不思議の国のアリス (角川文庫)

制作 : 河合 祥一郎 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.69
  • (85)
  • (96)
  • (117)
  • (23)
  • (8)
本棚登録 : 1328
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042118039

作品紹介・あらすじ

ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 幼い少女の見た夢という設定からキャラクターやストーリーは全てが"へんてこりん"となっていますが、それら"へんてこりん"を全て含む世界観は全世界の人々を魅了して止まないでしょう。そんな物語にジョン・テニエルによる挿し絵も多く付されており、本書の魅力をさらに引きたてています。

    また"訳者あとがき"ではこの物語が生まれたいきさつの紹介がされており、登場キャラクターたちの名前の由来なども語られています。例えばあるキャラクターの話に登場するエルシー・レイシー・ティリーという三姉妹は、リドル三姉妹(アリス・リドルは三姉妹の次女です)のことであって、それぞれ名前がアナグラムとなっているということです(Lacie=Alice等)。

    最後には訳者からのクイズまで出されてしまいます。本書109ページに付されている挿し絵のどこかに白ウサギが隠れているのですが見つけられるでしょうか?という内容であり、訳者自身もアリスのような子供の心を忘れないという意気が伝わってきます。

    何はともあれ学業や仕事など現実の世界に疲れたなと思ったとき、子供の心を思い出したいとき、少しくらいならこんなメルヘンの世界へ逃避してしまっても許されるのではないでしょうか。

  • 0136.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第1章 2017/2/21
    0139.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第2章2017/2/22
    0160.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第3章2017/3/7
    0163.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第4章2017/3/8
    0168.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第5章2017/3/10

    「不思議の国のアリス 」(角川文庫)より

    収録作品

  • ★4.0
    草間彌生とコラボした「不思議の国のアリス」を以前に読んでいたけれど、ほとんど初読の気分の読了。今になって、あちらは翻訳が残念だったのだと分かる。本作でのアリスは喋りすぎなくらいに活き活きとし、キャロルの世界観に改めてちゃんと魅了された。そして、韻を踏む言葉遊びの楽しいこと!英語の知識はないけれど、元々の原文が気になってしまった。また、アリスの姉の視点を取り入れることで現実を見せ、より不思議の国を恋しくさせる巧みさ。ジョン・テニエルの挿絵にうっとりしながら、初版が1865年ということに驚くばかり。

  • 感想が難しい。
    アリスが実在する少女だとは知らなかった。
    作者からこんなに愛情が籠った物語を贈ってもらったアリスが羨ましい。
    大人になっても純心を失くさないでほしいと言うメッセージが伝わってくる。
    絵本でしか見た事がなかったせいか挿絵のアリスが結構写実的に描かれていて驚いた。
    断片的な情報しか知らずに読んで行ったので哲学的な意味は理解が出来なかった。
    イデオロギーに対する問題提起?が多岐に渡って述べられていて掴みにくい。
    夢から醒める瞬間が現実の子供に戻った瞬間だと感じた。

  • 何度かチャレンジしているけど、だめだ。

  • 見て楽しい、読んで楽しい一冊でした。
    昔読んだのを、新しく買って読みましたが、イラストが可愛く、文字の羅列に遊び心があり、また、言葉遊びがふんだんに散りばめられていて、児童小説ながら感動してしまいました。
    ルイス・キャロルからの不思議の国への優しい導き方と、最後にはクイズが付いている!!
    ロリコンというのは聞いていましたが、妙な意味ではなく、ルイス・キャロルは子供が心から、本当に愛していたんだなあと感じさせる一冊でした。
    読んで良かったです。

  • 不思議な雰囲気が好きで、小さい頃から何度も図書館で借りて読んでいました。読書感想文を書くことになったとき、悩まずにこの本を選んだのは、やっぱりこの作品が好きだったからではないかな?と思います。自分の作品なら、考えなくても言葉がぽろぽろ出てくる気がします。
    この読書感想文を書いた後、あまりに私が普段使いの言葉(友だちに話しかけるように書いた記憶があります)で書いていたので、母から「こんな書き方ではダメ!」と書き直しを要求されましたが、私は断固拒否して提出。その後、入賞したので、それ以降、母は文章について文句を言わなくなりました・笑

  • とっても不思議なお話で私はうまく理解できなかったけれど、理解できなくてもこの世界観に浸れて自分も子供に戻ったみたいで楽しかった。
    個性的なキャラクターや言葉遊び、独特な挿絵に誘われてついに最後まで読んでしまった。

  • アリスの原作を久しぶりに読みたくなって衝動的に読んだけど、やはり良い。
    原作をちゃんと読んだのは大学の頃だったな。
    それ以来だから、ほんと久しぶり。

    今読むと言葉遊びが本当に秀逸だなと分かるのが楽しかった。
    韻を見事に踏んでいるよな。
    それに地の文でも言葉遊びがふんだんに盛り込まれていて全てがセンスの塊。

    お気に入りのシーンはチェシャーネコと会話するとことお茶会。
    お茶会だけど、今読み返すと本当に会話が意味深で真理をついてるところが多い気がする。
    時間についての話とかな。

    アリス熱が再熱したから暫くはあれこれ資料借りたり買ったりしそう(笑)

  • この年になるまで、一度も読んだことが無かったので一度くらいと思い読んでみた。
    全くこの本についての情報を集めずいきなり読んだので、最初はちんぷんかんぷん。。。
    さっぱり理解できない。

    というか、理解する本じゃないのだろうな。
    お伽の世界を楽しむ本なのだろう。

    言葉遊びが溢れているが、原文はきっともっと面白いに違いない。

全108件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1832年、イギリスのチェシャ州に生まれる。オックスフォード大学を卒業、同大学の数学および論理学の教授に。独特のユーモア感覚と幻想的イメージに溢れた童話『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』は、イギリスはもちろん、世界中で支持されている。

「2017年 『わがままアリスとおくびょうな白ウサギ 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

不思議の国のアリス (角川文庫)のその他の作品

不思議の国のアリス (角川文庫) Kindle版 不思議の国のアリス (角川文庫) ルイス・キャロル

ルイス・キャロルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
村上 春樹
ルイス・キャロル
有効な右矢印 無効な右矢印

不思議の国のアリス (角川文庫)に関連する談話室の質問

不思議の国のアリス (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする