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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784042087021
作品紹介・あらすじ
ペテルブルグに住む貧しいインテリ青年の孤独と空想の生活に、白夜の神秘に包まれた一人の少女が姿を現し、夢のような淡い恋心が芽生え始める頃、この幻はもろくもくずれ去ってしまう……。
みんなの感想まとめ
孤独な青年が白夜の中で出会った少女との淡い恋心を描いた物語は、切なさと美しさが交錯する作品です。主人公は空想の世界に生きることを好みながらも、実際に人間関係を求める矛盾した心情を抱えています。彼の心の...
感想・レビュー・書評
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YouTube で短い海外文学傑作として紹介されていたので読んでみました。
ドストエフスキーを読むのは初めてで、予備知識なし。どう読んだらいいのかわからず…。
冒頭は「わたし」(26)がひたすら町が静かだ、みんな別荘に行っているのに私は友人もおらず、別荘に行くことができない、と、ひたすらうだうだうだうだ…長い…。
そして、ナースチェンカ(17)と出会う。その時の「わたし」の正直すぎる心の内は中二病。
そして結末も中二病…。
ごめんなさい、文豪。笑ってしまって。
でも最終章は本当に美しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純愛小説。まだきわめて若い男女の、三角関係のような恋物語を描いた話。
彼や彼女たちと同じくらい若い方々に特にお薦めしたい。でも、この類の経験が比較的多いであろう年齢層の方々のほうが、内容は解りやすいかもしれない。
このような小説に書かれていることは、実際に似た経験をしてみなければわからないところがあるからだ。遠い昔の僕がそうだった。
『愛していれば、いつまでも侮辱されたことを覚えていられるものではありません』
僕に最も印象的だった言葉だ。こんな僕でも、ある異性に対して似た心地をいだいたことがあるから。
あの子も今もどこかで元気にしていればいいなと、柄でもないことを考えるのだった。 -
孤独な空想好きな青年がひとりの女性に恋をする、とっても切なくて美しい物語です。色々と嫌なことが多い世の中よりも、自分の空想の中で生きる方がずっといい。傷つけ傷つけられる世間なんて、と思っていたのに生身の人間に恋をしてしまった。ナースチェンカに対する彼の心の動きがとても丁寧に書かれていて、心が痛みました。読みながら、どんなに煩わしいと思っても人間は人の中でしか生きられないのだと思いました。ひとりで生きられるのは空想の中だけです。
彼はひとりで空想しているのがいいと言っていますが、本当は誰よりも生身の人間との接点を求めていたんだと思います。そうでなければ彼女に自分の空想を話すはずがありません。彼の空想は誰かに愛されたい、認められたいという気持ちの現れだったと思います。誰かに恋をして愛する喜びと苦しみを、彼は身体全体で感じたのではないでしょうか。言葉が本当の生命を持つのはこの瞬間だと思います。ある物語が、まったく同じ経験をしていなくてもいつかの私の物語になるのは、生命を持った言葉をたくさん共有しているからだと思います。 -
短いドストエフスキーの本が読みたいと思って手に取った。丁度今実写化の映画が上映されている。この本を読んだ後に予告編を観たら、絶対に映画でも観たくなった。読んでいながら自分の恋愛のことについて思いを馳せた。叶わなかった恋は忘れようとして一度忘れても、こうしてふとした拍子に蘇える。話としては古典的に見えるようなものだけれど、でもこうして現代まで読み継がれているものを読めた功績は大きい。
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まず、会話がギャグ漫画かってぐらい突拍子がないし、そんなこと言わないだろーってツッコミながら読んでた。まぁそれはそれとして面白くはあるが。
恋愛小説の世界一簡易的な本、みたいな小説。もはやすべての恋愛小説はこれぐらい軽くていいのではと個人的には思わされた一作。 -
短いに加えて文体がとても読みやすいドストエフスキーの小説。恋に落ちた時に読むのが、おすすめです。
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一生に忘れたくない、サンクトペテルブルクの夜。文学作品にとって、叶わない愛こそ完璧
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妄想過多なひきこもりっぽい男性の恋愛における一人相撲。ちょっと寅さんぽくもあるが、寅さんほど純情じゃなくてニヒルか?ドストエフスキーさんは意地悪い人なのかなぁ~とか思った。
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映画から。ブレッソンが原作を自分の映画文体に落とし込むのがいかに上手いかが分かって良かった。こちらはかなりサッパリしていて絶望感は少ない。どちらにしろ私が抱いているドストエフスキーのイメージとは全く異なるのだが。妄想の詳細をことごとく台詞で語り尽くすところは狂気に近い。
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少女が、恋愛じゃなく友愛や兄弟愛のようなものを得て嬉しい気持ち少しわかる。
その区別がまだよくついてないところもその年頃らしいのでは。(半ば監禁状態で世間知らずでしょうし)
余計なお世話は重々承知で、男には幸せになってほしい。
いや、一歩踏み出したんだからこれは確実に実生活に変化起きてるよ! -
随分と昔に書かれた話のはずなのに、全然古っぽさを感じない。そしてその古っぽさというのがこれから先も一生出ない作品であり続けると思った。消えてくれない愛に目を背けて、それでもやっぱり無理!好きだ!を繰り返す彼女に、振り回される主人公はすこし可哀想だけれども、何をしたって消えてくれない愛というのは確かに存在していて、それを知っているからこそ、わたしは彼女にどうしても自分を重ねてしまった。
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村上春樹の「かえるくん、東京を救う」で、かえるくんが「アンナ・カレーニナ」と「白夜」に言及していた(しかもちゃんと結末まで読んでいたようだ)。人間として内容を知らないのも残念な気がしたので読んでみた。
空想癖のある、年齢=彼女いない歴の26歳男が、街で偶然出会った17歳の美少女に「いい人」ポジションで近づいたら、美少女と前彼の復縁を手伝うことになり、結局「いい人」で終わる、という何ともな話だった。
村上春樹、本のチョイス間違えてないか? -
心やさしき孤独な夢想家青年の、恋と失恋の短編。名もなき主人公は惨めに描かれてはいるが、長い人生誰しもこのような時期はある。つらい苦しい結末にも良心を失わない主人公にほのかな安堵感を覚える愛すべき小品。
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白夜の闇は深い。
出会いは、
濃霧に抱かれたような夜。
彼女とある約束を。
饒舌な会話劇が白夜の幕開けか。
日本の近代文学の奔流を想起する
硬質な文体と憫然な恋慕。
そう云えば、
彼は友人も身寄りもない独り身だったな。
彼の闇も深い。 -
ドストエフスキーの作品はどうしても受け付けないものがあり、彼を嫌いになりかけるのだがその時にいつでも思い浮かべてしまうのがこれ。抒情詩人としてのドストエフスキー、これがあるので嫌いになりきれない。愛すべき宝石のような小品。
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著者プロフィール
ドストエフスキーの作品
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