翼ある蛇 (下巻) (角川文庫)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042105107

感想・レビュー・書評

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  • 「男女の関係はこうあるべき!」というロレンスの意図はよく伝わる終わり方だった。それが前に出すぎている気もするけれど、伝わってきたから成功なのだろう。新宗教の儀式のシーンなどは「いったい何の寸劇か」と思ったけれど、まあそれも結末に向けての一挿話だ。

    屈従したくない人が「必要なだけは」と理屈をこねて屈従したわけだから、ケイトの判断はすっきりしない。しかし、すっきりできないままに折り合っていくのが生きるということなのだろう。それにしても最後にはケイトの逡巡に付き合うのに疲れて、ミドリムシになりたい気持ちになった。

    メキシコの人、風土の描写は美しく真実味があった。いつか訪問してみたい。

  • (1993.08.26読了)(1990.12.09購入)

    ☆関連図書(既読)
    「翼ある蛇(上)」D.H.ロレンス著、角川文庫、1963.07.30

  • 2009/4/30購入

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著者プロフィール

D.H.Lawrence.
1885 ~ 1930 年。イギリス出身の作家。
大胆な性表現や文明社会と未開社会の葛藤などを主なテーマに据えた。
イギリスからイタリア、オーストラリア、ニューメキシコ、メキシコと遍歴。
この間に、『アーロンの杖』『カンガルー』『翼ある蛇』などの問題作を
次々と執筆。ローロッパへ戻ってものした『チャタレイ夫人の恋人』が
発禁処分となるなど、文壇の無理解もあり長編の筆を折る。
その他の代表作に『息子と恋人』『虹』『アメリカ古典文学研究』
『アポカリプス論』など多数。

「2015年 『ユーカリ林の少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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