オリバー・ツイスト(上) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042110163

作品紹介・あらすじ

時は一九世紀。イギリスの片田舎で生を授かったオリバー・ツイストは、両親の顔も知らず貧民院に預けられ、貧困と厳しさに耐えて育っていった。やがて葬儀屋に引き取られるが、冷酷な人々の仕打ちは容赦ない。苦しみぬいた末、ついに彼は自らの足で、希望の町ロンドンへと向かう。そこでオリバーに救いの手を差し延べたのは、恐ろしい盗賊の一味だった-。無垢な少年の姿を通して、人間の良心と残酷さを描いた、文豪ディケンズ渾身の社会風刺小説。

感想・レビュー・書評

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  • ディケンズのブラックユーモアが面白い!
    少々まどろっこしいがストーリー展開も起伏が激しく、キャラが善人も悪人も人間臭くてよかった。

  • 6年くらい前にポランスキー監督で映画化された際に、
    ちょっと残虐さも含む映画のストーリーに引きこまれ、映画館で買いつつ
    そのまま積読していた本。

    というわけでストーリーを思い出しつつ読んだが、正直面白い。
    皮肉が効きながらも巧妙な文体、翻訳も良い。
    初版が出たのは40年前とのことだが、
    まあロングセラーになるだけの完成度の本だと思う。

    19世紀のイングランド、ロンドンの主に貧困層を中心とした
    生活が垣間見えるのも歴史好きとしては嬉しい。

    一応、結末は思い出しつつあるが、下巻も楽しみながら読めそうです。

  • 翻訳のせいか、とっても読みにくい。
    読みにくいのにそれを上回るぐらいに、主人公の小さな男の子のどん底の人生の始まりの物語が悲惨すぎて読み進めずにいられません。
    難解な文章でも、目に涙がたまってしまう場面もありました。

  • 下巻にまとめて書きました(http://booklog.jp/item/1/4042110177)。

  • 下巻がきになる。

  • オリバーがこんなにつらい境遇だなんて。幸せになりますように

  • さすがディケンズ。ほぼ全編皮肉。
    ブラウンロー紳士とオリバーの関係っておいしいと思う。

  • 何を思ったか、読んだよ
    DVDも買って、観たよ

  • 映画から入りました。
    その後ロンドンに行って、テムズ川も見てきました。

  • もろイギリスの古典文学!でしたね。指輪物語もそうだけど、こういう堅苦しい翻訳をもうちょっと綺麗にしたら読みやすいのになぁっていつも思います。映画の復習で読んだけど、そうじゃなかったら完読できなかったかも。

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著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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