人は何で生きるか (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング (1968年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784042089179

みんなの感想まとめ

人が生きる意味や価値観について深く考えさせられる作品で、特に「隣人愛」がテーマとして強調されています。現代の混迷した世界情勢の中で、子どもたちが大人に対して抱く疑問や不安が描かれ、大人が果たすべき責任...

感想・レビュー・書評

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  • アメリカとイスラエルがイランを攻撃し、世界の混迷が深まる現在。
    少し長いが引用しておく。

    「だれがわるいかということは、神様がちゃんとごぞんじだ。おれたちは神様を忘れさえしなけれりゃよいのだ。わしはな、みなの衆、じぶんの考えをいってるのじゃない。もし悪事を悪事で根絶やししろといわれているのだったら、神様がそういう掟をしめしてくださったはずだが、わしらが教えられているのはべつのことだ。こっちが悪事を悪事で根絶やししようとすれば、その悪事はこっちで移ってくる。人を殺すのは造作ないが、その血はじぶんの魂にこびりつくものだ。人を殺すのは、じぶんの魂を血だらけにすることだよ。じぶんじゃ、わるい人間を殺した、悪事を根絶やしした、と思っていても、そのじつ、それよりももっとわるいことをじぶんの心の中に植えつけたのだ。災難には負けるがいい、そうすれば災難のほうでも負けてくれるからな」(「ろうそく」より)

    ここで言われていることに、キリストもアッラーも仏陀もないだろう。

    今回の米以のイラン攻撃を知って、14歳の女の子は「大人って何でバカなん?」と言った。
    7歳の子どもは「どうして仲良くできないの」と聞いた。
    伊坂幸太郎は書いていた。
    「大人がかっこよければ子どもはグレねえんだよ」と(「チルドレン」より)。

    世界を変えるとか、悪事を根絶やしにするとかそんなでかいことは言わない。
    ただ平和な未来を子どもたちに残していくのは大人の責任だろう。
    子どもに対してかっこいい大人でありたいと、今改めて強くそう思う。

  • 07057
    03/07

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著者プロフィール

19世紀のロシアを代表する小説家、思想家。ロシア・ヤースナヤ・ポリャーナに伯爵家の四男として生まれる。非暴力主義の思想のもと、文学のみならず、政治や社会にも大きな影響を与え、また、自ら教科書を執筆・編集し、教育にも力を注いだ。代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。『イワンの馬鹿』は、1876年(トルストイ56歳)の作品。

「2020年 『イワンの馬鹿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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