不思議の国のアリス (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.59
  • (115)
  • (149)
  • (196)
  • (44)
  • (15)
本棚登録 : 2500
感想 : 173
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042118039

作品紹介・あらすじ

ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いろんな作家がオマージュ作を残している物語の元の話をちゃんと読もうと。昔々中学の教科書で見慣れたジョン・テニエルの挿画の角川文庫新訳版を購入。昔少し読んだ時は屁理屈ばかりで退屈だったナンセンス話が今回は楽しくて、韻はどう書かれているのかなど是非とも原文で読みたいと思った。

  • イギリスの児童文学。
    小学生の頃、ディズニーのふしぎの国のアリスを何回も見、スーパーファミコンのアリスのゲームを夢中でプレイしていた。
    原作(原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した、画期的新訳決定版らしいです)を初めて読みましたが、なんなんだ!なんてつかみどころのない物語なんだ!?と突っ込みつつ、時にアリスやおかしなキャラクターたちにふふふっと笑ってしまう。(青虫とチェシャーネコが好き)まさに不思議の国。でもこれ児童文学ですよね?なかなかダークな会話が繰り広げられていましたし、読み解くのが難しいと感じましたが、子どもの感性で読むほうが純粋に夢の世界の冒険を楽しめるのかもしれないと感じました。
    スーパーファミコンのアリスのゲーム、どんなのだったかなー!めちゃくちゃおもしろくてクオリティが高かった記憶があるんですよね。

  • ディズニーでお馴染みの『不思議の国のアリス』。
    原作は楽しい言葉遊びが、いっぱい!

    これ翻訳するの、大変だっただろうな〜というのが第一印象です(笑)
    英単語で韻を踏んだりしているのを、日本語に変えるって大変だったろうと。。
    そのおかげで、不思議で楽しい世界を体験することができてます。
    楽しかった!

    内容はディズニーと、だいたい同じだと思います。
    『アリス -へんてこりん、へんてこりんな世界-』展を見に行きたいので予習として読みました。
    続編はどうなるのでしょう?
    まずはディズニーの方も見直そう。


  • 鏡の国のアリス同様に、実写化された映画などを見ているせいでファンタスティックな世界観をイメージしやすいですが、本の中にはそこまでの詳しい描写はありません。
    しかしながら、アリスや出てくる登場人物のセリフ、快いテンポ感からそれらを感じされる名著です。
    また、翻訳者の意地と言いますか、日本語の韻に世界観を壊さずに当てはめた凄さも堪能できます。

  • 1866年刊行の児童向けファンタジーが現在まで残ってることがすごい

    訳し方によって違ってくるのかな

  • アニメとはまた違った感じ。
    世界観がいいですよね。
    みんなわがままでもなんとか成り立っている感じ。
    どういう風に思いつくのだろうか。

  • 幼い少女の見た夢という設定からキャラクターやストーリーは全てが"へんてこりん"となっていますが、それら"へんてこりん"を全て含む世界観は全世界の人々を魅了して止まないでしょう。そんな物語にジョン・テニエルによる挿し絵も多く付されており、本書の魅力をさらに引きたてています。

    また"訳者あとがき"ではこの物語が生まれたいきさつの紹介がされており、登場キャラクターたちの名前の由来なども語られています。例えばあるキャラクターの話に登場するエルシー・レイシー・ティリーという三姉妹は、リドル三姉妹(アリス・リドルは三姉妹の次女です)のことであって、それぞれ名前がアナグラムとなっているということです(Lacie=Alice等)。

    最後には訳者からのクイズまで出されてしまいます。本書109ページに付されている挿し絵のどこかに白ウサギが隠れているのですが見つけられるでしょうか?という内容であり、訳者自身もアリスのような子供の心を忘れないという意気が伝わってきます。

    何はともあれ学業や仕事など現実の世界に疲れたなと思ったとき、子供の心を思い出したいとき、少しくらいならこんなメルヘンの世界へ逃避してしまっても許されるのではないでしょうか。

  • イギリスのオックスフォード大学が好きだ。
    生まれ変わったら絶対に入ります。
    そしてルイスキャロルが見た光景を私も見る。

  • 『不思議の国のアリス』をちゃんと読んだのは今回が初めてです。どちらかというと女の子の読み物だと思って、今まで敬遠してきた作品です。実際に読んでみて、そうでないことが分かりました。言葉あそびや言葉のリズムを感じながら楽しく読むことができました。特に、ぶっきらぼうな物言いの青虫と逆ギレ気味のアリスとの会話のやり取りが面白かったです。話の内容が理解できたとは言い切れず、どこか読者自身が不思議の国の中に閉じこめられているような、不思議な感じのするお話でした。

  • この年になるまで、一度も読んだことが無かったので一度くらいと思い読んでみた。
    全くこの本についての情報を集めずいきなり読んだので、最初はちんぷんかんぷん。。。
    さっぱり理解できない。

    というか、理解する本じゃないのだろうな。
    お伽の世界を楽しむ本なのだろう。

    言葉遊びが溢れているが、原文はきっともっと面白いに違いない。

全173件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルイス・キャロルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×