車輪の下に (角川文庫クラシックス)

制作 : 秋山 六郎兵衛 
  • 角川書店 (1953年11月1日発売)
3.49
  • (11)
  • (26)
  • (45)
  • (5)
  • (0)
  • 本棚登録 :227
  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042079040

車輪の下に (角川文庫クラシックス)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ヘルマンヘッセ自身の少年時代の体験をもとに書かれた小説。翻訳なので少し硬いが、興味深い表現が詰まっている。
    町で一番優秀だった少年が選抜されて名門神学校に入学するが、大人たちの期待のプレッシャーの元、他の学生達と共同生活をするうちに難しい学問への情熱が薄れ、昔は良かったと悩む。思春期の、くよくよと考えすぎてしまう傾向がよく描かれているが、この年代の少年はもっと単純なのではないかと思ったりもする。同級生の事故死の部分は胸が痛んだ。
    テーマは郷愁。ドイツ語で書かれた本ならではの耽美な文体が続き、うっとりとさせてくれる。

  • やっぱり好きです。この世界観。
    経験こそすべてだと感じる一冊。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    少年の心を理解しない神学校生活の車輪の下に少年は堪えきれなくなって逃亡するが、人生苦難の道は果てしない。生の悦びを追求する傾向と、禁欲的な求道的な傾向の間に立って、懊悩の体験は深刻である。

    【キーワード】
    文庫・名作・青春

    ++++1

  • 読んだのは10年ぶりくらい。 
    繊細な少年が抑圧や環境によって押しつぶされてゆく様が
    印象的。

    実は、大学入試のときにテーマに挙げた小説だったので、
    非常に思い入れがある。

  • ヘッセの本を読むのは授業で習った少年の日の思い出以来であった。ハンスが受験勉強し神学校で友と触れ合い様々な大人との関わりの中で堕ちていく姿は痛々しかった。学校での様子の描写が好きである。ヘッセはどちらかと言うとハイルナーなのではないか?と思った。大人になる前に読めて良かったと思った。

  • 美しい自然描写とその中に生きる少年たちを瑞々しく書いた作品。
    轍に沿って進まされる少年たちの葛藤や苦悩を鮮やかに描いている。

    訳がわかりにくいのが残念だが、ドイツ語訳は英語ほどスムーズにはいかないのだろうか。

  • 夏休みの間に読んだもの。外国のなんだけど、ある意味少年たちがホモホモしくてこれも驚いた作品。爽やかなんだけどね…

  • 純粋すぎるほど無垢な少年ゆえに発症した鬱病とそれゆえの人生の転落劇。
    車輪の下に轢かれた少年の物語。
    自由奔放な親友ヘルマンとのキスにドキドキしながら読みました。
    透明感のある話。

  • 何度か読んだ『車輪の下に』

    作者の子供時代を描いたものであるらしいが、なかなか理解しがたかった。

    禁欲的な学校生活はきついとは思うが、実際の高校時代は禁欲とはかけ離れたものだったから、作者のような精神病になるといったことがよくわからなかった。

    また、これだけの期待・「村」を背負っての学校生活とか今の時代にはないことであろうと思うから、想像しがたい生活だったのだろうと思った。


    絶対に、生活したくない学校生活である。

  • 学校へ入るまでは順当に物事を進めていって、友人と呼べる友人の影響を受け、結果同じ学校への意欲を無くしてやめていく。続いて戻ってきた地元の町もどこか浮遊したまま時間を過ごし、ふとしたきっかけでそのまま命を絶つ。
    人間性を育む上での悪いパターンにかっちりと嵌ってしまったようなストーリー。特に軽くエンマという存在で救いがありそうな期待をさせつつ僅かな期間で帰省していったあたりで割りとどうしようも無い雰囲気が漂っていたのが効果的で、自分だけの意志でなく周りの関係がきっかけになって最後を迎える時がリアルに感じていた。
    モヤモヤした心理描写と田舎・学校の風景が叙情的で妙に幼いような心苦しい表現。

全20件中 1 - 10件を表示

車輪の下に (角川文庫クラシックス)のその他の作品

車輪の下に (1967年) (角川文庫) 文庫 車輪の下に (1967年) (角川文庫) ヘルマン・ヘッセ
車輪の下に (1953年) (角川文庫) 文庫 車輪の下に (1953年) (角川文庫) ヘルマン・ヘッセ

ヘルマン・ヘッセの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
村上 春樹
三島 由紀夫
村上 春樹
ドストエフスキー
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

車輪の下に (角川文庫クラシックス)に関連する談話室の質問

車輪の下に (角川文庫クラシックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする