不思議の国のアリス (角川文庫)

制作 : 河合 祥一郎 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.68
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本棚登録 : 1449
レビュー : 120
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042118039

作品紹介・あらすじ

ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 幼い少女の見た夢という設定からキャラクターやストーリーは全てが"へんてこりん"となっていますが、それら"へんてこりん"を全て含む世界観は全世界の人々を魅了して止まないでしょう。そんな物語にジョン・テニエルによる挿し絵も多く付されており、本書の魅力をさらに引きたてています。

    また"訳者あとがき"ではこの物語が生まれたいきさつの紹介がされており、登場キャラクターたちの名前の由来なども語られています。例えばあるキャラクターの話に登場するエルシー・レイシー・ティリーという三姉妹は、リドル三姉妹(アリス・リドルは三姉妹の次女です)のことであって、それぞれ名前がアナグラムとなっているということです(Lacie=Alice等)。

    最後には訳者からのクイズまで出されてしまいます。本書109ページに付されている挿し絵のどこかに白ウサギが隠れているのですが見つけられるでしょうか?という内容であり、訳者自身もアリスのような子供の心を忘れないという意気が伝わってきます。

    何はともあれ学業や仕事など現実の世界に疲れたなと思ったとき、子供の心を思い出したいとき、少しくらいならこんなメルヘンの世界へ逃避してしまっても許されるのではないでしょうか。

  • 『不思議の国のアリス』をちゃんと読んだのは今回が初めてです。どちらかというと女の子の読み物だと思って、今まで敬遠してきた作品です。実際に読んでみて、そうでないことが分かりました。言葉あそびや言葉のリズムを感じながら楽しく読むことができました。特に、ぶっきらぼうな物言いの青虫と逆ギレ気味のアリスとの会話のやり取りが面白かったです。話の内容が理解できたとは言い切れず、どこか読者自身が不思議の国の中に閉じこめられているような、不思議な感じのするお話でした。

  • すべてはここから始まった、って感じがする。

  • 加納朋子さんの螺旋階段のアリスより。
    50代のおじ様がルイス・キャロルの心得があるというのに、自分はすっかり詳細を忘れていて、作中の会話に付いていけなかったので悔しくて再読。
    ときめきの片付けの本、こんまりさんの子供の頃の愛読書でもあるそうだ。
    折角なら読みやすそうな新しい訳のをと思い購入。

    読んでみて…、自分の中のユーモアが死滅したのか…!?
    昔ディズニーの映画を見てあんなにワクワクしたのに、今読むと、全くへんてこりんな話!というのが正直な感想(笑)
    登場人物の誰一人として行動原理が理解できない(笑)
    唯一お姉さんが微笑むシーンだけ共感できました。
    あとは歌の所。歌詞自体は全く覚えてなかったし、意味もわからないけど(笑)韻を踏む感じとリズムが楽しかった。(巻末に楽譜が着いていたので分かりやすい)
    この音も原作通りなのかな?

    さりげなく挿し絵になぞなぞを仕込んで、次巻で答え合わせをさせるとは…!
    なんたる戦略!

  • 0136.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第1章 2017/2/21
    0139.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第2章2017/2/22
    0160.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第3章2017/3/7
    0163.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第4章2017/3/8
    0168.ルイス・キャロル
    『不思議の国のアリス』第5章2017/3/10

    「不思議の国のアリス 」(角川文庫)より

    収録作品

  • ★4.0
    草間彌生とコラボした「不思議の国のアリス」を以前に読んでいたけれど、ほとんど初読の気分の読了。今になって、あちらは翻訳が残念だったのだと分かる。本作でのアリスは喋りすぎなくらいに活き活きとし、キャロルの世界観に改めてちゃんと魅了された。そして、韻を踏む言葉遊びの楽しいこと!英語の知識はないけれど、元々の原文が気になってしまった。また、アリスの姉の視点を取り入れることで現実を見せ、より不思議の国を恋しくさせる巧みさ。ジョン・テニエルの挿絵にうっとりしながら、初版が1865年ということに驚くばかり。

  • 摩訶不思議な出来事だらけの、ワクワクがつまった物語。もっとメルヘンな話かと思っていたけど、出てくる人物(?)や動物は気味が悪いし、物騒な発言も多かったのが意外。
    ことばあそびがおもしろい。原文ではどんな感じなんだろう…と気になる。

  • 170ページの言葉遊び。
    これぞ子どものために書かれたもの。
    何度か声上げて笑ってしまった。
    特に笑ったのは踏んだり蹴ったりのトカゲのビル。

  • へんてこでかわいそうでかしこいアリス。
    無邪気な子どもなのにときどき大人びた発言をする、この年頃の複雑さが好きです。
    自分の少女時代に繰り返し読んでいたはずだけど、細かい内容はほぼ忘れていた。でも目を瞑れば、周りの生き物や風の音や川のせせらぎが不思議の国への道を教えてくれる。こういう気持ちはなくしたくない。

  • 不思議の国のアリス (角川文庫) 作者であるルイス・キャロルの作品です。

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著者プロフィール

原作者。
1832年-1898年。本名はチャールズ・ラドウィッジ・ドジソン。
イギリスのオックスフォード大学クライスト・チャーチ学寮の数学講師であったが、
ペンネーム、ルイス・キャロルの名で『不思議の国のアリス』を執筆、出版。
『不思議の国のアリス』は現在に至るまで世界各国語に翻訳され愛され続けている。

「2019年 『不思議の国のアリス 型ぬきワンダーブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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