新版 人生論 (角川文庫)

著者 :
制作 : 米川 和夫 
  • 角川書店
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本棚登録 : 377
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042089261

感想・レビュー・書評

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  • いやいや、読むのに時間はかかるし、内容も非常に難しい。
    特に、用いられていた比喩が抽象的で理解しにくく、また用語
    も難しくかなり読むのに苦戦した。一度読んだだけでは記憶に残りにくいなと感じた。読んでいて、トルストイが人間の理性について論じているところで、共感できるところはあった。トルストイの抱える苦悩を露呈した本であると感じた。普段自分が日常生活を送る上で悩まないことまで、深く考え悩んでいるところに魅力を感じた。さすがは、偉人と呼ばれるだけのことはあると直感的ではあるがそう感じた。偉人であるほど、悩みも深いものなのだろう。

  • 初めは新潮社の人生論を読んだ。
    とても良かったので、訳者違いで読みたくなって購入。

  • 「人生とは何か」「なぜ人は苦しむのか」…。トルストイが晩年にたどりついた、人が生きることの意味を語る。

  • 愛・人生・死について、漠然としか考えてこなかったが、この本が一つの答えになった。

  • 初といってもよい、哲学本。
    これは片手間でふふふんと読むものではないな。
    時間をかけて精読しなければならない。
    本というか、論文とのこと。
    生とは死とは考えさせられる一冊。

    実家の本棚にあったのを借りたのだが、昭和55年出版であった。たぶん母親が大学時代に読んだ本だろう。

  • 変わることを怖がらなくてよい。

  •  最初に水車小屋の粉ひき男の話が出てくる。彼は良い粉を作り幸福になるため水車や川の流れ、やがては水の研究にまで没頭する。周囲の人々が粉ひきは?と助言するが、粉ひきより川の流れが大事なのだとことごとく論破する、彼の「粉ひき理論」完璧なのだ。科学技術は幸福のために研究進歩しミクロの世界から宇宙の果てまで覗き見る。人々も富と幸福な生活を得るがため幾度も苦難の日々を乗り越え働き生きる。トルストイさんは云う、果たして真の幸福に役立つのですかと。

    −−はい、私の人生は粉ひきを忘れたこの男のようでした。

     古代より人はいまだにその苦悩に悩み病気をおそれ死を恐れる。しかし、幸福になることや死を恐れることもない生き方があるとトルストイさんは説く。人々の周囲に存在する動物や植物の自然の営みは苦しみや死と云う意識を伴わない、人も同じように生まれ成長し老い死ぬ。でも人間は違って動物的行為を抑制する「理性」というものがある。だから幸福を断ち切る死を恐れ、悩む。ではどうすれば良いか。そんなことは何千年もまえから人々は知っている、それは、「愛」だ。

    −−私も知っていました、でも愛じゃなかったようです。人生が否定されました。

     トルストイさんは「愛」の文字を軽々しく使わない。この一文字が登場するのが本書の中盤にやっとこさ現れる。じゃ、その「愛」ってなんですか!?それは、それは、それは・・・自分ではなく他人を幸福にするために生きることです。そうすれば、芽が出て葉が出て花が咲き実を結びやがて枯れる花の一生のようにあなたの人生も死の恐怖を意識せずに送れるのですよ。あなたの知らない真の幸福、真の真理の世界があるのです。でも、あなたにそれを見つけられますか?人のために死ねますか?そんな生活が出来ますか?そんな人生が送れますか?

     トルストイさんは自身にも語りかけ苦悩し読者(私)とともに、真の生命、生き方、幸福を探し求めてくれる。将来の愛の為に今の小さな愛を捨てるならば、自分ならず他の誰をも愛していない将来の愛などない「現在いま愛を発揮しない人は、愛をもたない人なのである」

    −−わ、分かりました。

  • 表紙裏
    「愛は真実の生命に満ちあふれた一つの活動である」「死んだ人々の生命はこの世から消えてしまうものではない」――。トルストイが晩年にたどりついた人生観、世界観は悲痛な心の叫びである。真の人間生活、理性的な生き方、存在と死への恐怖、そして宗教とは・・・。ひとつひとつ、心の奥底から考え、「人生とは何か」「なぜ人は苦しむのか」の意味を誠実に考察した、魂の彷徨を伝える書。

  • 論理的に飛躍している部分もあってすべては理解できなかった。

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