鏡の国のアリス (角川文庫)

制作 : 河合 祥一郎 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.48
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本棚登録 : 919
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042118046

作品紹介・あらすじ

ある日、アリスが部屋の鏡を通り抜けると、そこはおしゃべりする花々やたまごのハンプティ・ダンプティたちが集う不思議な国。そこでアリスは女王を目指すのだが……永遠の名作童話決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 不思議の国からたった半年後のお話だけど、アリスに成長が感じられる。子どもにとっての半年は、濃厚で常に新しい刺激に満ちている。
    ‪大人になった私は捉え方も変化して、子ども時代の自由で純粋な自分に容易にアクセスできなくなった。でも本を開けば、永遠の少女はいつもその中に眠っているということを、思い出すことができる。‬

  • 鏡の国のアリス(角川文庫)

  • 『不思議の国のアリス』の方が好きかも知れない。
    理由はチェスよりトランプの方が馴染があるからだ。
    アリスがキティを赤の女王だと見立てて遊んでいたのがきっかけとなり、夢に反映されたと言う意味合いがあるのは興味深い。
    猫好きなので、猫で始まって猫で終わっている現実世界はとても和んだ。
    鏡が嫌いな私にとっては複雑な物語だが、神秘的なイメージを持ってはいるので世界観に惹かれる所もある。
    そして解説を読んで作者が”少女の”アリスに幻想を抱いていたと知って少なからず狼狽した。
    正直子供にアリスと名付けるのは可哀想だし気色が悪いと思ってしまった。
    アリスにして見れば20歳差だと小父さんの様な存在にしか思えなかったのではないか。

  • 谷のような丘をかけ登り、花や昆虫たちとおしゃべりをして、部屋にいながら小舟に乗り、気がつくと隣で二人の女王様が寝ている始末。次から次にくるくると展開していくお話。
    言葉は踊って、唄を口ずさみ、物語を綴る。まるで虫食いだらけの地図みたいに奇想天外で多くの謎を秘めた不思議の世界。その虫食いの空間はわたしたちの想像で埋められるために残された余白のようなもので、たとえその埋め方が大きすぎても小さすぎても、間違えて別のところを塞いでしまったとしても、物語はきっと完結するはず。
    鏡の国はわたしのためにも開かれているから。

  • 『不思議の国のアリス』

    ディズニーが掛けた魔法に頭が少し侵されていたのかもしれない。

  • ★3.5
    前作「不思議の国のアリス」以上に言葉遊びが止め処ない!韻を踏む詩に加えて、ちょっとした駄洒落があちらこちらに登場。その楽しさは勿論、見事な翻訳にただただ感心してしまう。そして、アリスが迷い込む“鏡の国”は、“不思議の国”に負けず劣らずの奇想天外っぷり。それなのに、私にチェスの知識がまるでなく、実際の盤上の動きを上手く想像できないのが残念。それでも、テニエルのイラストが相変わらず素敵でうっとり。ただ、訳者あとがきでキャロルの喪失感やアリスとの距離感を知ったことで、少し物悲しい夢のお話に思える。

  • 白騎士がアリスに見送りを頼むシーンが素晴らしくて大好き。
    「あの岡を下り、あの小川を越えれば、そなたは女王になるんじゃ。が、ここで拙者をまず見送ってくれるであろうな?」「長くはかかるまい。ここで待っておって、拙者があの曲がり角についたら、ハンカチを振るのじゃ。すれば拙者も元気づくじゃろうからな」

  • トゥィードルディーとトゥィードルダムの口ぐせが面白かった。ハンプティ・ダンプティは偉そうで面白くなかった。

  • 楽友

  • アリスの続篇、チェスの世界である。内容は延々ハチャメチャなのである。トゥドゥルディーとトゥドゥルダムには論理についての観点があり、ハンプティ・ダンプティのところには「言葉をしたがわせる」という命名の問題がでてくる。

    ルイス・キャロルは「形式論理学」の著作もある論理学者であったそうだ。不思議の国では論理の「逆」がたくさんでてきたが、鏡の国ではもうすこし思索的な気がする。鏡の国なら「裏」を多用してもよさそうなものだが。

    アリスがクイーンになるところは、大人になってしまった少女への愛惜があり、キャロル自身は発明家のナイトとしてでてくるそうである。本の背表紙にタイトルを書くとか、折りたたみ式の地図をつくったのはキャロル(ドッドソン)なのだそう。

    訳文はとてもいい。

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著者プロフィール

原作者。
1832年-1898年。本名はチャールズ・ラドウィッジ・ドジソン。
イギリスのオックスフォード大学クライスト・チャーチ学寮の数学講師であったが、
ペンネーム、ルイス・キャロルの名で『不思議の国のアリス』を執筆、出版。
『不思議の国のアリス』は現在に至るまで世界各国語に翻訳され愛され続けている。

「2019年 『不思議の国のアリス 型ぬきワンダーブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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