第四若草物語 (角川文庫)

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本棚登録 : 106
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042141204

作品紹介・あらすじ

前作から10年。プラムフィールドは大学に、子供たちは個性的な紳士淑女となり、プラムフィールドから巣立っていった――。四姉妹から始まった壮大なマーチ家の物語が、ついに迎える終幕。

感想・レビュー・書評

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  • 外国の小説に慣れてる私でも、第4は登場人物が多くて、前に戻って確認したりした。
    このシリーズは堅苦しさや説教臭さはあるけれど、これだけ多くの登場人物のキャラ設定、一つ一つの章に起伏があってドラマがあって、この作者のストーリーテラーとしての才能が秀逸だと思う。特に第3以降の子ども達が、とても魅力的で楽しませてもらった。

  • ジョーとベア先生の学校が舞台となっている本作。
    特に印象的なのは、うそをついたナットにベア先生が罰を与えるシーン。先生は、ものさしを持ってナットの前に現れる。ナットは自分が打たれてしまうのではないかと怯えるが、先生はなんとナットにそれを渡し、罰として先生を打つように命じる。ナットはそんなことはできないと言うが、結局打つことになる。このエピソードは、先生の愛を感じるものだった。最近、体罰をやめるべきだという意見が見られるが、このベア先生の教育方法は画期的だと感じた。もちろん、この罰は、ナットがベア先生のことが大好きで、尊敬しているからこそ成り立つものである。
    また、この本の中では、メグの夫であるジョン・ブルックが亡くなる。1巻目の最後にカップルとなり、幸せな結婚生活を送っていた2人が引き裂かれてしまう。しかし、彼が亡くなってもメグは弱弱しくならない。3人の子を持つ母親としての強さだと思った。
    若草物語は明るい調子の場面が多いが、身近な人物の死もしっかりと描かれている。2巻ではメグ、ジョー、エイミーの姉妹であるベスが亡くなり、3巻ではブルック先生が亡くなり、4巻の初めにはジョーたちの母親が亡くなったことが書かれている。このように死が描かれているものの、物語が暗くならない理由は、至る所に愛が描かれているためであると思う。ジョー、ローリーの祖父のベスへの愛、ベスから家族、知り合いへの愛、メグとジョン・ブルックの愛は、表面的に書かれているのではなく、ひとつひとつがエピソードとしてしっかりと描かれていた(1巻から3巻まで)。
    この3巻では、ジョーやベア先生の子供たちへの愛が描かれている。
    この本の魅力はそれだけではない。
    子供たちの寄宿学校生活を楽しく描いているところも魅力だ。学校につどった子供たちの性格はさまざまである。ひとりひとりの長所・短所が描かれているが、根底はいい子である。ジョーやベア先生、こどもたち同士がお互いをしっかりと見て、尊敬していることがとても伝わってくる。中学時代にこの本を読んだとき、わたしもこの、プラムフィールドの学校に通いたいと思ったものだ。

  • 読書日:2017年1月10日-16日
    Original title:Jo's Boys.
    Author:Louisa May Alcott.

    次はベア夫妻の息子や彼等の従妹達が中心に成長して行きます。
    成人したナットやダン達も勿論登場します。

    天真爛漫なテッドが一番成長したのではないかと、
    ライオンと子羊の章で感じました。
    それからダンが……。
    彼の不幸や妖精と愛してきた女の子への報われない思いを秘め去っていった姿と最期は本当に悲しいです。
    前巻から彼に好感を持っていただけに残念でなりません。

    しかし成人した子供達はナットとデイジー、ジョンとアリス等々、結婚、婚約と次々と幸せになり、次は彼等の子供達の話が読みたいと感じ入ります。

    四姉妹のその後がこの様に奥深く描かれていて、読んで良かったと思いました。

  • (メモ:中等部2年のときに読了。)

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