不思議の国のアリス (角川文庫)

  • KADOKAWA (2010年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784042118039

作品紹介・あらすじ

映画「不思議の国でアリスと Dive in Wonderland」原作
2025/8/29(金)全国ロードショー
監督:篠原俊哉 アニメーション制作:P.A.WORKS

【原文の言葉あそびの楽しさそのまま! 現存するアリス訳の中で、文句なしの最高傑作! しかも新訳!!】

●ここがポイント
(1)なんといっても新訳!!
今に息づく、美しい日本語でアリスが読めます。
難解で読みづらいなんてこと一切なし! そしてくずれた日本語でもありません。
アリスの上品かつかわいらしい台詞を楽しめます。

(2)アリスの面白さはライム(韻)
本作が出版される以前、日本では「アリスの面白さは原文を読まないとわからない」と言われてきましたが、それほどにキャロルは英語の響き(韻をふむこと)の面白さを作中の詩にこめていたのです。
そのため、本作では、とくに詩の韻を重視して訳出されています。これは他に類を見ない試みでしょう。

  ネズミが、イヌにい【わく】、
  「そいつはあまりに迷【惑】、
  陪審員も裁判官もいない裁判なんて、《なんの意味もない》。」

  「どちらもおれさまが演じ【分く】。」
  ずるいフューリーがい【わく】、
  「おれさまがみんごと死刑の判決下しゃ、《きさまの命はない》。」

※【 】《 》で韻がふまれています。

(3)詳細な解説付き&詩の楽譜も!
訳者あとがきには、物語が生まれたいきさつや、作品に関する詳しい解説・裏話が読めます。
・作中に白ウサギを登場させた、キャロルの意図とは?
・ヤマネの話にでてくる三姉妹はだれをあらわしている?
・「海の学校」のビジツ先生って?
アリスファンならニヤリとしてしまうこと、まちがいなし!
おまけに、それぞれの詩の楽譜もついています。
「かわいいぼうやにゃ どなりましょ♪」(コショウの子守り唄)を楽譜にあわせて歌いましょう!

(4)テニエルの挿絵満載!
本書にはテニエルの挿絵が掲載されています。なんと、41点も!
ぱらぱらめくって絵を見るだけでもたのしめます。


●あらすじ
ある昼下がり、アリスが野原でうとうとしていると、懐中時計を持ったおかしな白ウサギが走ってきた。ウサギを追って、地球をつきぬけるような深い穴に落ちると、そこはふしぎの国だった! チェシャーネコや三月ウサギ、帽子屋、ハートの女王など、ひとくせもふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる、夢と幻想の国。ユーモアあふれる世界児童文学の傑作を、原文の言葉遊びの楽しさをそのままに翻訳した、新訳決定版!

みんなの感想まとめ

夢と幻想の世界を舞台に、アリスの奇妙な冒険が繰り広げられる物語は、言葉遊びや韻が巧みに散りばめられたユーモアあふれる作品です。新訳版では、アリスの可愛らしい台詞が美しい日本語で楽しめ、難解さを感じさせ...

感想・レビュー・書評

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  • いろんな作家がオマージュ作を残している物語の元の話をちゃんと読もうと。昔々中学の教科書で見慣れたジョン・テニエルの挿画の角川文庫新訳版を購入。昔少し読んだ時は屁理屈ばかりで退屈だったナンセンス話が今回は楽しくて、韻はどう書かれているのかなど是非とも原文で読みたいと思った。

  • イギリスの児童文学。
    小学生の頃、ディズニーのふしぎの国のアリスを何回も見、スーパーファミコンのアリスのゲームを夢中でプレイしていた。
    原作(原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した、画期的新訳決定版らしいです)を初めて読みましたが、なんなんだ!なんてつかみどころのない物語なんだ!?と突っ込みつつ、時にアリスやおかしなキャラクターたちにふふふっと笑ってしまう。(青虫とチェシャーネコが好き)まさに不思議の国。でもこれ児童文学ですよね?なかなかダークな会話が繰り広げられていましたし、読み解くのが難しいと感じましたが、子どもの感性で読むほうが純粋に夢の世界の冒険を楽しめるのかもしれないと感じました。
    スーパーファミコンのアリスのゲーム、どんなのだったかなー!めちゃくちゃおもしろくてクオリティが高かった記憶があるんですよね。

  • アリスの世界に迷い込んできました♪

    アリス
    『台所にはコショウなんて絶対置かないことにするわ。
    スープはコショウがらなくたってじゅうぶんおいしいし―たぶん、人がぴりぴりしてしまうのは、いつだってコショウのせいよ。』

    ワタシ
    『そうね!!
    日本人は、ワサビを食べるからツンツンしやすいのかしら??(人見知りさんが多いのかしら??)
    きっとそうよね。
    ワサビをたべるとツーーーーーンとするものね!!』

    さあ!! アリスはどう返してくれるかな??

    なぁんて、想像(妄想)しながら読んでいくのが大好きな『不思議の国のアリス』

    もぉ、何十回読んだかな??
    毎回不思議な発見があって楽しい♪



  • ディズニーでお馴染みの『不思議の国のアリス』。
    原作は楽しい言葉遊びが、いっぱい!

    これ翻訳するの、大変だっただろうな〜というのが第一印象です(笑)
    英単語で韻を踏んだりしているのを、日本語に変えるって大変だったろうと。。
    そのおかげで、不思議で楽しい世界を体験することができてます。
    楽しかった!

    内容はディズニーと、だいたい同じだと思います。
    『アリス -へんてこりん、へんてこりんな世界-』展を見に行きたいので予習として読みました。
    続編はどうなるのでしょう?
    まずはディズニーの方も見直そう。

  • この年になるまで、一度も読んだことが無かったので一度くらいと思い読んでみた。
    全くこの本についての情報を集めずいきなり読んだので、最初はちんぷんかんぷん。。。
    さっぱり理解できない。

    というか、理解する本じゃないのだろうな。
    お伽の世界を楽しむ本なのだろう。

    言葉遊びが溢れているが、原文はきっともっと面白いに違いない。


  • 鏡の国のアリス同様に、実写化された映画などを見ているせいでファンタスティックな世界観をイメージしやすいですが、本の中にはそこまでの詳しい描写はありません。
    しかしながら、アリスや出てくる登場人物のセリフ、快いテンポ感からそれらを感じされる名著です。
    また、翻訳者の意地と言いますか、日本語の韻に世界観を壊さずに当てはめた凄さも堪能できます。

  • 1866年刊行の児童向けファンタジーが現在まで残ってることがすごい

    訳し方によって違ってくるのかな

  • アニメとはまた違った感じ。
    世界観がいいですよね。
    みんなわがままでもなんとか成り立っている感じ。
    どういう風に思いつくのだろうか。

  • 幼い少女の見た夢という設定からキャラクターやストーリーは全てが"へんてこりん"となっていますが、それら"へんてこりん"を全て含む世界観は全世界の人々を魅了して止まないでしょう。そんな物語にジョン・テニエルによる挿し絵も多く付されており、本書の魅力をさらに引きたてています。

    また"訳者あとがき"ではこの物語が生まれたいきさつの紹介がされており、登場キャラクターたちの名前の由来なども語られています。例えばあるキャラクターの話に登場するエルシー・レイシー・ティリーという三姉妹は、リドル三姉妹(アリス・リドルは三姉妹の次女です)のことであって、それぞれ名前がアナグラムとなっているということです(Lacie=Alice等)。

    最後には訳者からのクイズまで出されてしまいます。本書109ページに付されている挿し絵のどこかに白ウサギが隠れているのですが見つけられるでしょうか?という内容であり、訳者自身もアリスのような子供の心を忘れないという意気が伝わってきます。

    何はともあれ学業や仕事など現実の世界に疲れたなと思ったとき、子供の心を思い出したいとき、少しくらいならこんなメルヘンの世界へ逃避してしまっても許されるのではないでしょうか。

  • イギリスのオックスフォード大学が好きだ。
    生まれ変わったら絶対に入ります。
    そしてルイスキャロルが見た光景を私も見る。

  • 『不思議の国のアリス』をちゃんと読んだのは今回が初めてです。どちらかというと女の子の読み物だと思って、今まで敬遠してきた作品です。実際に読んでみて、そうでないことが分かりました。言葉あそびや言葉のリズムを感じながら楽しく読むことができました。特に、ぶっきらぼうな物言いの青虫と逆ギレ気味のアリスとの会話のやり取りが面白かったです。話の内容が理解できたとは言い切れず、どこか読者自身が不思議の国の中に閉じこめられているような、不思議な感じのするお話でした。

  • ディズニーのアリスが好きで、そういや読んだことないな、と思って軽い気持ちで読んでみた

    が、これがなかなかヘビー
    途中で何度も挫折しそうになったり、なかなか続きを読む気にならなかったり、さらに体調の悪さも相まって、読了にだいぶ時間がかかってしまった

    ストーリーなんてほぼないし、会話なんてめちゃくちゃ
    もちろんそれがアリスの世界観なのは認識していたつもりだったけど、このレベルをやられてしまうと読むのがしんどい

    それが面白いってコメントもあったけど、純粋な子供の心が枯渇したおっさんにとっては読むのに抵抗感ありすぎた…

    作品がダメというのではなく、読み手側の好みにだいぶ左右されると思う
    絵本だったらわかるけど、小説だと子供でも好き嫌いは二極化するんじゃないかなぁ

    やっぱアリスはディズニーアニメとしてミュージカル調に観るのが1番楽しめると個人的には思う

    と言いつつ、鏡の国アリスも購入した(笑)

  • ディズニー版は知っていたものの、原作はちゃんと読んだことが無かったので読んでみた。文章やキャラの発言、歌が韻を踏んでいたり、知らないエピソードがあったり、意外とアニメ版と大きく違っているのだなあとびっくりした。帽子屋さんももっと色々出番があるのかと思いきやほとんど無かった。

  • 『不思議の国のアリス』は子供の頃にディズニーの絵本で読んだきりで、原作本を読むのは初めて。子供の頃はその絵本が大好きだったけど、白ウサギとハートの女王が出てくるくらいしか覚えてなかったので改めて読んでみました。
    登場人物(動物)が多くて、支離滅裂なお話だけど、ずっと読み継がれているってことは面白いのかしら。童心を忘れてしまった今読んだ感想としては、正直なところ、あまり楽しめなかったです。
    原作に使われたジョン・テニエルの挿絵がふんだんに使われてて、挿絵を楽しみに読み終えました。
    アリスは有名なので、教養として一度読んでおくのは良いことだと思います。
    あまり楽しめなかった割には、『鏡の国のアリス』も読んでみようか思案中。

  • ディズニーで映画になっていたり、このアリスを基にしたパロディ作品も多く存在する中、この一番の原点をきちんと読んだことがなかったなと思い、購入。ボートの中で即興で作ったアリスのためのお話。その割にはとても完成度が高いが、即興なのがうかがえる、急展開。不思議の国という言葉がピッタリと当てはまる世界観が見事。言葉遊びも、うまく訳されていて、とても面白い。原本も読んでみたいが、英語は苦手なので辞書片手に奮闘することになりそうである…。続編の鏡の国のアリスを読み進めていこう。

  • 『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで創作した児童小説である。キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切ったという(1865年)。
    本作品は、聖書やシェイクスピアに次ぐ数の言語に翻訳された、世界で最も読まれた児童小説とも言われており、冒頭の、白ウサギが「たいへんだ!どうしよう!まにあいそうにもないぞ!」とひとりごとを言いながらアリスのそばを通り、チョッキのポケットから取り出した時計を確認して、再び走り出す場面や、不思議の国で出会った、木の上にいるチェシャー・ネコが、しっぽの方から消えていき、にやにや笑いだけが枝の上に浮かんでいる場面など、その後、数多の引用、言及の対象となっている。
    ただ、本作品には英語による言葉遊びが満載で、挿入されている詩や歌の多くは当時よく知られていたもののパロディだというが、それらの面白さは、他言語に翻訳され、時代も異なる我々に、十分に楽しめない点は残念である。(訳者は、その点を苦心しており、原文では伝わらない冗談を別の冗談に置き換える工夫をしたりしているという) 
    また、この角川文庫の挿絵は、出版当初の、当時風刺漫画で有名だったジョン・テニエル(1820~1914年)によるものであるが、1907年に英国で作品の著作権が切れて以降、アーサー・ラッカムなど、世界中の挿絵画家によるものが出ている。
    本作品は、松岡正剛氏が有名書評「千夜千冊」(1598夜/2016年1月)で取り上げているのだが、この作品自体の評価はなかなか難しい。松岡氏は、「ルイス・キャロルには、むろん何か格別に天才じみたところがあったにちがいありませんが、この人は全体としてはもともと変な子であり、長じても変な大人だったと思います。まずは、そう思ったほうがいいでしょう。・・・案の定、へんてこ世界のアリスを誕生させた。」と書いているのだが、この作品は、大人の理屈を持ち込んで読むのではなく、子どもが子どもの感性で楽しむ世界なのだろう。そういう意味で、大人にとっては、子どもの感性を一時でも取り戻すために手に取ってみるのもいいのかもしれない。
    (2020年4月了)

  • すべてはここから始まった、って感じがする。

  • 加納朋子さんの螺旋階段のアリスより。
    50代のおじ様がルイス・キャロルの心得があるというのに、自分はすっかり詳細を忘れていて、作中の会話に付いていけなかったので悔しくて再読。
    ときめきの片付けの本、こんまりさんの子供の頃の愛読書でもあるそうだ。
    折角なら読みやすそうな新しい訳のをと思い購入。

    読んでみて…、自分の中のユーモアが死滅したのか…!?
    昔ディズニーの映画を見てあんなにワクワクしたのに、今読むと、全くへんてこりんな話!というのが正直な感想(笑)
    登場人物の誰一人として行動原理が理解できない(笑)
    唯一お姉さんが微笑むシーンだけ共感できました。
    あとは歌の所。歌詞自体は全く覚えてなかったし、意味もわからないけど(笑)韻を踏む感じとリズムが楽しかった。(巻末に楽譜が着いていたので分かりやすい)
    この音も原作通りなのかな?

    さりげなく挿し絵になぞなぞを仕込んで、次巻で答え合わせをさせるとは…!
    なんたる戦略!

  • ★4.0
    草間彌生とコラボした「不思議の国のアリス」を以前に読んでいたけれど、ほとんど初読の気分の読了。今になって、あちらは翻訳が残念だったのだと分かる。本作でのアリスは喋りすぎなくらいに活き活きとし、キャロルの世界観に改めてちゃんと魅了された。そして、韻を踏む言葉遊びの楽しいこと!英語の知識はないけれど、元々の原文が気になってしまった。また、アリスの姉の視点を取り入れることで現実を見せ、より不思議の国を恋しくさせる巧みさ。ジョン・テニエルの挿絵にうっとりしながら、初版が1865年ということに驚くばかり。

  • イメージの奔流。一読した印象は、それだった。韻を踏んだ音を楽しむ文章と荒唐無稽な出来事を展開する文章。幼い子どもならば、男女関係なくケタケタ笑って魅了されるだろう。大人ならば、その横溢するアイデアが、膨らまされることなく投げ捨てられる、無意味な世界に仄恐ろしさ感じるのではないか。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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