若草物語 (角川文庫)

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本棚登録 : 296
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042141174

作品紹介・あらすじ

舞台はアメリカ南北戦争の頃のニューイングランド。マーチ家の四人姉妹は、従軍牧師として戦場に出かけた父の留守中、優しい母に見守られ、リトル・ウィメン(小さくも立派な婦人たち)として成長してゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 映画の出来が良かったので、昔読んだ気がしていたが改めて読んでみた。青空文庫版は余りにも訳が酷かったのでKindle版を購入したがそれでもやや変な訳部分もあったので有名作家が訳してくれないだろうか。映画の方はジョンの恋愛成就まで行ったが、本作では映画の現在と過去を錯綜させて描く方式の過去部分のみだったので続編も読まなければならないのだろうか。話は南北戦争時代、北軍に出征した父の留守を守る四姉妹と母親の物語であり、そこでの周りの人々との交流物語である。清教徒たちの道徳規範を重視した昔の良きアメリカがあった。

  • 姉妹があまりにも良い子なのに驚愕する。自分にもこういうお話を素直に受け止めてた時代があったんだな‥‥としみじみ感じる。当時ベスに憧れたけど、今読むと、いい子過ぎて現実離れした感じがある。でも、小公女や若草物語のような模範的な少女達に素直に共感出来るって素晴らしい事だと思う。

    最近は個性とか自己主張が出来る事がカッコいいとされる風潮だけど、ベスみたいな控えめだけど真面目で思いやりのある人をもっと尊重する社会であってほしい。

  • 子供時代に読んだ感激に思いをはせてというか、
    子育ての悩み多い娘に何か言えるかもしれないと、心の隅にあったかもしれない。

    娘も3人娘を育てているし、この物語のマーチ家も4人姉妹、
    父親は南北戦争に出兵で留守、この物語全体に登場も少ない、影が薄い。
    娘のところも何故かパパの影が薄い、一般的に父親ってそう(笑

    それでなくてもこの節、シングルマザーが多いような話題になっている。
    そしてそういう家庭は貧しい生活が常、シングルでなくても貧しくなる世相だ。

    父親が知人のために借金を背負って、裕福だったこのマーチ家も貧乏という設定。
    本当は作者オルコットの父親が高邁な学識者、世渡りに失敗したからなのだが。

    とにかく物質的窮乏「貧」は不幸ではない、といっても無いものは困る。
    母親、16、15歳の姉妹は働く。幼い姉妹は家の仕事。

    クリスマスのシーンから始まるこの物語「お金があれば幸せなのに」
    と嘆くこと、うらやむこと、どうしてそれを収めて前向きに行くかを、
    ユーモアを込めて、姉妹の個性を描き分けながら、生きるすべを会得していく
    という、まじめな、まじめなものである。

    ジョーという次女が主人公で作者なのだが、性格激しくきっぷがいい、
    自分が一家を背負うのだと、空想家で八方破れの暴れん坊、
    読書好きの常、作家で身を立てんと奮闘する様は、
    本好きをとらえて離さないストーリーでもある。

    すなわち、子供の頃はわがまま、唯我独尊であっても
    大人とは独立独歩、自己責任において人生を過ごすものだという
    教訓を表立って言わなくても、少女小説のような雰囲気のうちに描いていく
    その柔らかな絵巻物語にて、表されている。

    だから日本でいう幕末のころ、アメリカでは南北戦争が終わったころ、
    1868年に書かれたものが150年経ても、今だに読まれているわけである。

    しかしながら、わたしはもう読まなくてもいいような(笑
    本当は娘たちが読めばいいんだけどね。

  • 子供の頃読むのとはまた違った味わい。だけどやっぱりなんか良いなぁ。自分が大人になったからお父さんやお母さん、叔母さんの気持ちも想像できる。映画も見たくなった。

  • 好きなの!四人姉妹とローリーの子供時代が好き!
    時代設定も、可愛らしい出来事もとっても素敵で癒される。

  • アメリカ南北戦争時代の四姉妹の成長物語。アニメや映画では快活なジョーが一番好きだったけど、小説では皆それぞれが個性的で味があり魅力的だ。続編も読みたい。

  • ちっちゃい時から小公女・赤毛のアン・やかまし村の子どもたちに並んで、何回も何回も読んできた憧れの存在。(特にベス)
    映画化されて観に行くのが楽しみ

  • 小さい頃に絵本で読んだ「若草物語」。
    当たり前だけど、絵本よりも長い。
    こんなストーリーだったけ?と思うところやこんな登場人物いたっけ?と思うところもあったけど、きちんと読めてよかったです。
    私はベス派。

  • 赤毛のアンや、大草原の小さな家と比べると、人間関係が主のように思える。自然の恵みや脅威的なものはないけれど、虚栄心の話や、命に関わる病気のそれぞれ姉妹の後悔する心情など身近で、彼女たちの行方を応援したくなるような気持ちになった。
    次巻のあらすじでネタバレを知ってしまい、悲しくて続きは手を出しにくい。

  • なんだかおとぎ話みたいだ、と私は思ってしまったけど、当時のアメリカの女の子たちにとっては等身大で身近に感じられる物語だったんだろうな。
    活発なジョーが四姉妹の中で一番好き。彼女がお父さんのために髪を切るところは感動した。そのあと隠れて泣くところも。お転婆だけどしっかり女の子らしさもあって、ひときわ輝いている。第十六章の手紙の中に書かれたジョーの詩「シャボン泡から生まれた歌」が最高。青空の下で歌いながら選択している姿が目に浮かぶ。
    他の姉妹たちも個性があってそれぞれかわいいけど、なんといってもお母さまが立派だと思う。子どもたちのお手本としてふるまうって大変なことだ。

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