アルプスの少女ハイジ (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 197
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042070023

感想・レビュー・書評

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  • ☆物語の世界に浸りたい時にオススメ☆

    とても大好きな本! 山での楽しそうな様子やフランクフルトでの苦しい心がありありと伝わってきます。ハイジが帰って来て、おじいさんに神様の話をするところが一番好きですね(*^o^*)

  • 大人になって読むハイジ。子どものときには分からなかったことがたくさん分かる。少しは成長したのかな。心のお洗濯にどうぞ。

  • 4042070027  349p 2006・7・25 改版初版

  • アニメ版とはずいぶんと印象の違う原作。宗教色(キリスト教)がとても濃い。
    とにかく、神様はすばらしいのだから、信じ、感謝し、祈りを捧げ続けることこそが大切であると
    ハイジや周囲の人々が幸福になっていく過程を描くことで伝えてくる。
    それでも、信仰を押しつけてくるようなうっとうしさよりも
    一途に神――というよりひとつのものを信じる姿勢は美しいものだなと
    こちらの心が洗われるような感覚があった。
    信仰を持つことは生易しいことではないからこそ、それが洗練されるほど
    何かに縋る「弱さ」が、逆に強さとして輝くのだろう。
    気になったのはペーターの扱いの悪さ。
    ハイジが異様なまでに誰からも愛されるのに比べて、ペーターは実の祖母からも
    ハイジ以上に大切に思われることもなくて、可哀想になってしまった。

  • 子どものころ、絵本でしか読んだことがなかったハイジ。う〜〜ん、これでおわり?って思うほど淡々とした物語だったんだ。訳者によって違うのかな?

  • おちょこが愛してやまないハイジです☆アニメと違うところもありますがっ!!ハイジ〜〜〜vvってカンジですww個人的に★大量につけたいですね(笑)でも、やっぱりアニメでしょう!!

  • ペーターって以外に嫌なやつだったのね(笑)ともかくハイジの純粋さに心が洗われるように涙がでました。自然に囲まれて生きることが一番の幸せだと感じました。

  • 今まで『ハイジ』というと牧歌的で優しいお話、と思っていたのだけど、それはアニメ版のハナシで、原作は意外なほど啓蒙的、宗教的な物語でした。小さな女の子が教養と信仰を身につけていくのと、持ち前の素直さや優しさで人の心を掴んで人生が開けていく、その過程を追っています。ずいぶんと「しっかりした」小説だったんだなぁと驚きました。 ◆でも別に「夢が壊された!!」ってわけではないし、アニメ版のファンにとってはむしろ嬉しい結末が
    用意されています。 ◆私は小さい頃に母に薦められて、アニメ版をビデオで一通り観ました。その時に気になったのが一つ。
    「おじいさんが亡くなったら、ハイジはどうなっちゃうんだろ」老人と子供だけの家庭には必ずついて回る問題だと思います。
     ◆原作ではおじいさんもそれを気にしていて、ハイジが学校に通いやすいように
    アルプスの山の中から麓の村へ引っ越したります。(長年人付き合いを絶っていたから、これは一大決心)それから、クララの主治医がアルプスに移住する時には、自分の死後のハイジの後見をそのお医者さんにお願いしたり。 ◆一方でハイジには、クララの家で辛い日々を過ごす中で信仰心が芽生え始めます。これは、神様を信じなくなっていたおじいさんの元にいてはなかったかもしれない事。フランクフルトでは、クララと一緒に勉強して字も読めるようになりました。そして、アルプスに戻ってからは、信心深いペーターの祖母に賛美歌を読んで聞かせて、自分もそれを味わうようになるんです。 ◆もしもこの小説に続編があるなら、ハイジはきっと教養ある信心深い女性に成長しているだろうな。これは「教育」と「信仰」がどれだけ人の生きる力になるかを伝える物語。私は特に何かの信者ではないけど、なんか、読み終わったあと感慨深くなりました。

  • 子供のころに読んだことがあるのだが、こんな話だったかな?

  • CX4

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著者プロフィール

1827年、スイス・チューリヒ近郊の村で医師の娘として生まれ、地元で語学と音楽を学ぶ。弁護士ベルンハルト・シュピリと結婚後、40代になってから小説の執筆を始める。病弱だった一人息子の転地療養に付き添い、マイエンフェルト近郊のラガーツ温泉に滞在した際『ハイジ』の着想を得て、52歳のとき第1部を発表。これが大ヒットとなり、翌年に第2部を発表。ともに世界的な成功を収める。生涯で約50編の作品を残し、1901年、74歳で死去。

「2021年 『アルプスの少女ハイジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヨハンナ・シュピリの作品

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