変身 (角川文庫)

制作 : Franz Kafka  中井 正文 
  • 角川書店
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本棚登録 : 984
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042083061

感想・レビュー・書評

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  • 虫になっても人間と同じ思考をすると言うだけでも残酷な話。

  • 「変身」はまだいいとしても「ある戦いの描写」がまったく意味が分からなくて途中からなんも考えずに適当に読んだ。

  • 再読(前回とは訳が違うけど)。それにしてもこれ、実はハッピーエンドだったんだなぁ、と。前回よりは楽しめた気がする。おまけの1編はあまりよろしくない。

  • とても斬新でした。

  • 読むきっかけになったのは絶望先生だったりします。

    いろいろと深読みできますが、単純に考えて、朝起きたら虫になってるってすごく恐ろしいことですよね。

  • 変身:基本的な語り口はグレゴールの内側からの形をとっており、毒虫になったグレゴールの目を通して異化された世界が描かれているが、そのまま内部に視座を持ったままでグレゴール自身を明確に異物とした客観的な描写が織り交ぜられてる。主観と客観が絶妙に入り混じった描写がされていて、グレゴールの目を通した、グレゴールの解釈が述べられている中でふとその視点を離れた場所の描写が加わったり、かと思うと客観的にではなくあえてグレゴールの『垣間見たところによると』のような書き方が意図して使い分けられてる。悲劇に見舞われた一家を巡って、人間の内部の歪みが上手く描き出されてるのも面白い。その中にはグレゴール自身も入ってる。歴史的に第一次大戦後のドイツをモチーフにしたと言うのは分かるようで完璧には理解出来ない。きちんと勉強し直したい。結末については、多分人によって非常に意見の別れる物だろうと思ったが、私としてはアレは凄く好きだった。グレーテと言う人間が象徴していたのは愛すべき醜い人間であって、生々しいザムザ家と言う一般家庭の中でも特に生々しかった。そして家族全員が、グレゴールの悲劇から解放された瞬間、家族を失った悲しみと、悲劇からの解放の喜びが入り混じり、また長い長い悲劇の中で変質してしまった感情はもはや人間としては歪な形を取ってしまう経過が、近年では介護問題などでも表れている人間の本質的な闇であって、それを内面から激しく抉るカフカの手腕に舌を巻いた。
    ある戦いの描写:この作品を読んで思い出したのは二つで、一つはパガニーニの24の奇想曲であり、もう一つが鏡の国のアリスの、ジャバウォックの詩だった。ナンセンス文学。
    実際にこの作品はナンセンス文学に近い物があると読んでも良いのではないかと思う。明らかに明確な意思を持ってカフカが行った事は常識への反逆であり、既存の枠への闘争であって、結果として生前とした無秩序とも言えるような作品が出来上がっていたと思う。
    読み解こうとしても難しい。でもそれは読み解こうという姿勢が間違っているからだとも感じた。意味のないところに意味を付加していこうとすれば、それはドツボにもはまる。最初から一本の筋が通った物語として、プロットとして解釈しようと言うのが違うのだと思った。
    カフカが表現したかったのは美しい文章であり、ちりばめられた思想であり、そう言うものが常識的な枠を突き破り、純粋な美しさと技量の高さを持ちながら、ディティールとしての大きな魅力を持って存在し、且つ全体が緩やかな連環を試みるかのような作品。そう言うあり方であるとするならば、24の奇想曲のようなものなのかもしれないと感じた。コンセプトが従来の小説とは違うのだろうと。
    パガニーニのあり方がまた、私がこの作品から感じたカフカの美学に近かったような気がした。
    いずれ再読したい作品だった。

  • ある朝目覚めると虫になっている有名な話。

    大学時代に読み、古典作品および外国作品が好きになったきっかけの一冊。

    人生の不条理感を象徴的に表した作品だが、それよりも人間の他者理解の容貌の描写がリアルで辛い。

    読み込ませる構成と話を結論まで持っていける技量は多くの小説家がいるが、その中でも優れていると思う。

    古典として残る作品の凄さを改めて実感させる作品。

  • ずっと読みたかった本。この薄気味悪さ。

  • 衝撃。「ある朝起きたら青年が毒虫になっていた」。こんな意味の分からない話があるのか。こんなむちゃくちゃな設定に何時の間にか入り込み、グレゴールを思って泣いて読んだ。

  • レポートの参考文献として。なんか、訳が好きになれなかった・・・・・・?

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著者プロフィール

1883〜1924。チェコのプラハ生まれ。プラハ大学で法学を専攻。ジョイス、プルーストとならぶ現代世界文学の最も重要な作家。著書に「失踪者」「城」「審判」など。

「2013年 『ミレナへの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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