高傑作、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 抱腹絶倒というのはこういうことをいうのだろうと、この本を読みながら思った

    提示されたお題を記憶だけに頼って描いてみることを
    「記憶スケッチ」というのだそうだ
    『通販生活』に投稿されてきた絵から厳選したものにナンシー関さんがコメントをつけられたもの

    今回のお題は
    カエル、ぺこちゃん、海老、ウルトラマン、小便小僧・・・と20にもおよぶ

    自分が描けもしないのに、投稿されてきた絵を見て、お腹を抱えて笑わせてもらった
    涙まで出して・・・本当にごめんなさい

    お題とは似ても似つかぬ不可解な絵のおもしろさと相まって、その人一つ一つに添えられたナンシーさんのコメントが最高なのだ

    例えば「ぺこちゃん」に投稿された一枚の絵に対して

    「これは大空真弓さんです。そっくりです。『週刊朝日』の山藤章二の似顔絵塾に出したら入選するかもしれません
    ぺこちゃんじゃないことに関しては、もはや言うまでもありませんが」
    とのコメント

    なるほど、本当だ!大空真弓そっくりと唸ってしまい、最後のバッサリ一言に吹き出してしまう

    また、「カエル」の絵に対して

    「上手く見せようとか、少しでもカエルに近づけようとか、そんなことより元気が一番。子供のうちはそれで十分、と思ったら45歳!? 何という大人気なさ。奇跡かもしれません」

    ページをめくると、次から次へと楽しい絵とコメントが続く
    何か肩の力が抜けて、心の底から笑わせてもらった

  • かなり笑える。

    出されたお題を、記憶だけに頼って書くことを「記憶スケッチ」と本書では呼んでいる。お題は、例えば、カエル・ペコちゃん・海老・ウルトラマン、等。読者の「記憶スケッチ」の投稿を、ナンシー関がコメントをつけて解説している本。
    実際に、例えば、海老を記憶だけに頼って書いてみて欲しい。私も書いてみたが、とても海老とは思えないものしか書けなかった。人間の映像記憶が、すごく曖昧であることが、よく分かる。
    読者の投稿した絵も笑えるが、ナンシー関の解説も同じくらい笑える。

  • シュールな笑いが好きな人には、聖書のような一冊。
    作者のような鋭い返しができたら良いなと思って、たまにこれ読んで勉強してます。

  • 面白い(笑)

    記憶はあるけど絵心のない人
    絵心はあるけど覚えてなくて描けない人
    はたまた、その両方か…

  • なんでこうなっちゃうの~!?と思いつつ、
    自分で描いた絵も似たようなものだったり。

    投稿作品のヘロヘロぶりと理事長の絶妙なコメントに笑いすぎて息ができなくなり、
    休み休み読みました。
    そんな理由で、薄いのにやたらと読むのに時間がかかった一冊です。
    笑って免疫力アップできそう☆

  • 産経新聞のビブリオエッセーに紹介されていたので、読んでみようと思いました。提示されたお題を記憶のみに頼って書くこと。なのでこちらの本を読むときはすっと笑いながら紙とペンをご用意ください。思い込みって怖い。あれここ、こんな感じだったかななどいろんな人とコミュニケーションを取るのにいいかも。このご時世ズームとかでもお互いにお題を出して遊べそうですね。

  • 友人から借りた本。
    「通販生活」で連載されていたナンシー関の「記憶スケッチアカデミー」の総集編なのだけど、もうもう、絵はもちろんのこと、ナンシーの一言批評が絶妙すぎて、お腹を抱えて笑いまくったよ。
    こんなに切れ味の良いコラムニストが、なんで早く逝ってしまったのか。生きていてほしかったなあ、と何度も何度も思ってる。

  • アンビリーバブル。爆笑間違いなし。すごく馬鹿馬鹿しいのに、世界の真理と向き合っているような気持ちになるのは、ナンシー関さんの素晴しいツッコミのおかげか。

  • 当時我家で通販生活を購読していた時期と記憶スッケチアカデミー掲載時期がかぶっていた為、毎号家族で楽しみに見ていました。明らかに孫や子供にだまされたり、そそのかされて描いたと思われるお年寄りの絵が他を圧倒していておかしいのですが、少しかなしい・・・それらに対するナンシーさんのコメントが情け容赦なく絶妙です。中途半端に上手い絵って魅力ないしおもしろくないと思い知らされる本でもあります。

  • 一緒に絵を描きながら読みたい一冊。

    クスクス笑いながら読める(眺められる?)お気軽な本です。

    記憶力は確かだけど、画力のない人。
    記憶力はあいまいだけど、画力はある人。
    そして、どちらもない人。。。

    不思議作品がてんこもりです。


    絵がうまくなりたいな。。

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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