ハックルベリ・フィンの冒険―トウェイン完訳コレクション (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 294
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042142065

作品紹介・あらすじ

自由と開放の地を求め、相棒の黒人ジムとミシシッピ川を下る筏の旅に出るハックルベリ。様々な人種や身分の人々との触れ合いを通して、人間として本当に大切なもの、かけがえのない真実を見出してゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 社会、宗教、慣習といった強い(強く見える)ものに追従、盲信する人の愚かさを容赦なく描いているので、ハックがそれらに背を向ける決意をする場面がより心を揺さぶり、思わず涙した。
    個人的にショックだったのは、私刑を受ける詐欺師達に対して自らも被害者でもあるハックが憐れみを覚えるところ。
    私は当事者どころか同じ世界の住人ですらないのに、彼らが悪人だということを言い訳にして、とっちめられる姿を無意識に楽しみにしていたことに気づかされた…。
    スカッとなんちゃらを喜んで見たりしないと日頃思っているだけにショック。
    でもこれは消し去れる欲望ではないのだろうから、こうしてせめて自覚させてくれて良かった。
    ところで、最後にこれ全部ハックが書いたという設定になっていたことに驚いた。
    いや無理でしょ!ハック、幾つになってもこんな文章書けないでしょ!
    その他にも、ハックの間違いに作者の風刺の意図があまりに透けて見えて、本の外に引き戻されるところがしばしば。
    訳も時折、ちょっとやり過ぎでは…というところあり。

  • マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒険」

    児童小説の体裁をとった大傑作。
    良心の呵責、神の認識、恐怖、謝罪、祈り、葛藤。
    そしてこの一文に震えなかったものを私は信用しない

    「All right, then, I'll go to hell
     よし、それなら、俺は地獄に行こう」

  • 黒人差別というものは実際見たわけでもなく、全くわからないものだったが、当時の南部の雰囲気と共にその扱いがわかる。いかにハックが必死であるかも…

  • ハックルベリ・フィンは口がうまい。生き抜く力はトム・ソーヤにも勝るほどピカイチだと思った。

  • 冒険の話。トムソーヤの冒険を読んでから読んだ方が刺さったかも。

  • さらっと読んだだけでもとっても面白いけど、じっくり読み直すともっと面白いんだろうな。個人的には第31章、ハックが自分の中の「道徳」心と闘いながら、売り払われたジムを助け出そうと決意するくだり、「よし、それなら、オレは地獄に行こう。」… 震えた。本当に読むべき小説。

  • ハックが筏に乗って黒人奴隷と旅する物語。

  • これはカテゴリー選びにちょっと迷った。初めはあまり乗らなかったけど、伯爵と王が出てきたあたりからどんどん面白くなった。本当は原作から読むべきだったんだけど、ちょっとフライング。原作をちょっと見てみると、以外と英語のほうがテンポに乗れそうな感じ。読了して感じたのは、詳細は省くけれど、やはりこれは亀井俊一氏が述べるようにアメリカ文学史上重要な作品だということ。

    アメリカ南部訛りや当時の黒人の話し方を日本語に訳し出すのは大変なことだと改めて感じた。

  • 一読では真価を問うことはできない

  • 前から読みたいと思っていた名作を読む。

    長かったけど面白かった。
    やんちゃ坊主の冒険譚。
    次々とテンポよく巻き起こる騒動とハックの機転のよさと古き良きアメリカとでもいうようなのどかさが読んでいて気持ちがいい。

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著者プロフィール

Mark Twain 1835年-1910年.
邦訳された自伝に、
時系列順に並べられている
『マーク・トウェイン自伝 〈上・下〉 ちくま文庫 』
(マーク トウェイン 著、勝浦吉雄 訳、筑摩書房、1989年)
や、トウェインの意図どおり、執筆順に配置され、
自伝のために書かれた全ての原稿が収録されている
『マーク・トウェイン 完全なる自伝 Volume 1〜3 』
(マーク トウェイン 著、
カリフォルニア大学マークトウェインプロジェクト 編、
和栗了・山本祐子 訳、[Vo.2]渡邊眞理子 訳、
[Vo.1]市川博彬、永原誠、浜本隆三 訳、
柏書房、2013年、2015年、2018年)などがある。



「2020年 『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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