- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042106067
感想・レビュー・書評
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「本を読んでも、歴史や物語を紐解いても、真実の愛に邪魔がはいらずすんないりいった試しはない」このセリフはマルクスの資本論にも引用されていた。歴史的古典というだけあり、良いセリフやエピソードが沢山あり、比喩としてさまざまな現代文学に引用される。読んでおいて損はない。三神さんのとても良い訳だと思うが、やはりシェイクスピアのセリフの韻の踏み方は日本語に変換が難しい。英語版も買ったので近いうちに是非読んでみたい。
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これはね、私がいけない。この本を読む前に「内P」の劇のDVD見ちゃった私がいけない。
いや、そもそもそれ見なきゃこの本読まなかったんだけどさ、脳内の再生がゴルゴさんとか大竹さんだと何もかもが台無し感。壮大なコントでございました。 -
序盤複雑な恋愛関係が惚れ薬で更に複雑化したといったところまでは面白かったがそこから少し失速してしまったように感じた。複雑な状況の中からどのようにしてハッピーエンドに辿り着くかが気になっていただけにそこに関しては雑に纏められてしまったのでもう少し詳しく書いてほしかったところがある。
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持っているのは、角川文庫でももっと古いものなんだけど、ここで検索するとこれしか出てこないので…
購入したきっかけは「ガラスの仮面」です(笑) -
妖精王と王妃の不仲と、2組みの男女の駆け落ち話と、素人劇団の練習という3つの話が、どんどん絡まっていき、意外な展開が連鎖していき最後には大団円を迎えるというシェークスピアならではの喜劇。パックの最後の口上とかは本当に惚れ惚れする言葉の強さがある。
ここまで複雑な話を一夜の物語にして、当時の観客にも分かるように整理しているのは、本当にスゴい。ただ、やはりこれは舞台を観てこそ、その魅力が十分伝わると思う。複雑なプロットの原型として研究してみるのもいいし、超絶洗練された言葉の勉強と思って読んでもいい。 -
熊本などを舞台とした作品です。
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先生は初期の喜劇やから、構成やらが後期のより劣る的な事を言ってたが、私はこの話好き!
パックの終わりの言葉と所々出て来る月と狂気との関係を意識して読むと、尚更面白い -
シェイクスピア四大悲劇の後には物足りない。解説に書かれているとおり大衆迎合劇ではなく、大衆の意向・文化水準・時代・外交としてのツールの一端でありそのものを見る感覚だから、笑えますが資料的な面が強い。生活を、というより文学のくび木を見るうえでは感慨深い。
解説を読んで、タイムラグがあり冒頭から月で表現があるのは、二つの世界は隔絶されているからだという説は面白く読んだ。妖精の扱いについてもしかり、現代劇に近いように思う。 -
昔読んだ
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今年お世話になる予定の訳本。作品としてはハムレットより重くなく、ろみじゅりより下ネタが少なそうなので若干残念ではある。