牡猫ムルの人生観 (下巻) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042059028

感想・レビュー・書評

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  • 頭に言葉がまったくはいってこない。

  • 牡猫ムルが書いたこの小説、下巻の最後、ああ、文章の途中で未完です。編集者ホフマン氏による、短い跋が附されています、悲しい報告です。ムルは、「楽しい生涯の半ばにして、つれない死の手に奪われてしまった」のです。だから、この物語は完結しない断片です。でも、物故した牡猫の遺稿は、たくさん発見されているそうです。私たちは、この牡猫の備忘録や反省録を読む時がくることを、信じて待ちましょう。石丸静雄 訳。昭和33年角川文庫、平成元年リバイバル・コレクション。

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著者プロフィール

E. T. A. ホフマン
1776~1822年。東プロイセン、ケーニヒスベルクに生まれる。裁判官となるが、失職後は劇場監督に就任し小説や音楽評論を書き始める。のち裁判官復職後も創作を続け、幻想的で特異な独自の世界を構築した。

「2022年 『ホフマン小説集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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