日本の面影 (角川文庫)

  • 角川書店 (1958年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784042120025

みんなの感想まとめ

テーマは、過去と現在を繋ぐ深い感情の交錯です。1958年に刊行されたこの文庫は、著者の作品から選ばれた23篇が収められており、そのセレクションのセンスが光ります。特に「夏の日の夢」では、浦島太郎の物語...

感想・レビュー・書評

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  • すごく繊細な描写!

  • 1958年刊の文庫(89年に復刊)。ハーンの著書8冊から23篇をピックアップ。そのセレクションのセンスが抜群。田代三千稔の流れるような訳文もいい。
    「夏の日の夢」は絶品。夏の真昼の現実、浦島太郎の物語、そして白昼夢が交錯する。約束を破って戻ってこない浦島を待ち続ける乙姫のことを心配したりもする。いかにもハーンらしい。「病理上のこと」は猫のタマの子育てのこと。猫好きには堪らない作品。
    「橋の上」「乙吉の達磨」「生神」は短篇小説としても秀逸。松江中学の5人の教え子のことを書いた「英語教師の日記から」も印象に残る。
    古さが感じられず、どれも採れたてようにみずみずしい。巧みなストーリーテリング。風景描写もすばらしい。

  • 途方もなく遠いけれど、その悲しみや、不安や、孤独、時折見いだせる一瞬のほほえみは今と変わらない。
    私の祖先もこんな風だったのか?

  • 2010/6/7購入

  • 目次
    東洋の第一日
    盆おどり
    子供の霊の洞窟−潜戸
    石の美しさ
    英語教師の日記から
    日本海のほとりにて
    日本人の微笑
    夏の日の夢
    生と死の断片
    停車場にて
    門つけ
    生神
    人形の墓
    虫の楽師
    占の話
    焼津にて
    橋の上
    漂流
    乙吉の達磨
    露のひとしずく
    病理上のこと
    草ひばり
    蓬莱
    訳註
    年譜
    解説

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著者プロフィール

原作:ラフカディオ・ハーン
一八五〇年、ギリシャ生まれの英国人。アメリカで新聞記者として活動したのち、一八九〇年、日本文化への憧れから、島根県の松江中学に英語教師として赴任。松江出身の小泉セツと結婚ののち帰化し、小泉八雲を名乗る。熊本五高・東京帝国大学などで教鞭をとりつつ、日本研究を海外に向け紹介した。著書に『知られぬ日本の面影』『心』『怪談』など。

「2019年 『BL古典セレクション③ 怪談 奇談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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