マリー・アントワネット 上 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042082071

作品紹介・あらすじ

女帝マリア・テレジアの愛娘にして、フランス宮廷に嫁いだ王妃マリー・アントワネット。国費を散財し悪女と罵られ、やがて革命までも呼び起こす。しかし彼女は本来、平凡な娘-平凡な人生を歩めば幸せに生きられたはずだった。贅沢、甘やかし、夫の不能…運命は様々に不幸という鞭をふるい、彼女を断頭台へと導いてゆく。歴史が生み出した悲劇の王妃の真実を、渾身の筆で描き出した伝記文学の金字塔。完全新訳、決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 【本が教えてくれた憧れの人の生き方】作家・中野京子さんが感嘆したマリーアントワネットの生涯 | 【クウネル・サロン】“マチュア”世代のときめき、全部。
    https://kunel-salon.com/post-117206?heading=1

    マリー・アントワネット 上 (角川文庫) | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4042082076/

    「マリー・アントワネット 上」 シュテファン・ツヴァイク[角川文庫(海外)] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/200601000218/

  • 「ベルサイユのばら」の原作といっていい本。ツヴァイクは文章がとても上手く、ウィットに富んでいるのですいすい読める。眉唾というか、ツヴァイク の想像なところも多々あるけれど、文句なしに面白い。

  • ベルサイユのばらに感銘を受けたので、本家ツヴァイク版アントワネットを読んでみる。
    オスカルとアンドレがいなくても面白い。

  • 後輩ちゃんとの読書サークルにて、シュテファン・ツヴァイクがお題になったので、迷わずこの一作を選びました。とはいえ後輩ちゃんに教えてもらって初めてシュテファン・ツヴァイクを知ったんだけど。

    女性の生き方を描いた作品は好きなのですが、どんな女性の物語でも好きなわけではないなあと思ってて。マリー・アントワネットは中でもすごく好きな歴史人物なので上巻だけでもすごく面白かったです。

    傲慢な女王ではなく、純粋な王妃。分別とか自制心とか必要ないろんなものが足りなかったのは確かだけど、そうではなく、意志の強さや純粋さや気を許した相手への無邪気な優しさや、彼女の美点のいくつかがもうすこし足りなければ、こんなに大きな悲劇に祭り上げられなかったのに、と思います。擬人化しないと気づかないっていう下りはすごく染みた。社会や時代や民衆や、そういう漠然としたものが間違った方向に進んでても、中の人間は気づかない。マリー・アントワネットという、あの時代そのものが宿った美しい人形が、人々の熱狂の明確な対象になったんだなと思いました。

    シュテファン・ツヴァイクも、訳者の方もすごいなあ。現代の日本のわたしたちが読んでもぐさっとくるような、社会への批判や解釈や、人間関係の描写に引き込まれます。下巻も単なる伝記みたいにはならないだろうから楽しみ。

  • 池田理代子さんが『ベルサイユのばら』を描くきっかけ&参考にしたとされる本。
    アントワネットに関する記述がメインなので、ルイ16世がどう思っていたか等はわからないけれど、非常に読みやすく、これを3回くらい読んでおけばフランス革命のベースの知識は身に付きそう。

    生まれながらに自分は特別だと思うのが当然の地位にいて、多くの兄弟のなかでも末っ子的なポジションだと、どんなに親兄弟や周りがしっかりしろと言っても根本的に難しいのかも…。
    しかし、彼女の愚鈍さがフランス国民も含めて周りの人にどれだけの被害を与えたかを考えると、彼女の結末は仕方ないようにも思いました。

    途中からしつけようとしてもダメなんだろうね。
    日本の「三つ子の魂百までも」というのは正しくて、幼い頃に礼儀作法や周りへの感謝や配慮の心を持たせないとダメで、小さいからって甘やかすとこうなっちゃうのかも。

  • ベルサイユ宮殿を飾った女たちが、いきいきと動き踊り出すかのよう。マダム・デュ・バリーに「赤毛の小娘」と呼ばれてたというのは、ベルばらの独自演出でなくこちらに記述があったのか…。遠藤周作版と読み比べるのもおすすめ。

  • 記録

  • 中野京子さんの訳ということで、かなり前に買ってあった本。
    だけど最初の方の文章がどうしてもなじめなくて、読み進めなくて放置してありました。
    でもそこを乗り切ったら後は一気読みです。

    マリー・アントワネットのことは、ほかにも色んな本で読んで結構知ってるつもりだけど、さすがこの本はアントワネットの周りのこととかにも詳しく触れていて、おもしろかったです。
    確かにフェルゼンの存在があったから、アントワネットはより魅力的に見えるのかも。

  • 歴史の重み。この革命から、王制という個人が全ての責務を負う制度はリスクが高く、風評というのは恐ろしい威力を持つということがわかる。今もあんまり変わらないなあ。

  • なかなかスピードが出ない。 でも読みごたえはある。

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著者プロフィール

シュテファン・ツヴァイク(Stefan Zweig 1881–1942) 
1881年ウィーンのユダヤ系の裕福な家庭に生まれる。ウィーン大学で学びつつ、作家として活動を始める。第一次世界大戦中はロマン・ロランとともに反戦活動を展開。戦後は伝記小説等で人気を博しながら、ヨーロッパの人々の連帯を説く。ヒトラー政権の樹立後、ロンドンに亡命し、さらにアメリカ、ブラジルへと転居。1942年2月22日、妻とともに自殺。亡命下で執筆された自伝『昨日の世界』と、死の直前に完成された『チェス奇譚』(本作)が死後に刊行された。

「2021年 『過去への旅 チェス奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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